タルピオット イスラエル式エリート養成プログラム

  • 日本経済新聞出版
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532323349

作品紹介・あらすじ

第2のシリコンバレーと言われるイスラエルでは、なぜイノベーションが起き続けるのか。
国防軍のエリート組織「タルピオット」にはじまり、教育、注目の起業家への取材などからその秘訣を探る!

◆グーグル、マイクロソフト、IBM、フェイスブック、ebay・・・・・・世界の大企業がイスラエルにR&D拠点を設置する。欧米の大手金融機関も続々と集結し、日本でも住友商事やソニーがイスラエルを中心とした革新的な技術を保有するスタートアップ企業への投資を本格化し始めた。「第2のシリコンバレー」と呼ばれ、注目を集めるイスラエルのイノベーションを生むための秘密は軍隊にあった。本書では、なかでも精鋭部隊と名高い「タルピオット」で行われているイノベーションをうむためのプログラムを日本で初公開する。

◆イスラエルは、プログラミングでの義務教育化や、男女皆徴兵制により、ITを中心としたイノベーションが盛んだ。男女皆徴兵制があり、国民は18歳頃から2、3年軍隊に勤務する。それぞれの兵士は、いくつかのテストを受けることで、自分の資質に最も適した部隊で訓練を積むことになるが、中でも特に優秀な層は1万人に50人程度の割合で選ばれる「タルピオットプログラム」に所属する。ここでリーダー教育を受け、各部隊でサイバー攻撃を含め実践を学ぶ。タルピオットのメンバーは出自や地域を問わず集められ“同じ釜の飯を食う”3年間を過ごし、徹底的に実践・知識のノウハウや困難や課題への向き合い方をたたき込まれる。こうして育った人材が、スタートアップ起業家になっている。また、軍隊での交流は、40代後半まで毎年続く予備役でも受け継がれている。年に1度同窓会のように顔を合わせ、それぞれの活動の成果や近況を報告しあうことで、世界各国で活躍する卒業生たちの強固なネットワークの構築に役立っている。

◆本書では、イスラエルで注目の起業家へのインタビューも豊富に盛り込んでいる。また、近年ビジネス面で注目されるイスラエルとの協業との可能性についても、成功するパターンや失敗するパターンを実例などとともに紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • イスラエルはスタートアップネーションと呼ばれるほどハイテク起業が盛んで、世界中から技術と優秀な人材が集まっている。出る杭を打たず、失敗を許容し、言われた通りにはやらない、こういった文化がその背景にある。そしてタイトルにもあるタルピオットという軍のエリートプログラムは、幼少時代から優秀な人材を選抜しており、兵役後に大活躍しているとのこと。
    日本は0→1が不得手だったり、その他もろもろ現代の経済状況には向かない特質があるが、イスラエルとの協同で変革できるかもしれない。
    2010年にエルサレムの旧市街には行ったけど、新市街やテルアビブに行って見ておけばよかったな。2020年5月にはオスロ合意を無効にするとかパレスチナ自治政府と揉めてるけど、どうなるかな。

  • イスラエル式起業のプログラムを日本での応用方法や日本企業との協働方法等も含めて書かれている。
    エリート養成に徴兵制度もその一端を担っていることがわかった。

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著者プロフィール

一橋大学名誉教授
1949年生まれ。専門は、経営戦略、競争力、グローバル人材。バージニア大学大学院経営学修士(MBA)、ハーバード大学大学院 経営学博士(DBA)修了。マッキンゼー社でマネジャー。青山学院大学国際政治経済学部教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。株式会社資生堂、日清食品ホールディングス株式会社の社外取締役、世界経済フォーラム Member of Expert Networkなど。

「2020年 『タルピオット イスラエル式エリート養成プログラム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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