技術を武器にする経営: 日本企業に必要なMOTとは何か

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532319250

作品紹介・あらすじ

ビジネスチャンスをつぶす「技術の神話」を退治し、イノベーションを実現するための戦略・組織運営・技術者の活かし方を解明する生きた技術経営論。

感想・レビュー・書評

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  • 「筋の良い技術を育て、市場への出口を作り、社会を動かす。」
    筋の良いってところが肝ですね。
    ただ筋の良い技術だけがあっても、収益モデルが無いとビジネスにならないですが。

  • ”タイトルにひかれて手に取り、東京理科大MOTという言葉に反応して即購入。
    活かしていきたいな。

    <キーフレーズ>

    <きっかけ>
     書店での出会い。テーマはもちろんだが、別ルートで宮永さんのお話を聴いていたご縁を感じて…。”

  • ビジネス

  • 『そんな技術の神話を超えるためには、技術の持つ意味、技術がもたらす価値を素朴に考えることである。神話でなく現実を見る素朴な観察眼を持ち、技術者のプライドではなく顧客が望むものをきちんと考えることである。その素朴な第一歩が、思考停止から抜け出す道の始まりである。

    技術は、顧客の望むものを提供するための手段である。その平明な事実に立ち返り、技術を武器としてイノベーションを興すための経営のあり方を考える。それが、本書で解説しようとする技術経営(MOT)の最も簡単な定義である。』

    魔の川を渡り、死の谷を越え、ダーウィンの海を航海する長い旅を詳しく分かりやすく説明する良書。
    ミニケースも内容とリンクしていてためになる。「技術」と「経営」についてよく考えられた論考。

  • 技術を武器にするための『技術』がある。
    そういう内容の本。
    当たり前のことかもしれないけど、当たり前を当たり前にできたら、尋常ではない。

  • ビジネスチャンスをつぶす「技術の神話」を退治し、イノベーションを実現するための戦略・組織運営・技術者の活かし方を解明する生きた技術経営論。

  • MOTについて分かりやすく解説しているが、イノベーションをどう起こすか?というところはやはりコントロールできないようだ。ただ、本当のイノベーションが事業の成功に絶対必要な条件ではなく、技術の目利きが大事というのは一理あると思う。いいコンセプトを創造できるように視野を広く持ちたい。

  • 理に偏りすぎず、情にも通じた技術者たるべき。専門の域に留まらず、少し離れて客観的に見るべき。上位概念の構想を時間軸や規模を変えた視点で行うべき。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:336.17//I88

  • 技術経営(MOT)についての本。技術だけではダメなんだろうなということは分かった。
    この本を読んで初めて知ったのだけど、液晶やプラズマテレビよりブラウン管のほうが画質はいいらしい。これには驚き。プラズマと液晶ではプラズマのほうが高画質らしいけど、結局、液晶のほうが普及してるし、そんなに画質って求められてるわけではないのかも(最近は4Kとか言われてるけど)。
    プリウスの開発スケジュールがひどい。無茶な機能の要求をされたうえに、二年前倒しでの発売になったんだとか。よくそんなのでここまで人気の車種になれたなぁ。
    それと、ピジョンという会社の仲田祐一さんがある意味すごい。理想的な哺乳瓶を作るために何百人のおっぱいを吸ってきたんだとか。正直、うらやましい。
    ところで、この本で気になったのが全編にわたって、『難しい』が『むつかしい』と書かれていたこと。あまり聞き慣れないのだけど、著者二人は普段使ってるのだろうか。

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著者プロフィール

国際大学学長、一橋大学名誉教授
1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了・PhD。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。この間スタンフォード大学客員准教授等を務め、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を経て2017年9月より現職。

「2019年 『激動の平成 日経 平成三部作』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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