儲かる一言損する一言: 値決めの心理作戦

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.38
  • (2)
  • (5)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 98
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532321345

作品紹介・あらすじ

「30%オフ」 vs 「1個買えば1個タダ」
「サラダおかわり自由」 vs 「大盛り無料」
「10%引き」 vs 「100円均一」
お客に「刺さる」のはどっち? そしてより「儲かる」のはどちら??

「デフレ脱却」のかけ声もどこへやら、世間は再び安売り競争に舞い戻ってきた感があります。
しかし、安易な安売りやお客の関心を引かない過剰サービスは、
確実に会社と現場の活力と時間、そしてお金を削り取ります。

そんないまの時代に欠かせないのが、
限界利益や損益分岐点といった「儲けについての数字の知識」と
アンカリングや損失回避といった「心理学」の組み合わせなのです。

本書は、たった一言でお客の心理を変え、儲けるための方法を伝授します。
ゴールは売り上げ拡大ではなく、あくまで「利益」。
クールな論理と意表をついた「ビジネス奇襲」で、稼ぐための知識が身につきます!

登場するのはすべて実例。
リアル店舗でもネットショップでも、
わずか数秒のメッセージで買う・買わないの意思決定がなされるいまこそ、
見逃せないヒントが満載です!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ブドウをバカ売れさせたPOPは次のどちらでしょう?

    ・大粒で甘い
    ・タネなし

    このように、2択式の事例が36種紹介されていて、行動心理学に基づいて解説されています。ちょっとした言い方の違いで、反応が大きく変わる。頭のトレーニングにも役立つ本です。

  • 「一言」は行動経済学的視点によるもの。若干後付け感がなくもないけれど。

  • 一言の魔力について、具体例を挙げて説明している本。極めて読みやすいが、これは巻末から読んだ方がいいような気がする。行動経済学と会計を土台に、実際に売れた状況を分析している。土台の部分はとことん端折っており、やはり、とても読み進めやすいが、しれっと書いてある一文に、悩まされたりする。

  • 数字データは効率化やコスト削減の方法について教えてくれますが、「商売を魅力的にする方法」については教えてくれません。

    経営には、行動経済学と管理会計の両輪が必要だと教えてもらいました。

  • 顧客の意表を突く「たった一言」によって心を動かし
    ビジネスを成功に導いた事例を二択クイズ形式で36例紹介

    コンビニの値下げキャンペーンに効果的なのは
    「おにぎり10%引き」
    「おにぎり100円均一」

    テレビショッピングのメッセージは
    「オペレーターがお待ちしています」
    「話し中の場合はおかけ直しください」

    紳士服店で高いスーツを選んでもらうには
    「どんなお客さまがいらっしゃるのですか?」
    「どんなお仕事をしらいらっしゃるのですか?」

    著者は「笑いの取れる会計士」として多方面で活躍中

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1963年、三重県生まれ。作家、公認会計士。田中靖浩公認会計士事務所所長。早稲田大学卒業後、外資系コンサルティング会社などを経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー講師、執筆、連載を行う。著書に『会計の世界史』(日本経済新聞出版社)、共著に『お金にふりまわされず生きようぜ!レストランたてなおし大作戦』(岩崎書店)など多数。

「2022年 『会計と経営の七〇〇年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中靖浩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×