「言葉にできる」は武器になる。

著者 :
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 1883
レビュー : 169
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532320751

作品紹介・あらすじ

◆人を動かすために「心地いい言葉」はいらない!
自分の思いをどうやって「言葉」にして「伝える」か?
人の心を動かす「表現」には秘密があるのか?
「うまく自分の言葉で話せない」「人の心に刺さる表現力を身につけたい」――志や思い、自分のなかにあるビジョンを言語化するために何をすればよいのか?
そんな悩みを抱えている全ての人に、いま注目のコピーライターが独自の手法をわかりやすく開示する、人の心を動かす言葉の法則。
人は、その言葉の中に自分の思いを発見したときに心を動かされるのであり、技巧を凝らした表現などいらないのだ! 自身が手がけた広告コピー、古今東西の有名事例を、「メッセージとしての明確性」「そこにいかに自分を投影するか」「伝えたい想いをいかに生み出すか」という視点から分解、「意志を言葉に込める技術」を解説する。

◆トップコピーライターが伝授する言葉と思考の強化書、遂に完成! 「人に伝える・動かす」は、多くの人が様々な場面で直面し、悩むテーマ。
いかに言葉を磨き上げるか? 誰にでもできる方法論を具体的に解説する本書は、ビジネスコミュニケーションや企画のプレゼンなどの仕事シーンはもちろん、私生活でのアピール、さらには就職・転職活動にも役立つ考え方が満載の一冊。
著者は、缶コーヒージョージア「世界は誰かの仕事でできている。」「この国を、支える人を支えたい。」、リクルートのタウンワーク「その経験は味方だ。」「バイトするならタウンワーク。」、「東北六魂祭」などを手がけ、2016年4月期のTBS『日曜劇場99.9』でコミュニケーション・ディレクターを務めるなど、ますます注目度アップのコピーライターである。

感想・レビュー・書評

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  • 常々、説明するのってむつかしーとか、
    感想を言うのが苦手だーとか、
    思ってきたけれど…

    「理解していなければ、言葉にできない」

    という一文を読んで、とても恥ずかしかった。

    わたしは今まで分かったつもりになっていただけでなにも理解していなかったのか…と。

    本書は、スピーチやプレゼンなんかのスキルアップというよりも、どちらかというと自己啓発な雰囲気。

    具体的な考えの深め方とか紹介されているけれど、たぶんわたしは実践しないと思う。

  • 電通にてコピーライターとして活躍し、ジョージアやタウンワークなどで社会に刺さるキャッチコピーを生み出した著者が気持ちを言葉にするプロセスを提唱した一冊。

    本書では「内なる言葉」と「外に向かう言葉」に分けて解説されていて、表現のテクニックではなく自分の気持ちを書き出して思考を深めてから言葉を変換するということが書かれており自分の言葉が伝わらないというもどかしさの理由も分かり、勉強になりました。
    ところどころにある図解や標語で述べられていることが整理でき理解も捗りました。

    「なぜ」「それで?」「本当に」といった問いかけや複眼思考や時間を置いたセレンディピティといったことで自分の心と向き合い、思考を深化させていく手法は自分の言葉に自信を持たせてくれると感じ、比喩などの5つの表現技法と一歩先として紹介されている7つの手法は著者のキャッチーな言葉を生み出すための「内なる言葉」の力を増す秘訣であると感じました。
    偉人たちの名言や例文をもとに解説されていて勉強になりましたが、そのなかでも修飾語ではなく、動詞を変化させるところは非常に印象に残りました。

    本書を読んで、学んだことを活かして思考を深めるために「内なる言葉」に意識を向け、人を動かす言葉を発信していきたいと感じました。

  • 【本当に知っているかどうか】
    別の本でも述べられていたのですが、ある議題について説明するとき10知っている状態で10全部を説明することはむずかしい。しかし、これが1000知っていてそのうちの10だけ説明する場合はできる。ということが書かれていました。
    この本でもそれが述べられています。
    知らないから言葉にできないのは事実です。本当に理解していないと説明できないのです。
    また、本当に知っている人の話はどんな小さな声でも、どんなにこもるような声で聞こえづらくても、その人の話に耳を傾け一生懸命聴こうとします。

    世界的に有名なあるトレーダーがいました、そのトレーダーは英語がうまく話せません。しかし、まわりの人はその片言の英語には全く文句を言うわけでもなく、一生懸命聴き取ろうとします。

    言い回し、発声などは最重要項目ではなく、いかにそのことについて誰よりもくわしく、誰よりもそれについて考えているということが一番重要となります。
    10の知識ではなく、その100倍の1000の知識があれば1時間ぐらいはなんの準備もせず、平気で話し続けることができるのです。

  • 2017.4.8
    実に分かりやすく、今の自分に必要な内容だと思った。言葉にできないもどかしさを最近よく感じていたけれど、実際には言葉にするだけの思考ができてないというのにはかなり納得。忙しさや時間のなさを嘆くのは結局は言い訳、自分時間をきちんと確保して自分との対話を大事にしようと思う。

  • プロのコピーライターが出した、言葉に対する答え。それは、普段のコミュニケーションで用いる「外に向かう言葉」ではなく、自分の頭のなかに浮かぶ「内なる言葉」に向き合うこと。深く納得し、感銘を受けた。他の言葉本とは一線を画す名著。

  • コピーライトという仕事をしている方なので言葉には、ただならぬ想いを込め、時間を投じてこられたことがうかがえる。
    本書の「おわりに」でこの本を書くことになったきっかけが紹介されている。
    〜〜「(多くの若い仲間たちは)若いからといって考えが浅いことなく、むしろ地に足の着いた思慮深さを感じる。その一方で、考えていることを言葉にすることができず、歯がゆさを感じている様子が見て取れる」
    「こうした姿を目にする度に、自分のなかにある思いを言葉にする方法を体系化する必要があると強く思うようになっていった」〜〜とある。

    この若者たちの状況に対して、本文のなかでは「内なる言葉を探せ」、「言葉は表面的な技巧ではない」と言いながらも、本書の半分以上はその技巧的(表面的な繕い)に終始していたようにも思えた。
    前半部分での「内なる言葉」の必要性やそれを探求する姿勢への誘いの部分は、なかなか
    納得のいく内容だったが、やはり限界は著者が生業とするコピーライトの世界で探る『言葉』の広さと深さの領域にある。更にはうえにもあげた「おわりに」で書いている対象読者の支持を意識せざるおえなかったところにもあるのかもしれない。
    もし、梅田さん(1979年生まれ)が『内なる言葉』の重要性とその欠落をこの現代社会に感じているのであれば、当然『内なる言葉』の土壌たる、経験や体験の欠如に少し踏み込んだところからの助言が欲しかった。
    濃厚な『経験』を伴わない『内なる言葉』にはやはり力はない。繕いの言葉(テクニックに走った言葉)に力が無いのと同様に。

    時々紹介されている偉人たちの言葉に力を感じるのはやはり彼らの苦悩という濃厚な経験を超えた時に出た『内なる言葉』だからなのだ。私には発せられない。もし、ここに素晴らしい格言があってそこに括弧して一般人の名前が書かれていたら、ネタにしかならないことだろう。

    批判のような内容になってしまいましたが、楽しく読ませていただきました。
    前半部分は、文章こそ軽やかでしたが、実感を伴わないとなかなかついてきてくれない読者を引っ張っていくのに苦心している様子が伺えました。
    『頭の中にモヤモヤと浮かんだものをカタチにして外に出す』という行為は私も知らず知らずやっていたことだったのですが、こうやって具体的に他者の表現を聞くとよりそのカタチが鮮明にさせられた。
    その他、梅田さんが紹介していること、実践していることが、具体的手法は違うけれど自分も習慣化していることが多数あったのは、自分が極めていることの確からしさを高めてくれた。
    (『今日の勝利で、自信が確信に変わった』(松坂大輔)1999年)

    今年のメディアでやたらと作られた「松坂世代物語」にのった訳ではないが、ちょっと本書に習って使ってみました)

  • 「内なる言葉」で思考を深め,「外に向かう言葉」に変換する。それが言葉にするということだとトップコピーライターの著者は言います。自分の中の思いや考えに意識を向け,言葉を生み出す源泉である『思考』を鍛えることの大切さを教えてくれる一冊です。

  • 内なる言葉、人が動く、言葉になるほど考えていない、自分会議。電通のコピーライターらしからぬ内省的な内容。自分会議は早速取り入れる。アウトプットはマインドマップだな。

  • 内なる言葉をどのようにして外に伝えるか、伝えるテクニックがあっても自分の中から出てこない言葉は相手には響かない。結局は内なる言葉を生み出せる教養が必要かと感じた。後半に記載されているテクニックも参考になるけど。

  • 内なる言葉の必要性はデザインという世界でも全く同じ。デザイナーで「物は言いよう」なんて言葉を発してはいけない。言葉で説明出来なければ考え抜いたアイデアじゃない。
    しかしその一方で言葉に出来ない感情というものも存在する。
    表現し尽くせる言葉を探究しつつも、表現し尽くせない感情を認知する。

    ただ、文章内で若干のまどろっこしさも感じた。ここまで書かなくても伝わる気がするなあ。

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著者プロフィール

コピーライター
1979年生まれ。直近の仕事に、ジョージア「世界は誰かの仕事でできている。」のコピーライティングや、TBSテレビ「日曜劇場」のコミュニケーション・ディレクターなどがある。CM総合研究所が選ぶコピーライターランキングトップ10に2014年以降4年連続で選出される他、国内外30以上の賞を受ける。著書に『「言葉にできる」は武器になる。』『企画者は3度たくらむ』『捨て猫に拾われた男』(日本経済新聞出版社)など。横浜市立大学客員研究員、多摩美術大学非常勤講師。

「2018年 『気持ちを「言葉にできる」魔法のノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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