敗者のゲーム〈原著第6版〉

制作 : 鹿毛 雄二 
  • 日本経済新聞出版社
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レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532356286

感想・レビュー・書評

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  • 自分自身で実行すべきこと。自分の投資を理解すること。自らのリスク許容度と選好の確認
    ほとんどのスキー場において、初心者コースから上級者までゲレンデが分かれており、スキーヤーは自分の腕に合わせて選択できる。人はそれぞれ、次の面に置いて違う。資産規模、収入、時間軸、果たすべき責任、リスク許容度、遺産の有無、社会貢献への関心
    投資家としての責任を果たす上で、必要な資質は次の3つである。1.自分自身の長期的な目的や利益を掘り下げて理解しようとする意欲。2.マスターマーケットの誘惑などを含めた、皮膚温市場と投資に関する基本的な理解。3.自分の投資向く時に合った投資政策を決定し、それを堅持する自己規律の精神

  • 今年の夏ハワイに持っていった勝間さんの本二冊を、行きの飛行機で読み終えてしまい、あわてて Ala Moana Shopping Center の Bookoff に直行しました。そこで見つけた「敗者のゲーム。」あちこちの本で参考文献として紹介されていたのでどうしても読みたいと思っていた憧れの古典に挑戦です。どれだけ難しい語彙が詰まった恐ろしい専門書なのだろうとビクビクしながら読み始めましたが、とても良心的。堅実な資産運用基礎の基礎。わかっていてもやっぱり守り通すのが難しい基本。を諄々と説いて聞かせてくれます。

    華麗なウィニングショットで得点を奪い合うプロ同士のテニスゲーム (勝者のゲーム) とは違い、市場での取引は個人投資家がミスにより得点を失って自滅することがほとんどの敗者のゲーム。という前半で出てきたこの比喩がとてもわかりやすく、イッキに読んでしまいました。

    資産運用で成功するには、市場の動向を観察しベストのタイミングで売買することなど忘れなさい。とにもかくにも衝動に駆られた投機的判断によるミスを犯さないこと。だそうです。人気のファンド・マネージャーのいる、現時点でホットな運用期間を数年サイクルで乗り換えるのではなく、自分の投資目的や運用方針ないし計画をしっかりたて文書化し、それを忠実に守り抜くことのできる運用期間に託すことの大切さを教えられました。

    1975年にもとになる記事が出版されて以来、星の数ほども発表されたであろう資産運用や株式投資の新手法を尻目に、「敗者のゲーム」の述べる投資哲学は現在にいたるまで十二分に参考にされています。それだけお金の管理は難しいということでしょう。「敗者のゲーム」を読むまで、どこかで資産運用はインターネットでもできるのだから自分さえしっかり勉強しておけば大丈夫と思っていたフシがありました。年が明けたらきちんと専門家に相談し、401Kを始めようと思います。

  • 投資における最大の武器は時間と複利。
    投資信託を選ぶならインデックス。
    市場参加者は皆プロ。出し抜くことは極めて困難。
    運用方針をしっかり考え、ブレないようにする事

  • とにかく自分の意志を貫くこと。揺らがないこと。
    市場平均に勝とうとしないこと。欲をかかないこと。

  • 投資に関する名著。アクティブファンドの勝率は低く、インデックスファンドを推奨する一冊。各種データも豊富。
    金融機関とのかかわり方、コストの考え方、401kの活用法、老後の資産運用法など各切り口からの記載もある。
    <メモ>
    ・プロのテニスは勝つために行ったプレーで結果が決まる「勝者のゲーム」であるのに対し、アマチュアのテニスは敗者がミスを重ねることによって決まる「敗者のゲーム」。戦争も他の条件が等しければ戦略上のミスを最小にするほうが勝つ敗者のゲーム。ゴルフも同じ。
    ・そもそも投資はゼロサムゲーム以下の全体としてはマイナスとなるネガティブサムゲーム。手数料やマーケットインパクトなどを考慮すれば、全体としてはマイナスサム。
    ・長期的には運用成績は平均へ回帰する。投資で成功するうえでの最大の課題は感情をコントロールすること。
    ・投資の成功は投資家の知的能力と情緒面の能力に依存する。知的能力とは財務諸表分析能力、情報収集と活用、個別情報を判断資料に統合する能力である。情緒的能力とは、市場の暴騰・暴落といった極端な場面で冷静さを保ち合理的な判断をなしうる自己抑制能力である。
    ・インデックスファンドに代わるものとしてはETF。定期投資には向かないが、保有のコストはすごく低い。
    ・効率性が落ちる市場では、アクティブ運用が勝つ可能性も出てくる。
    ・回避できないリスクは市場全体に固有のリスク。
    ・年に一度、時間をかけて自らの長期運用目的、財産状況、支払い責任、目標と比較した運用実績などを検討することで、投資の目標達成に一歩近づく。資産配分実績をチェックし、基本方針とのずれを修正する機会となる。自分の全体の財務状況も検討すべき。

  • ・インデックス投資がよい。アクティブファンド投資は市場に勝てない。
    ・手数料もある
    ・投資は敗者のゲーム、ミスしたら負け。だから市場に投資
    ・プロが負けるのに勝てるわけがない。上がると買い下がると売ってしまう。投資タイミングと銘柄でなく、分散してリスク低減
    ・401kがベスト。非課税。天引き+長期複利の力は絶大。すぐやるべき

  • アマチュアテニスでは勝敗は自滅が少ない方が勝利する。
    投資の世界も機関投資家が9割以上を占め、良い成績を出すためには相手のミスに如何にすばやく攻め込むかが勝負を分けるようになった。
    わずか数日でも投資のベストタイミングをのがすと利益が大幅に減ってしまう。
    ベストタイミングの判断はほとんど不可能である。

  • インデックス投資を行う根拠として読んで理解しておきたい本。
    ロジカルでいい。

  • 株式を使った資産運用について書かれた有名な本です。長期運用の目的を明確にし、それに従ってマーケットの短期的な動きに惑わされずにインデックスファンドを購入していく。自分の人生でいつお金が必要で、そのためにはどのような運用をすべきかをはっきりさせることが重要だと説いています。
    マーケットがプロによって支配されるようになった現代では、インデックスファンドの動きがプロの総意だという指摘はなるほどと思いました。

  • 資産運用に、難しい専門知識はいらない! 市場平均利回りを上回る(=市場に勝つ)ことがきわめて難しくなった今、最も簡単かつ結果の出る投資方法、インデックス・ファンドの有用性を説く。プロ・アマ問わず幅広い投資家に向けたメッセージとして、時代を超えて読み継がれる運用哲学のバイブルだ。

    第1部 資産運用でまず押さえるべきこと
    第1章 運用は「敗者のゲーム」になった
    第2章 運用機関の本当の役割
    第3章 それでも市場に勝ちたいなら
    第4章 「ミスター・マーケット」と「ミスター・バリュー」
    第5章 インデックス・ファンドは投資のドリーム・チーム
    第6章 運用につきまとう矛盾

    第2部 運用を少し理論的に見てみよう
    第7章 「時間」が教える投資の魅力
    第8章 収益率の特徴と中身
    第9章 リスクが収益を生み出す
    第10章 効率的ポートフォリオとは
    第11章 なぜ運用基本方針が必要なのか
    第12章 成功する運用基本方針策定のポイント
    第13章 運用成果測定の狙いは何か
    第14章 市場予測の難しさ

    第3部 個人投資家への助言
    第15章 個人投資家にとっての課題
    第16章 投資信託、どう選ぶ
    第17章 手数料は高い!
    第18章 生涯を通じた投資プランを立てよう
    第19章 2008年の大暴落
    第20章 401(k)投資家へのアドバイス
    第21章 人生の終盤で成功するために
    第22章 資産家のためのアドバイス
    終 章 敗者のゲームに勝つために

著者プロフィール

ホワイトヘッド財団理事長
1937年生まれ。資産運用分野における世界的重鎮。エール大学卒業。ハーバード・ビジネススクールで最優秀MBA、ニューヨーク大学でPhD取得。1972年にグリニッジ・アソシエーツを設立。以後、30年にわたり代表パートナーとして、金融会社、投資銀行などの経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングで活躍。2001年6月、代表パートナーを退任。この間、全米公認証券アナリスト協会会長などを歴任。

「2018年 『投資の大原則[第2版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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