競争しない競争戦略: 消耗戦から脱する3つの選択
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2015年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532319946
作品紹介・あらすじ
棲み分けるか、共生するか。50社以上の成功例で実践的に解説。
感想・レビュー・書評
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分かっている気でいるニッチや差別化戦略をきちんと学ぶことが出来る本。
この本を読んでから色んな企業の方針を見ると理論を間違えて使っている企業が多いことに気付く。
戦略の不一致は組織と企業に悲惨な結果を及ぼすだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
他社と競争しないための戦略3つについてまとめた本。ニッチ戦略、不協和戦略、協調戦略があり、概論は抽象的でなかなか理解しずらいが、その後に具体的な企業をいくつか挙げて補足説明しており、分かりやすくなっている。今後のビジネスの方向性を決める上で参考にしたい内容であった。
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ニッチ戦略を分類し、多数の事例紹介があるためとても参考になりました。
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はじめの理論説明がやや重い。中盤の事例紹介は1件がコンパクトにまとめられており、読み進めやすかった。
競争を避けるニッチ戦略にも多様な類型がある。
1.5週間で読み切らずに一旦返却。 -
◎要約
⚪︎競争するメリット・デメリット
《メリット》
・企業の能力向上
・市場の成長
・組織の活性化
・ニーズの多様化への対応
・価格の低下
《デメリット》
・顧客志向から競争志向に
・必要以上の価格の下落
・組織の疲弊
⚪︎競争しない3つの戦略
①ニッチ戦略
リーダー企業に同質化されないように、技術を常に磨きつつ、かつ参入しないように市場規模をコントロールしながら成長する。
②不協和戦略
リーダーの強みを弱みに転化させる要因を探し出し、先手を打って仕掛けていく。
③協調戦略
相手企業のバリューチェーンの中に入り込んだり、自社のバリューチェーンの機能や製品を取り組むなど、他社に積極的に働きかけていく。 -
他社、特にリーダー企業とどう競争せずに、自社の成長を果たすか?
「ニッチ戦略」「不協和戦略」「協調戦略」、それぞれに関して、
非常に多くの企業の実例を挙げながら、実証する1冊。
良くも悪くもビジネススクール教授の書いた本に感じる。
もう少し例を少なくし、個々の事例を厚めにした方が個人的には良かった。
但し、考え方は極めて体系立てて書かれており、理解しやすい内容。 -
素直に事例が面白いと。
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ニッチにもいろいろあり、取れる戦略がある。