ウォール街のランダム・ウォーカー: 株式投資の不滅の真理

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532352608

作品紹介・あらすじ

古今東西のバブルから最先端の投資理論まで、マルキール博士が快刀乱麻で解き明かす「投資の名著」。話題の行動ファイナンスや「団塊世代」の運用戦略を新たに加え、内容を一層充実。

感想・レビュー・書評

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  • 資産運用会社に就職したいと考えたので、教養のために読みました。実証研究が豊富で本書に記載されている内容にも説得力があった。将来、アクティブ運用ファンドを運用したい身としてはインデックス運用が強く推奨されていたので少しモチベーションが下がったが、こうした研究成果が存在することを頭に入れながら運用業務に取り組んでいくことは大切であるように感じた。

  • おもしろかったけど、読むの大変でした。。でも、結論は、「何も考えずにインデックス投信が一番いい」ということは、勉強しなくても良かったのでは?(笑)結論には納得ですけどね。

  • しばらく積読してあった本を、ようやく読了。10年ほど前の本なので、内容が古い点もあると思うが、10年前に読んでおけばよかった思う。ライフシフトで示されたように、高齢化社会に突入しており、今までのライフサイクルではなくなっており、働き方とともに資産運用は大事になってくる。今後の人生と資産運用を検討するよい機会になった。

  • ここ数年の相場を見ると、インデックス買ってればOKだった。今年は苦しい。個別株のトレードする人にはあまり向いてない。一般投資家、ライトな投資家にはおすすめ!

  • 株式よりもインデックスに投資しようという話。参考にはなるが、これはアメリカの市場であって、日本でも同じ傾向になるとは限らないと思う。

  • 投資に興味がある人の必読書。科学的な投資とは何か丁寧に指南してくれる。
    日本で投資とギャンブルの区別が曖昧なのはこのような啓蒙教育がないからだと思う。

  • 前半、怒濤の過去事例繰り返しに辟易。約380ページの苦行を乗り切った先に、ようやく道標が見えてくる。理論武装の押し売りで読者を暴力的に納得させる手法は、教本として正しいのは分かるが、読み物として捉えると、どうなんでしょうか?
    リーズナブルという点では流石の説得力だが、苦行の見返りとしての本書の結論に価値を見出すかは、そもそも各人が持つ投資への嗜好で、大きく変わりそう。

  • 未読

    第1部 株式と価値
    第1章 株式投資の二大流派
    第2章 市場の狂気
    第3章 株価の正体
    第4章 ITバブルの顛末とその後

    第2部 プロの投資家の成績表
    第5章 株価分析の二つの手法
    第6章 テクニカル分析とランダムウォーク理論
    第7章 ファンダメンタル主義者のお手並み拝見

    第3部 新しい投資テクノロジー
    第8章 現代ポートフォリオ理論の真実
    第9章 リスクをとってリターンを高める
    第10章 行動ファイナンスは役に立つか
    第11章 効率的市場理論に対する攻撃はなぜ的外れなのか

    第4部 ウォール街の歩き方の手引き
    第12章 インフレと金融資産のリターン
    第13章 投資家のライフサイクルと投資戦略
    第14章 ウォール街に打ち勝つための三つのアプローチ

  • ヴェリタス推薦の本(インデックス運用の力を知る3冊)

  • 既に第11版目となる名著である。
    厚い本であるが結局メッセージは,プロであっても一貫して市場平均を上回ることは出来ないということであり,投資家はインデックスファドを買うことが最も賢明であるということである。

    17世紀のオランダのチューリップバブル,イギリスの南海バブル,そして2000年のインターネットバブルなど,資本市場は常にバブルを繰り返し,市場価値は大きく揺れ動く。これをランダムウォーク,日本語で言い換えれば千鳥足,といい,本書のタイトルともなっている。

    テクニカル分析は言うに及ばす,ファンダメンタルズ分析についても批判がなされている。ベースなる成長率や資産の実際の価値がが実際には推測であることがその大きな理由である。さらには,モダンポートフォリオ理論やCAPMなどの現在の資本市場で標準的に使用されている理論までも批判の対象として上げられている。此の本がプロや研究者の間ではあまり評価されていないのは,そのせいであろう。

    既に知っている話を長々読んだだけではあるが,もともとの本家の本を読むことは重要である。

    本版は,インターネットバブルの崩壊や行動ファイナンスといった最近の事例・研究に関する章も入っており,読むならやはりこの最新版であろう。

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著者プロフィール

プリンストン大学名誉教授
1932年生まれ。プリンストン大学経済学博士(PhD)。同大学経済学部長(1974-75、77-81)、大統領経済諮問委員会委員(75-77)、エール大学ビジネススクール学部長(81-88)、アメリカン証券取引所理事などを歴任。世界的な投信会社バンガードの社外取締役としても活躍。

「2023年 『ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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