- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532354213
作品紹介・あらすじ
個人の投資に対する誤解を解き、幸せな資産形成を実現するためのコツコツ投資術を3人のプロが徹底解説。
感想・レビュー・書評
-
直販信託は通常の信託と全く違う、という意気込みが伝わって良かった。僕もそう思います。三人の運用スタイルが全く違うので、裾野に余地がある分野なんだなあ、と。
中野→アメリカバンガード社のインデックスを組み合わせて運用。8種類のインデックスを毎月組合せを変更してバランス調整。
渋澤→30社に絞り、日本社会に長期貢献して欲しい会社に長期投資。
藤野→上昇局面では株式の、下降局面では現金の比率を増やし、景気局面に合わせながら資産を増やす。
・投資で最も重要なのは分散投資だが、分散投資で最も重要なのは好奇心の分散である。(福井俊彦 前日銀総裁)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名は「草食系」となっていますが、著者の3人は全く草食系ではありません。お金を動かして運用することが好きな人たちです。彼らの投信に個人投資家は長期ほったらかしという感覚でお金を預けますが、投信の中ではほったらかしではないのです。
ところで、信託報酬がもっと少なくなればと思ったのですが、計算してみると5億集めて、信託報酬が1%とすれば500万の利益です。これでは従業員ひとりでやっとの生活です。20億集めて1%で2,000万、社長がひとりで営む分にはよさそうです。チョクハンの雄、さわかみさんでしたら2,500億として1%で25億、ここまでくればすごいですね。できれば50億越えたあたりから信託報酬は下げていってほしいです。
また、つみたて投資の威力は思った以上に強力ですので、コストを抑えたチョクハン・ノーロードでつみたてを行うことはアリだと思います。大きく儲けることはできませんが、負けることを抑えることはできます。 -
「もしドラ」。最初はさわかみさんから。
mmsn01-
【要約】
・
【ノート】
・
-
「草食系」と銘打ってはいるが、いわゆる恋愛に関して消極的な草食系男子とは違い、全然消極的ではない。
もうちょっとパッシブな投資に偏っているのかと思ったのだが、インデックスファンドに分散投資してパッシブに徹することを主張するのはセゾン投信の中野氏だけで、コモンズ投信の澁澤氏は「厳選した日本企業に30年投資」、ひふみ投信の藤野氏は「消費者目線で見つけた伸びる会社に長期的に投資」で、決して「パッシブのみ」ではない。
その点はちょっと意外だった。
おそらく、「草食系投資」の対語である「肉食系投資」の定義を「短期で売買して利ざやを抜くことを目指す行為」としているのだろうと思う。
(個人的には、それは「投資」ではなく「投機」だと思うのだが)
まあ、とりあえず、おすすめ。 -
民間で世の中の経済を回す
-
ひふみ投信
-
直販投信の生い立ち特徴などがわかり、参考になった。
-
直接販売している会社の社長たちが集まるとこういう話になるのかと思った。
-
人生は平均3万日らしい。人はいつ死ぬかわからない。3万個のボールの中にひとつ「死」と書いてあるボールが入ったくじを、毎日1回引き続けるようなもの。
たとえが怖すぎる!