BCG 次の10年で勝つ経営 企業のパーパス(存在意義)に立ち還る

制作 : ボストン コンサルティング グループ 
  • 日本経済新聞出版
4.00
  • (3)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 60
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532323448

作品紹介・あらすじ

「失われた30年」から「輝ける10年」へ――
世界的コンサルファームが提言!

感染症や天災など、予測不能なリスクの顕在化。
テクノロジーの急速な進展と、ディスラプターの出現。
米中対立に伴う世界経済秩序のゆらぎ。
主要経済圏で進む生産年齢人口の減少……。
これらの現象は2020年代にはますます加速し、企業を取り囲む環境は複雑さを増していく。

次の10年に勝ち残る企業とは、いったいどういう存在なのか。
ボストン コンサルティング グループ(BCG)がいまグローバルで取り組んでいるのが
「Winning in the 2020s」というプロジェクトだ。

現在すでに起こっている地殻変動と、
それに対応し、生き残るために日本企業がなすべきことを提言するのが本書のねらいである。

最も重要なのは「パーパス(企業の存在意義)」を明確にすること。
このパーパスをベースに企業目標、戦略、組織、人材育成を変革するにはどうすればいいのか。
それぞれの論点についてトップコンサルタントが深掘りする。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これからの時代は、変化すること自体が常態となる。コロナはそういった変化に向かうスピードを加速する。そのような時代に企業は、あるいは、企業経営者はどのようなことにどのように取り組めば良いのか。まずは、自分たちの企業の存在意義、パーパスは何かを定義づけることに立ちかえるべきである。
    といったような内容。もちろん、その各論の内容は、充実したものである。

    コンサルタント会社の描く「総論」であり、内容は美しくシャープである。皮肉で言っているわけではなく、書かれていることの多くに共感できる。
    しかし、それは一般論。

  • 天下のBCGが次の10年を、と言うので買いました。

    感想。
    先ず。読みやすい。BCGの本はいつもそう感じる。
    先が読めないことを前提に、存在意義をしっかり定めた、柔軟な組織か。

    備忘録。
    ・とある統計データの紹介。日本の大企業において、仕事に熱意を持って取り組む従業員の割合は6%。北米は30%。欧州で10%前後。アジアは5%前後。まじか。大企業が安定的なビジネスモデルを示し、意欲的な従業員がロイヤルティーを維持する、と言う構造は、成立しにくくなっている。

    ・戦略策定においては、「先を読む」から「先が読めない」ことを前提にした経営へ、パラダイムシフトが必要だと。なるほど。具体策としては、リアルタイムにデータを活用し、変化に対応すること。決められたことを実行するだけでは生き残れない。

    ・そのためには、付加価値をいかに早く、柔軟に届けるか、を軸に動ける組織でありたい。

    ・その為には、それが出来る人材マネジメント電話人材ポートフォリオが必要。

    ・BCGの研究によると、市場シェアと利益の相関関。係は年々低下してきているらしい。まじか。競争の本質である「環境に適応したものが生き残る」が大切になるだろう、と。その為には、エコシステムを構築する立場になることだったり、構想力や回復力を高めて環境変化を乗り越えられる組織になることだと。(この辺りは複数章にわたり繰り返し主張)。

    ・見通せる未来には先手を打ち、見通せない未来に対して守りを固める。当たり前だが、当たり前に大切だろう。

    ・以上のビジョンで戦略を作り、同時にそれを実行できる組織を構築する必要あり。経営者自らが大胆に推し進め、人事制度も改革し。

    ・そして経営の肝として、存在意義(パーパス)が大事だという話になる。先が見通せなくて、変化し続けないと生き残れない、昔から比べればふにゃふにゃに見えかねないが、大事なのは存在意義。日本企業が聞き慣れた言葉で言えば経営理念だろうか。

    ・組織の構成員が、組織の存在意義を理解し、想定外のことが起きようが存在意義に基づき自律的に行動する。

    ・この存在意義については、組織レベルだけでなく、個々人レベルでも大事だと。個人版パーパス。これを定めることができれば、モチベーション高くコミットすると。

    →ラグビーのワンチームだな。大企業で隅から隅まで存在意義が浸透するのは難しいだろうが、だからこそ、それが実現出来たらとても強いだろう。

  • ボストンコンサルティンググループBCGが経営者に提案する今後の10年で勝ち抜く為の経営方針をまとめたもの。経営者対象の為難しい内容でちんぷんかんかと思ったが、かなり読みやすくわかりやすい。

    ただ分かりやすいと言っても一度読むだけでは十分解釈が出来ておらず、後3回は読まないとない身につかないと思った。

    今コロナ禍の真っ最中で、想定外が複数発生しており、今までの戦略の立て方ではジリ貧である事は身に染みて感じている。
    この本の提案を活かす好機であるので、自分なりにしっかりと解釈して自分の事業に活かしていきたい。

  • 最近の経営のトレンドを把握する上で有用な図書。自らの構想をBCG流のアプローチにて確認できた。企業のパーパスをしっかり定義した上で、DXやサービスデザインといったテクノロジーを活用した戦略立案に皆が納得感ある形で結びつけることが大事であることを実感。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいる。1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設され、今日では変革の推進、組織力の向上、競争優位性構築、収益改善をはじめクライアントのトランスフォーメーション全般にわたる支援を行う。グローバルで多様性に富むチームが、産業や経営トピックに関する深い専門知識と企業変革を促進する洞察を基に、テクノロジー、デジタルベンチャー、パーパスなどの各領域の専門組織も活用し、クライアントの経営課題に対しソリューションを提供している。
日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年には大阪、京都にオフィスを設立。

「2020年 『BCG 次の10年で勝つ経営』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ボストン・コンサルティング・グループの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
デールカーネギ...
伊賀 泰代
内田 和成
チャールズ・A....
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×