ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理

制作 : 井手 正介 
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 770
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532354718

作品紹介・あらすじ

市場は、本当に効率的なのか?最新の研究成果をもとに、分散投資の有効性を徹底検証。

感想・レビュー・書評

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  • インデックス投資に関する古典本の新版。やや分厚め。様々なデータや調査結果を用いて、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を駆使する取引手法のパフォーマンスが長期間にわたってインデックスを上回れないことを明かしている。
    この本を読まなくても毎月分配型投資信託は罠だ、くらいの情報は得られるが、実際に人気の投資信託は分配型が多いなど、確かに個人投資家のポートフォリオには偏りと不合理性があると思う。
    個人的には、必ずしも相関係数が負でないものをミックスしてもある程度までリスクを低下できるのだという点が興味深かった。
    バリュー投資派だったけど、インデックス投資やETFについても興味を持った。時間をかけずにバイ・アンド・ホールド戦略していくのは良いと思う。

  • 同僚からのお薦め本。

    アメリカの事例から、インデックスファンドが有利と言うことを過去の事例も見つつ説明。ただし、「インデックスファンドが○○だからイイ!」というより、「インデックスファンド以外は、○○だからダメ!」っていう感じの論調が目立つから、納得感が足りないかも。

    そんでもって、最後に役者の後書きで、「アメリカでは本の通りだけど、日本では・・・×」って書いてあって、残念・・・

    でも、内容自体はどんどん版を重ねているだけあって、直近のリーマンショックとかも触れていて、古くさい感はなかったし、過去のバブリーな事例も開設されていて、面白かった。中には、一部理解していない単語もちらほら出てきたけど、何とか最後まで読めた。

    最後に、気になった記事・フレーズ・手法とかを羅列!
    ⇒積み立て投資
    ⇒ドルコスト平均法
    ・テクニカル分析
    ・ファンダメンタル分析
    ・モメンタム(上昇傾向は引続き、下降傾向も引き続く)
    ・分散投資→40銘柄でリスク均衡
    ・ベータ(システマティック・リスクへの反応度合い)
    ・リバランス
    ・アセットミックス
    ・運用手数料率(~0.4を低いと評価)
    ・選択肢の捉え方(e.g.死者か生存者か→損失を伴う状況においては賭のある方を選ぶ)

  • 啓蒙的かつ実践的。反論も多いみたいだけど、それでも素人にはバイブルに思える。

    サブプライムローンを始めとする2000年代後半の話もしっかり盛り込まれており、版が上がるたびに別の本になっているようだ。

    データが少し都合の良いものに偏りすぎて、ランダムウォーク理論に欠点はないかのように論じられていたり、「統計的優位」に対して売買手数料を加味した「経済的優位」で反論しているので、少し噛み合ってないところもあったり(前者は個人投資家にとってマイナスであっても、ファンドにとってプラスということがあるから)、ドル・コスト平均法でインデックスファンドを買い続けるのはちょっと退屈に見えなくはないというとこもあったりはするが、それでいて極めて分かりやすく説得力もあり秀逸。

  • 第10版となった株式投資の不滅の真理は何度読んでも新しい発見を見つけられるであろう名著

    2~4章はバブルの歴史・解説なので正直言って退屈な話
    しかし今の時点(2013年11月)が高過ぎるのか正当化できるのか判断がつかないような状況の中でバブルで浮かれた耳の痛い歴史は読み返しておくべき大切な話でもあります

    新版・新版と繰り返していく中で細かい修正点はあっても本質の部分で初版からなんら変わらない主張ですし年を重ねるごとに主張が確信されていっているようにも感じる

    ザックリ書くと
    ①幅広い分散投資
    ②年1回のリバランス
    ③インデックスファンドの活用
    ④いい時も悪い時も確信を持って投資方針を貫く

    1~3は仕組みで完結可能なので4について惑いがあるときには何度でも何度でも読み返すのが正しいのかもしれない

    年1回のリバランスと同じで年に1回は再読する期間を作る
    毎年富士山登頂を目指す登山者と同じ感覚です

    去年は素通りしていた箇所も今年は新たな気付きがあるのかもしれません
    それこそインデックス投資に対して読者のレベルが向上したからこその気付きです

  • 訳者は「バリュー株投資は勝者のゲーム」という本を書いているバリュー投資派。訳者あとがきでも日本ではバリュー投資を推奨している。
    アメリカと日本ではかなり状況が違う。アメリカでは株主重視で効率的な企業経営が行われている→バリュー投資は無効(すでに割安な株がない)→しかし市場が成長している→分散投資が有効。
    日本では経営が非効率で行われている→株価に歪みがある→バリュー投資が可能かつ有効。また日本は市場の成長が止まっている→分散投資が無効=インデックスファンドも元本割れしている。

  • 1

  • 株式投資に関する有名な書籍であり、投資をしている所のキャンペーンに当選して手にすることができた。
    インデックス投資がなぜ良いのかを、過去のたくさんの紆余曲折した歴史を事例にして紹介されていたので、とても分かりやすく理解することができた。
    常に着実に、を忘れずに行動しようと思う。

  • 個人投資家向けの投資ガイド。個人投資家はただ、インデックスファンドを買ってじっと持っているのが一番いいということを説いた本。様々な新しい新金融商品を網羅するために、第10版まで来ているが、基本的なメッセージは変わらない。
    前半は、バブル崩壊の歴史を綴っており、いつの世も変わらないものだと思った。

    注目点
    ・テクニカル分析は錬金術と大差ない。

  • まあまあかな

  • まぁ、量がある。この本の価値は、投資を行う上で、市場参加者は、こんな事を考えている人たちがいて、何度もバブルを経験している事を知ることだと思う。

    筆者のバートン・マルキールは、経済学の博士で、バンガードの社外取締役も経験。この本も初版から40年を超えていて、11版もでている歴史的な本。

    チャーティストとファンダメンタリストをいなして、インデックス投資と最適な投資対象ポートフォリオを構成するのを推奨している。

    対象読者としては、長期投資で手堅く資産を増やしたいという発想の人に向いてる。リスクとリターンには相関関係あるものの、リターンを取りつついかにリスクを減らすか? 投資期間を長くとる、ドル・コスト平均法、定期的なアセット・ミックスのリバランス。

    定期的なリバランスは、深く考えた事がなかった。株式と債券など他の商品への投資比率を設定して、年一で再配分する事でリスクを下げる事ができるらしい。

    アセット・リミックスは年齢に応じた変化も例示されていて、以下の様な感じらしい。

    30代ー40代は、株式65%,債券20%,不動産10%,現金5%,
    50代半ばは、株式55%,債券27.5%,不動産12.5%,現金5%
    60代後半以降は、株式40%,債券35%,不動産15%,現金10%

    読むのに時間がかかるのと、理解が追いつかない部分もあるが、少し時間あけて、11版を読みたい。

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著者プロフィール

プリンストン大学経済学部教授、プルデンシャル・ファイナンシャル、バンガード・グループ等の社外取締役
プリンストン大学経済学博士。同大学経済学部長、大統領経済諮問委員会委員、アメリカン証券取引所理事長などを歴任したほか、米有力企業の社外重役を務める。

「2018年 『投資の大原則[第2版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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