トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」

  • 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532320324

作品紹介・あらすじ

なぜいまお金に働いてもらう必要があるのか?「国の借金」は1057兆円!!!「マイナンバー制度」であなたの収入は丸裸!?未来に備えるために今すぐ始めるべきことを緊急提案!

感想・レビュー・書評

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  • しばらく日本にはデフレ経済が蔓延していたので、お金を運用するよりも、現金預金で持っている方が一番良い方法だという時代が長く続きました。今後もインフレが起きずにデフレが続くとしたらこの方針に変わりは無いと思いますが、消費税増税は決定して実行される予定なので、今後はインフレ経済になるかもしれません。

    そのようになる経済への準備として、ロバートキヨサキの本をもう一度読み返そうかなと思っていたところに、同じようなコンセプトで書かれたこの本に出会いました。

    この本の主張は、自分が働いてお金を稼ぐ以外にも、自分が選んだ資産にも年中無休で働いてもらった方が良い、というものです。ロバートキヨサキ氏の本の中で、私が印象に残っている「クアドラント」という本で推奨している、ビジネスオーナーになりましょう、という事を、この本でも推奨しています。

    インフレ時代に突入する前にはこの本に書いてあることを理解して実行に移したいものですね。

    以下は気になったポイントです。

    ・2016年1月からは、マイナンバー制度によって社会保険と税金の分野で統一番号が使用開始されるので、省庁間での連携が順次行われる(p23)

    ・年金制度成立は1961年、その頃は年金受給者を若い世代11人で支える計算、それが現在は2-3人で一人、2030年には一人で一人となる。さらに1961年には5年間であったが今では10年、2030年には20年間となる(p43)

    ・今までにない革新的なものが世に登場してきたときには一定の時間がかかる。その目安は普及率が10%を超えた時(p49)

    ・仮想通貨の勢いは、もう止めることができない。スマホのデータ送信でお金の移動が成立している(p51)

    ・現金がなくてもモノが買えるのは仮想通貨とクレジットカードは同じだが、手数料が大きく異なる。仮想通貨は高々1%。2015年よりビットコインでの決済が可能になっている(p53、59)

    ・最強の節税が、会社を持つこと、個人の収入にかかっていた税金を、自分の会社の稼ぎに振りり替えること。自分の手取りのお金でモノを買うのではなく、自分の(つくった)会社に買ってもらう、これが最強の節税対策(p64、65)

    ・副業禁止の会社でも、代表として役員報酬を得ないのであれば、株主という話だけなのであれば咎められない(p67)

    ・年収1000万円以上という人は、納税者のトップ5%、その実力があれば、もうひとつ年収500万円以上の給料袋を手に入れられる(p79)

    ・立場上はビジネスオーナーであっても、そのビジネスでお金を生み出す際に、少しでも自分の時間を費やしているなら、ビジネスオーナーとは言えない(p89)

    ・これまで以上にお金に手を入れたいと思うのならば、お金を手に入れている人達、と接していかなければならない(p115)

    ・自分が過ごしたいのはこういうひとときなんだ、自分が身を置きたいのはこんな環境なんだ、こんな時間の使い方なんだ、という体験を得ることで、初めてモチベーションが沸き起こる(p120)

    ・日常から脱却してみる、つまり、普段は勤務時間とされている時間に、あえて自由に行動してみる、これが一番簡単なやり方(p121)

    ・この人のいうことをききたい、この人についていけばいいコトありそうだ、と思える人は常に「未来」を語っている人である(p123)

    ・お金のリスクや時間のリスクも伴うであろう世界を目指そうと思っている所で、にちっ需要の代表ともいえるような「家族」に相談するというのは方向としては間違っている(p134)

    ・一緒にいるべき人は、自分にないものを持っている人、自分の知らない価値観を持つ人、自分の知らない知識を持つ人、自分の知らない世界を見てきた人(p142)

    ・チャンスをモノにできる人とは、ソリューションのために、自分のスケジュールを何とか調整できる人(p148)

    ・気づかぬうちに目減りしているのは、「時間」、会社のために時間を使う、自由に使える時間がない、という発想は、もともと時間をマイナスしていくのが前提(p165)

    ・生きた情報となると、識者から直接聞く話に勝るものはない。具体的には、投資セミナーに参加すること(p179、180)

    ・成功者を目指す人にとって本当にリスキーなのは、多数派に入ってしまうこと(p188)

    ・本当にお金を増やしたいのならば、常識とされているもの=国が発信している情報や多数派の意見は、とにかく一度疑ってみるというクセをつけるべき(p190)

    ・投資においては、現実に起こっている事実、にこそ目を向けるべき。第一に、誰が話している情報か、次に、その利回りの源泉となるビジネスの仕組みは何か(p195)

    ・成功率よりもトータルの金額、メジャーのイチローが、打率でなく、ヒット数を追っているのと同じ(p197)

    ・常に今後の自分の人生を見据える「大局観」を持つということも、いきなり高額を手にした際に踊らされないための方法(p209)

    ・モノの価値は常に下がる、だからこそ儲かったらさらに投資を続けなければならない。未来のあなたを創るのは、今のあなたである(p221)

    ・真似をする相手は、信用に足る知識と経験を持った人間、理解するよりも、まずは真似る、「一流の人は上手にパクる」(p222)

    2016年1月1日作成

  • ロバートキヨサキ「金持ち父さん」とか橘玲さんの「黄金の羽根」を簡単に読み砕いた様な内容の本。特に不動産所得がある場合は、法人化する事でいろんな物が経費として計上出来る、と言う部分に興味を惹かれた。投資初心者でも理解しやすくおすすめ。

  • 「会社を作れ、そのためにセミナに行け」ってかんじ。

  • 友達からのオススメ。
    分かりやすいし持っておきたいから自分でも購入。

  • 読む人の属性によって評価は分かれるであろう。おおよそ、日経を毎日読んでるような人であれば、第1章に書いている国の借金や国債発行の状況については、当然知っているハズである。

    本書はその状況を前提として、国から金を巻き上げられているあなたたちは騙されている、一生働きながら国に金を巻き上げるのか、それとも投資家や実業家になって自分や働かずに人や金に働いてもらうか?というロバートキヨサキ等によって説かれている生き方を展開している。

    初めて目にした人にとっては、え、そうなの?それはいかん、騙されてた。。。と覚醒し高評価をつけるかもしれないが、言うは易しで、結果的に大多数の人たちが労働者として給与生活をしているのは、それが出来ないからだ。ある意味、宗教であり無知で能力も不十分な一般の大衆を扇動する類の本。結局儲かるのは著者。

  • サラリーマンから起業した著者2人がこれからの日本においての「お金」の真実について書いた一冊。

    本書では日本の社会や財政のこれからについての解説を踏まえて借金返済のための税徴収や老後の不安などを払拭するために会社設立と投資の重要性が訴えられており、説得力があって勉強になりました。
    ブームになった仮想通貨についても2015年の出版時から注目されている点も先見の明があると感じました。

    ベストセラー書の金持ち父さんのキャッシュクワドラントをもとに収入について解説されているところでハイブリッドクワドラントという発想は興味深いものでした。

    今の状態より上のレベルに行こうと思えば、付き合いを変えることや人と違う方向へ進むことや信じた人は盲信することや常識を疑うなど成功した著者2人からの言葉は刺激的でしたが、心に響くものとして印象に残りました。

    日本の現状にどこが疑いを持ちながらも実態がわからないなかで本書を読むことによってぼやけていたところがクリアになりました。
    マネーリテラシーを高め常識を疑って、お金に働いてもらうという意識を持つことが終身雇用制度の終焉に近づいている日本のこれからにおいて大事なことであると感じました。

  • 「投資で稼いでいるから辞めてもいいや」と言える基準はどこか。
    それはとてもシンプルで
    「投資などによる不労所得が、
    現在の労働所得を上回ったとき」
    その一歩前の目標として
    「サラリーマンを趣味にできる」のは
    「生活する上での必要最低限のコストを不労所得で確保できたとき」

    何度失敗しても儲かればいい。
    数撃てば当たる。
    腕利きのナンパ師や、優秀なスカウトマンも口を揃えて言うのは、何人に声を掛けられるか
    とにかく打席に立ってバットを振り続ける
    これが結果を生み出すための必須の条件。

    いま、日本国は海外の銀行を必死に追い出している。それは国債を買わないから。
    日本の銀行を離れ、海外の銀行をメインバンクとする。

    投資は宝くじとは違う。
    お金を得ることはラッキーではなく
    計画の結果として冷静に受け止め、
    淡々と次の投資に考えを巡らせる。

    大金を得ることは人生の破綻と表裏一体。
    自分のこれからの人生、どれだけ必要経費がかかるのか?どれだけの税金を持っていかれるのか?どれだけの収入が見込めるのか?を、正しく認識し、投資によるリターンをしっかり計算する。

  • この本にはまず、日本人が気付いていない、または日本人が見て見ぬフリをしている国の借金の現状について書かれていました。そして、そこから来る現代人への多額の税金、これから来る増税の未来。
    それらから自分のお金を守る為にすべき事などが明確に書かれていました。会社を作って節税対策、お金を働かせてお金を増やす事、セミナーやコミュニティに入り正しい情報を得る事。
    日本という税金大国で生き抜く為にも、別の給料袋を作る事、節税対策、投資、情報を見極める力をこれから勉強して身に付けていきたいと思えた一冊でした。

  • 日本が置かれている危うい現状。

    そして、サラリーマンとして働いていては国に搾取されてしまう。

    そんな日本で生きていくのに必要な力が学べる。

    副業→複業
    人に会う

  • 時間が有限である中、サラリーマンとして働いても給料から国に3〜4割の税金が持っていかれる。そのため働いている時間にお金に働いてもらう投資が重要だとわかった。投資の世界では、
    ・一発逆転はタブー、分散投資でリスク回避
    ・勝負する時は勝負する「勇気」が大事
    ・活字情報は鮮度が落ちた物であり、投資の第一歩は良いコミュニティへの所属
    ・海外をメインバンクにする

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著者プロフィール

俣野 成敏(マタノ ナルトシ)

リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14 億円の企業に育てる。33 歳で東証一部上場グループ約130 社の現役最年少の役員に抜擢され、40 歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012 年独立。フランチャイズオーナーや投資家として活動。サラリーマン時代に副業で出版した『プロフェッショナルサラリーマン』でビジネス書作家デビュー。「仕事術」「お金」「コンディション」「副業」などテーマは多岐にわたり、異分野で10万部超えを3度達成。著書累計は49万部。これからは、サラリーマンでも副業やお金の知識向上が不可欠と実感し、啓蒙に尽力している。ビジネス誌やweb メディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を6 年連続受賞。

「2022年 『知らないと損をする税金の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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