ジオエコノミクスの世紀: Gゼロ後の日本が生き残る道

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.22
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532356682

作品紹介・あらすじ

"ジオエコノミクス"国が自国の発展のためだけでなく、国家安全保障の強化-そしてその場合によっては政治的な目標達成-も加味して経済政策をつくり、それを推進するための戦略理論のこと。経済という別の手法を用いた「ジオポリティクス(地政学)」であり、近年急速に発展しつつある分野。

感想・レビュー・書評

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  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001105503

  • 2015年に出版された本だが、2021年にアフガニスタンのカブールが陥落したときに読んだので、地政学の必要性が良く分かった。

  • 米中の分析については人口に膾炙されているような結論。イアン・ブレマーの章で書かれている日本を含むアジア諸国の分析は、かなり適当。あまり詳しくないのか、知る気がないのか。新しい知見は無し。

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  • グローバルなジオエコノミクスに関する本。
    世界情勢について学びとなる一冊

    <メモ>
    ・国が自国の発展のためだけでなく、国家安全保障の強化も加味して経済政策を作り、それを推進するための戦略理論のことをジオエコノミクスという

    ・工業による豊かさは衛生に対する投資を可能にし、基礎的な医療も社会に行き渡るようになる。乳幼児死亡率低下し、感染症や栄養失調などで死亡する乳幼児比率が大きく下がる。

    ・新興国、豊かさを守り高めるために軍備増強し、軋轢を起こす構造が生まれてきた。

    ・ダボス会議は表面的にグローバルな統一性を装わないからこそ、当をえた話し合いができる。ダボスは多様性を内包するグローバル化の体現。政府がしっかり機能するなら多様な利害関係者の参加は必要ないが、そうではないから有効な場。ジオエコノミクスの時代には相対的に政府が弱体化してきたデメリットが顕在化する。

    ・外部世界と繋がらざるを得なくなった時、北朝鮮は大きな文化的・精神的課題に直面する。体制崩壊し、南北統一に向けて動くやも。統一後は世代ごとに異なる統合プロセスが必要になる。

    ・ジオエコノミクスの時代は非競争リスクが高まる時代であり、それらへの対応力の構築が急務。技術革新によって自社のサービスを陳腐化するようなものが出てくる可能性は?デジタル化の中で全くコスト構造の違う異業種初の競争相手は出てこないか?
    ・リスクマネジメントの第一歩はありうるリスクを想定することから始まる。このジレンマを乗り越える友好の手段としてシナリオの活用がある。発生確率が1〜2割しかなくとも、ありうる将来像の一つと想定しておくことでその経済的インパクトや自社に波及する影響がどのようなものになるかを考えることができる。
    ・シナリオプランニングでリスクの所在と大きさを把握するとそのリスクが企業の存続可能性を脅かさないようにリスクを伴わない地域の事業の割合を高めるということがステップとなる。別の地域や事業でのキャッシュフローを高めることがジオエコノミクス関連のリスクへの対処策となる。
    ・企業や社会がジオエコノミクスの時代を乗り越えて行くためには、意識的に地政学安全保障など関連する領域の知識を考えていかねばならない。これを意識しているリーダーは次の特徴を持つ
    ・ユーラシアグループ、キャノングローバル戦略研究所などのこの分野のエキスパートとの関係を深め、定期的に情報提供を受けていうr。
    ・フィナンシャルタイムズ、エコノミスト誌といった欧州系のメディア、フォーリンアフェアーズといった専門誌を購読している
    ・WEFなど地政学あるいはジオエコノミクスに関するトピックを議論する場に積極的に参画している

  • ジオエコノミクスという新しい分野の入門書か。あまり知らない世界だったが、これからのビジネスも地政学や国際事情を意識しないといけなくなってきたことを感じる。

  • 衰退しているのは、アメリカではなく、アメリカの外交政策。
    グローバル化は続くが、アメリカ化は続かない。

    アメリカにはサイバー攻撃が産業政策という認識はない。アメリカにとってサイバー攻撃は国家安全保障政策の一環であり、軍事能力にかかる問題なので中国とアメリカではサイバー攻撃に関するスタンスが異なる。またブレマーは、中国のサイバー攻撃は主に軍が糸を引いており、人民解放軍(PLA)と国営企業の関係が非常に緊密であるkとおを指摘している彼らはできるだけ多くの攻撃を仕掛け、できるだけ多くの収穫を得ようとしているが、実際には何も破壊しない。「破滅攻撃」はしていない、彼らは破壊するのではなく、データを見つけてコピーしている 。

  • 図書館で借りた。

    ジオポリティクスと、どう違うんだろ?
    興味深い。

  • 151113読了

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著者プロフィール

ボストンコンサルティンググループ日本代表

「2014年 『ビジネスゲームセオリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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