OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 528
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532321598

作品紹介・あらすじ

すべては、著者シェリル・サンドバーグが
休暇先で最愛の夫を亡くした瞬間から始まった――


生きていればだれだって苦難に遭遇する。
そういうとき、考えるべきは「次にどうするか」である。
完璧な人生なんてあり得ない。
だからみんな、なんらかのかたちの「オプションB」を選ばざるを得ない。
この本は、だれもがオプションBをとことん使い倒せるようにするための本である。
――「はじめに」より


「オプションB」とは、「次善の選択肢」のことだ。

だれであれ、「バラ色」だけの人生はあり得ない。
「最良の選択肢(オプションA)」ではなく、オプションBを選ばざるを得なくなったとき
その逆境からどう回復すればよいのか。

夫を失ったシェリルに、友人で著名心理学者のアダム・グラントが教えてくれたのは、
人生を打ち砕く経験から回復するための、具体的なステップがあるということだった。

回復する力(レジリエンス)の量は、あらかじめ決まっているのではない。
レジリエンスは、自分で鍛えることができるのだ。

人生の喪失や困難への向き合い方、逆境の乗り越え方を、
世界的ベストセラー『LEAN IN』著者と『GIVE & TAKE』著者が説く。

感想・レビュー・書評

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  • うーん、イマイチ。内容は悪くないんだけど、ダラダラと書き綴っているだけなので、読む気がうせてくる。これはページのデザイン的な問題で、太字などの強調箇所もなく、文字が詰まりすぎているのが一因かもしれない。また、あくまでも著者が個人的に体験したことや、著者の周りの人間に聞いた話を、実際の出来事を交えながら紹介しているだけなので、いまいちエビデンスや説得力に欠ける。なによりも、私自身が著者のような途方もない喪失感に直面した経験がなく、自分ごととして読めないことが原因かもしれない。

  • 1ページごとに涙…「リーンイン」を執筆し、女性のリーダーシップやワーキングマザーの印象が強い著者ですが、本著は、”最愛の夫の死”という経験と向き合った「逆境の乗り越え方」=レジリエンスに関する本。心理学者との共著で、様々な研究とともに、彼女のひたすらにプライベートな半径1メートルの世界、そして挫折や困難を実際に跳ね返した人たちの多くのエピソードで構成。圧倒的な自己開示力、親近感、エピソードを語る力量がすごすぎ。ブログはhttps://hana-87.jp/2019/04/11/options/

  • エッセイか自叙伝だと思って読んだらセルフ・ヘルプ本でした。
    序文がとっても感動的で、突然逝ってしまった夫をどんなに愛していたかがすごく伝わってきて、読んでいて胸が熱くなりました。思わず涙がこぼれそうになりましたが、その序文がこの本のすべてでした。あとはひたすら同じ話の繰り返し。

    「オプションB」っていうタイトル、うまいなーと思ってしまった。
    このキャッチ―なタイトルと、著者のネームバリューのおかげで、期待しすぎてしまったのだと思う。
    あのフェイスブックのシェリル・サンドバーグが、いかに不本意な道(オプションB)からキャリアを築いてきたのかが読めるのかなと思いきや、仕事関連のオプションB話は全くなく、序文の話が繰り返されるだけ。途中で飽きてしまい、こんな恵まれてる人のシングルマザーライフとか参考にならんわ、とひねくれたことを思ってしまった。

    序文だけでやめておけば良かったと思った本です。勝手に誤解した私が悪いんですけどね。

  • 最後の章、シェリルに新しい恋人がいる、というような話に、違和感(喜ぶ気持ちよりも、彼女を否定したい気持ち)を感じる自分に気づいた。

    それは、本に書かれているような、未亡人に対する暗黙の期待(未亡人はいつまでも夫を思って嘆いているべき)というよりも、私のあこがれである(くやしいほどにあこがれている)彼女の不幸をこそ喜びたい、ちょっと不幸な彼女でいてほしい、という私の深層心理なのだろう。

    考えを改め、心底幸せでいてほしいと思いますよ。

  • 邦訳を心待ちにしていたシェリル・サンドバーグの『OPTION B』を読んだ。
    『LEAN IN』が世界中の女性を勇気付け、FacebookのCCOとして脚光を浴びていた彼女に2015年に悲劇が訪れる。
    メキシコに旅行中、不慮の自己で夫・デイブ・ゴールドバーグが亡くなってしまうのだ。残された子供2人と、これからの人生をどう歩むべきか。
    「逆境」「レジリエンス(回復力)」「喜び」を主題に、「オプションB(次善の選択肢)」を探っていく。
    予期せぬ不幸に見舞われた人々の言葉と経験、心理学や社会学の知見と理論、なによりもシェリル自身が日々感じた想いから「オプションB」の形と可能性が明らかにされる。
    僕が上記で書いてきた「不定期に訪れる倦怠感」なぞ、この本で紹介される出来事に比べれば取るに足りないものである。それでも「幸せ」や「不幸せ」は相対的なものである。得られる教訓やフレームワークは積極的に学び、生かしていきたい。
    たとえば、本の冒頭で心理学者のマーティン・セリグマンの「3つのP」というフレームワークが紹介される。これは苦難からの立ち直りを阻害する三つの要因のことだ。
    自責化(「Personalization:自分が悪いのだと思うこと)、普遍化(「Pervasiveness:あるできごとが人生のすべての側面に影響すると思うこと)、永続化(Permanence:あるできごとの余波がいつまでも続くと思うこと)である。(『OPTION B』21頁より)
    倦怠感から脱するにあたりキーワードとなるのは、「俯瞰と相対化」だろう。
    全体最適ではなく個別最適に陥っていないか、点検する術として上記のフレームは参考になる。
    全体最適を駆動させるには、「自己効力感」、「前に進んでいる感覚」と言い換えてもいいかもしれない。それを自分が体感できる方法で、日常に組み込んでいく必要がある。人によっては毎日必ず読書をすること、仕事には関係のないプロジェクトを進めること、ランニングをすること、ジムでワークアウトすること、なんでもいい。その多くは習慣に紐付いている。
    習慣を見直す習慣を持つこと、自分の規範は自分で決めること、大きくても小さくても人に話してみること、まずはこの辺りから取り組んでみようと思います。

    https://note.mu/ryh/n/nb07a0e8a4288

  • ポエムが多い。
    セルフコンパッションの話
    optionBってワードはイマイチなんなのかわからなかった

  • リーンインの著者と、ギブ&テイクの著者による「レジリエンス」の本。大変なことに直面している人たちに接するとき、大変さを見ないふりしたりしてしまいがちで、それを自分でも美徳だと思っている節があった。でも自分に置き換えて見たら、やっぱり見ないふりって寂しいよなあと思う。この本を読んで、私は迷っていたメッセージ1つ送りました。
    リーンインを読んでちょっと感じていた違和感も、著者本人が「わかっていなかった」「間違っていた」と書いていて、この人は本を書きながら、COOを務めながら成長していってるんだなあと、いい意味で人間らしさを感じる。

  • 以前 lean in を読んで、なんて素敵な夫婦関係なんだろう!そして、デーブさんについても、なんて素敵な方なんだろう!と思っていました。デーブさんが2015年に亡くなられたということを知った時、私もとてもショックでした。

    こちらの本には、夫が亡くなってからどんな心の状態が訪れたか、どのようなオプションBが考えられるか、トラウマ前後に私たちには何ができるか、について非常に赤裸々にかかれています。多くの話しにくいことについても触れられており、以前lean inを読んだ際も感じましたが、シェリル・サンドバーグさんの勇気と思いやりを随所に感じます。

    この本を読んで「トラウマ前の成長」(大切な人を亡くすなどのトラウマを体験する前に、共感によって、できることややっておきたいことに気づき実践できるようになること)ができる人々が増えることや、何らかの形で救われる人が増えることを通して、
    デーブさんが亡くなった後にも、デーブさんの生きた意味をより大きくしていくことができると思っている、という著者の考え方も、視座高く、尊敬します。

  • 「配偶者の死」は、人生最大のストレスと言われている。その悲劇を経験した著者と彼女をサポートした心理学者による一冊。強くしなやかな心を作るための実感のこもったアドバイスだけでなく、困難に遭った人を支えるためのヒントが詰まっている。

  • 過去のトラウマから抜け出せない人、もしくはこれから起こるであろう心の傷の対処の仕方を学びたい人には必読書です。

    そうでない人も、読めば一瞬でも優しくなれる本です。

    またこの本を、経済的に恵まれた家族のある喪失物語として読んではいけません。

    どんなにリッチであろうが、心の傷は万人に平等だからです。

    もちろん、周りの環境や交友関係の違いから、彼女の体験が万人向けではないことは確かですが、それを考慮してもなお、他人には隠しておきたいようなプライベートな話をせざるを得ないにもかかわらずこうした本を書いた彼女の勇気と頭の良さに敬意を表します。

    そして今もなお、こうした悲しみに打ちひしがれている人たちのために社会活動を継続していることも含めて。

    本書で印象的なエピソードがありました。

    夫が亡くなって1年後、彼女の会社で大手クライアントを招いた夕食会の主催者としてふるまわなければならないのに、その前に参加した息子の音楽会で感じた寂寥感(自分の息子には父親がいない)が抜けず、涙が止まらなかったとき、息子が彼女に言った言葉。
    「そのまま行けばいいよ。泣いたっていいじゃない。僕らに何が起こったかみんな知っているんだから。ママ、みんなにも多分泣きたいことがあるはずだよ。だからそのままでいいんだよ」(P178)

    そう、何の慰めにもならないかもしれないけど、不幸を背負っているのは自分だけじゃないという現実に気づくだけでも自分だけが悲劇のヒロインだと思っていた心が軽くなるはずです。

    もう1点、我々も参考にできるルーティンがありました。

    夕食のテーブルで、その日のベストとワーストの瞬間をひとりづつ順に発表するという儀式です。(P35)

    その後、「感謝できること」も付け加えたようですが、家族が今何を思っているのか、何を悩んでいるのか、どういうことに興味があるのかなど把握できるチャンスですが、忙しければ週1でもやることに意義がありそうです。

    転ばぬ先の杖、家族のことをいつも気にかけていることを知らせることで、一人で問題を抱え込まず疎外感から解放される、それは子供の為だけの問題ではなく、夕食会のエピソードのような親が子供から勇気をもらえることだって可能です。

    読む人によって、こうした様々な気づきが発見できる良書です。

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著者プロフィール

フェイスブックCOO リーン・イン基金理事長
フェイスブックに加わる前は、グーグルでグローバル・オンライン・セールスおよびオペレーション担当副社長、財務省首席補佐官を歴任。マッキンゼーでコンサルタント、世界銀行で調査アシスタントとして働いた経験もある。ハーバード大学にて経済学の学位、ハーバード・ビジネススクールにて経営学修士(MBA)を取得。

「2018年 『LEAN IN(リーン・イン)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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