グローバル化を超えて: 脱成長期日本の選択

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
2.33
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 34
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532352479

作品紹介・あらすじ

3・11東日本大震災は、1つの成長優先文明の終わりを告示した。私たちは、豊かさとは何か、貧困とは何か、幸福とは何か、を真剣に再考する時期にある。グローバル化の無批判的な受容からポスト・グローバル化の時代へ、モノ優先から生きがい重視の幸福社会へ。世界と日本の具体的な実例から、移行の展望を描き出す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階開架 請求記号:332.107//N83

  • 幸福とは貧困から抜け出すことである。
    資本主義におけるグローバリゼーションを促進する覇権大国の帝国化、軍事化とこれを抗うテロとの抗争、中小国への核拡散の恐れ、世界的規模で否応なく進化している環境悪化の中で、システム自体が事故破滅の道へまい進している。
    世界的な市場経済の拡大、資源や水など人間社会が共有すべき共通資産(コモンズ)の商品化、貪欲経済は人権の剥奪、多くの人々の貧困化、環境悪化を進め、グローバル規模での社会格差、社会対立の原因となっている。

  • 332.107:Ni

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

西川 潤
1936年生まれ。
早稲田大学名誉教授。学術博士。
専攻:国際経済学、開発経済学。
主著『人間のための経済学――開発と貧困を考える』(岩波書店、2000年)、『グローバル化を超えて――脱成長期 日本の選択』(日本経済新聞出版社、2011年)、『新・世界経済入門』(岩波新書、2014年)、共編著『連帯経済――グローバリゼーションへの対案』(明石書店、22007年)、『開発を問い直す――転換する世界と日本の国際協力』(日本評論社、2011年)など。

「2017年 『共生主義宣言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西川潤の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×