天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 2540
レビュー : 241
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532322533

作品紹介・あらすじ

あなたは凡人? 秀才? それとも天才?
公開瞬く間に30万pvを超えた人気ブログ
「凡人が、天才を殺すことがある理由。」が、
物語となって書籍化!

◎世の中には「天才」と「秀才」と「凡人」がいる。三者の間にはコミュニケーションの断絶がある。凡人は天才を理解できず、排斥する。秀才は天才に憧憬と嫉妬心を持つが、天才は秀才にそもそも関心がない。秀才は凡人を見下し、凡人は秀才を天才と勘違いしている。――18年3月16日にネットに配信された「凡人が、天才を殺すことがある理由。――どう社会から「天才」を守るか」と題されたコラムがバズ(BUZZ)った。

◎ビジネスコラムとしては、異例の30万PV、フェイスブックのシェアは2万4000に達した。またビジネス向けネットメディアであるNewsPicksに転載されると、その反響(コメント)は2200に及んだ。
さらに、このコラムの反響を取り上げた2回目のコラム「天才を殺すのは、実は「秀才」ではないのか?等への回答10選」も、フェイスブックのシェアだけで5000を超え、「天才・秀才・凡人」を巡るネット上の議論はなお続いている。

◎本書はこのコラムをストーリーにし、書籍化する。

◎「天才、秀才、凡人の評価軸の違い」「経営におけるアートとサイエンス」「イノベーションと飽き」「それぞれの人の中にいる天才、秀才、凡人」などの議論を展開していく。

感想・レビュー・書評

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  • キーワードは共感性、論理性、創造性、カラーバス効果

    1.共感
    人の感情やその場の空気を読む素晴らしい
    一方で多数の感情に流されてしまう

    2.論理
    数字やデータから客観的に答えを導き出す素晴らしい
    一方で目に見えないものは苦手

    3.創造
    常識に囚われない発想素晴らしい
    一方で常識と違い孤独傾向

    人間の特徴はこの3つのバランスである

    人間関係において、相手はどんな性質が強いのかなと知る事は大事である

    そして、今すぐ変えられるのは自分の視点とアプローチである

    さらに言うと、人間関係はgive &give
    相手からtakeを求める、見返りがないと成り立たない関係はいつか崩れてしまう

  • この本はブクログのランキングで知り、タイトルに魅かれて読みました。
    『天才を殺す凡人』。
    自分はもちろん、凡人だと読む前から思っていたので、何の話かよくわからないけれど、「天才」を殺す、加害者にはなりたくないものだ。と思いすぐに手に取りました。

    読んでみたらのは、これは職場の人間関係や、組織の成り立ちについてのビジネス書でした。(心理学系かと勘違いしていました)

    天才には「創造性」、秀才には「再現性」、凡人には「共感性」があり、それぞれに長所、短所があり、良い組織は支え合いながら進化していくそうです。

    これから、就職、転職をされる方や、職場などの環境をより良いところに改善しようと思われる方向きの本です。

  • サブタイトルが「職場の人間関係で悩む、すべての人へ」とあるようにストーリー形式の小説っぽいけど実はビジネス書。天才や秀才は一握りの人たちだけど、天才は創造性を、秀才は再現性(≒論理性)を武器にビジネスを創造し、拡大させる。凡人はそうした天才や秀才が作ったビジネスから共感を武器に金をつくる人。まあ、それはそれとして、一番面白いのはこれら三者の関係。天才は秀才に対して「興味がない」が秀才は天才に「妬みと憧れの相反する感情を持っている」。凡才は天才を「理解できないから排斥する」けど逆に天才は凡才に「本当は理解してほしい」と思う。一方凡才は秀才を「天才だと勘違いしている」が秀才は凡才を「心の中で見下している」というもの。言い得て妙です。タイトルの天才を殺す凡人の武器は共感なのだけど、具体的に殺す方法は多数決。衆愚ってやつですね。この本は誰しも天才と秀才と凡才の部分を持っていて、その割合が違うといっている。天才と秀才の部分を持つものは「エリートサラリーマン」。秀才と凡才の部分をもつものは「最強の実行者」。そして、天才と凡才の部分を持つものは「病める天才」。この3人がコミュニケーションの断絶を防いでいるという。凡人のなかで、誰が天才かを見極める人がいて、共感を使って天才を活かすものは「共感の神」。確かに、そういわれるとそういう気がしました。いずれにせよ、天才を活かすのは難しい。アカウンタビリティが無いのは今の時代、痛いですね。でも説明できることは創造ではないんだろうな。そこが難しいけど面白い。

  • 人は「天才」「秀才」「凡人」に分けられる。
    上記に沿って、特徴も「創造性」「再現性」「共感性」がある。
    自分はどの位置なのか把握すること。
    会社では、なかなか創造性を可視化することが難しい。
    判断材料になりうるのは、「反発の量」。
    また、自らの才能を発見し、ストッパーを外すことが大切。
    特に「凡人」が「最強の武器」を手にするためには以下の方法がある。
    1.他人の言葉をデトックスすること。
    2.白状すること。

  • 博報堂、BCGを経た経営者。大半は結構ありがちなビジネスフェアリーテールであって、ハチ公みたいな奴が語りかける形式。読みやすい分、陳腐に一見すると感じるが、内容はめちゃめちゃ面白い。自分は天才か秀才か凡才か。創造性、再現性、共感性のどれがあるか。
    会社においての無意味なKPIについて、過去から違和感があったが、この本をみて理解できた。創造性を図る適切なKPIはないのだから。

  • 天才、秀才、凡人の区分けは何かで見聞きしていたが、本書で相関関係がクリアになった。具体的な接し方を述べているビジネス書は多く、こちらはそれ以前の大枠を知るためのものだと思う。ストーリー形式なので、即効性もあると感じた。

  • 天才と秀才と凡人。
    そういう人間関係論もある。覚えておこう。

  • 「職場の人間関係に悩むすべての人へ」というワードに惹かれて読みました。
    ストーリー性のある文章で、実際のビジネスシーンの活用がイメージしやすいように描かれています。
    才能とは何か、人が持つ才能を活かすためにどうすればいいのか、才能を選びリミッターを外す。この三段階で説明されています。自分(I)はどうかと考えるあたり自分は凡人(共感性)なのかな〜。その人に対する想いが判断にも影響してるし。じゃ、どうする?何を武器にする?
    自らの言葉で話す、というのがすごく心に残りました。今後意識していきたいです。

  • チーズに引き続きストーリーに乗せて伝えるビジネス書。
    ストーリーは少し寒く感じて好きじゃなかった。
    内容だけを抽出したまとめ動画が秀逸だったから気になる人はチェック。

    仕事に対する姿勢・タイプを「天才」「秀才」「凡人」に類型化して、三者の間に働く力学について考察した本。
    人とうまくやっていく力って大事やねぇ。

    本に書かれている内容そのものよりもこういうメタ視点をもって物事を見る力を養いたいなと感じた。

  • ※メモ用

    タイトルが秀逸。
    さらりと読めるが案外大事なことをいってるね、という本。
    自分は何のカードを授かって生まれたのかという
    メタ認知が早くできた者が、
    自らの意志で、幸福に自由に生きていく時代なのだと思う。

    ーーー

    この世界は、天才と秀才と凡人でできている。
    「天才」=創造性で評価される
    「秀才」=再現性で評価される
    「凡人」=共感性で評価される

    一人の人の中にも複数存在するが、
    三者は殺し合うこともある。

    上納アンナという天才と、
    彼女の才能に惚れ込んだ青野という凡人を軸にストーリーが進んでいく。

    実に多くの人が、無い物ねだりして、
    自分が持っている才能を飼い殺して人生を終える。
    強いカードも弱いカードもあるが、
    自分に配られた才能のカードを世の中に出し続けることで
    過去最高の自分に出会い続けることができる。

    天才が生きる世界は2パターンある。
    ・Xタイプ:
    世界は何でできているのか、何が事実として、実存しているのか。に興味関心を抱く。「存在」に興味が向く。
    ・Yタイプ:
    人々は世界をどう認知するのか。何が世の中の認知を最大限変えることができるのか。「認識論」に興味関心を持つ。
    科学者タイプがXタイプ、実務家タイプがYタイプ。

    サイエンスの恐ろしさというのは、
    サイエンスすること自体が目的になりやすいこと。
    二流の研究員は、研究すること自体が目的となる。
    そしてサイエンスすること自体が目的になると、
    組織におけるアートとクラフトはあっという間に死んでいく
    これが「悪質なサイエンス」がアートとクラフトを殺す理由だ。

    凡人が最強の武器を手にするための二つの方法。
    1他人の言葉をデトックスすること。
    2白状すること。
    そしたら必ず人は動く。オセロがひっくり返る。

    これからの日本は天才を秀才がマネジメントできる時代。
    秀才と天才を行き来できるポジションが経営者となる。

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著者プロフィール

北野唯我(きたの・ゆいが)
兵庫県出身、神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂へ入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。
その後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。執行役員として事業開発を経験し、
現在同社の最高戦略責任者、子会社の代表取締役を兼務。テレビ番組や新聞、ビジネス誌などで「職業人生の設計」「組織戦略」の専門家としてコメントを寄せる。
著書に『転職の思考法』『オープネス』(ダイヤモンド社)、『天才を殺す凡人』(日本経済新聞出版社)、『分断を生むエジソン』(講談社)がある。

「2020年 『これからの生き方。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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