儲かる一言損する一言: 値決めの心理作戦
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2017年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532321345
作品紹介・あらすじ
「30%オフ」 vs 「1個買えば1個タダ」
「サラダおかわり自由」 vs 「大盛り無料」
「10%引き」 vs 「100円均一」
お客に「刺さる」のはどっち? そしてより「儲かる」のはどちら??
「デフレ脱却」のかけ声もどこへやら、世間は再び安売り競争に舞い戻ってきた感があります。
しかし、安易な安売りやお客の関心を引かない過剰サービスは、
確実に会社と現場の活力と時間、そしてお金を削り取ります。
そんないまの時代に欠かせないのが、
限界利益や損益分岐点といった「儲けについての数字の知識」と
アンカリングや損失回避といった「心理学」の組み合わせなのです。
本書は、たった一言でお客の心理を変え、儲けるための方法を伝授します。
ゴールは売り上げ拡大ではなく、あくまで「利益」。
クールな論理と意表をついた「ビジネス奇襲」で、稼ぐための知識が身につきます!
登場するのはすべて実例。
リアル店舗でもネットショップでも、
わずか数秒のメッセージで買う・買わないの意思決定がなされるいまこそ、
見逃せないヒントが満載です!
感想・レビュー・書評
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「一言」は行動経済学的視点によるもの。若干後付け感がなくもないけれど。
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一言の魔力について、具体例を挙げて説明している本。極めて読みやすいが、これは巻末から読んだ方がいいような気がする。行動経済学と会計を土台に、実際に売れた状況を分析している。土台の部分はとことん端折っており、やはり、とても読み進めやすいが、しれっと書いてある一文に、悩まされたりする。
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顧客の意表を突く「たった一言」によって心を動かし
ビジネスを成功に導いた事例を二択クイズ形式で36例紹介
コンビニの値下げキャンペーンに効果的なのは
「おにぎり10%引き」
「おにぎり100円均一」
テレビショッピングのメッセージは
「オペレーターがお待ちしています」
「話し中の場合はおかけ直しください」
紳士服店で高いスーツを選んでもらうには
「どんなお客さまがいらっしゃるのですか?」
「どんなお仕事をしらいらっしゃるのですか?」
著者は「笑いの取れる会計士」として多方面で活躍中