「お金」の考え方: そこ、ハッキリ答えてください! このままでいいのか心配です。
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2016年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532357054
作品紹介・あらすじ
老後破産はイヤだけど、投資って何だかだまされそう。
山崎先生、私の生き方に必要なお金の考え方と、明快な結論が出る運用知識を教えてください。
◆金融を知り尽くす著者だから言える楽しく生きるために必要な「お金の知恵」
金融業界のウラを知り尽くした明快な語り口でベストセラー連発の山崎氏と、女性向けを中心にライフ設計・資産運用アドバイスを手がける人気FPの岩城氏。持ち味の異なる2人が、実際に受けた相談をもとに、人生を楽しむための知恵と資産運用のコツをアドバイス。
結婚、教育、(住宅)ローン、転職、起業、老後の生活――必ずぶつかるお金に関わる問題を、テーマごとにQ&A形式でやさしく解説します。
◆やってはいけない投資・運用を具体的にアドバイス
個人向け社債、ドルコスト平均法、確定拠出年金、外貨建てゼロクーポン債、REIT、投資用マンション、NISA……話題の金融商品・投資手法から、金融・証券マンのセールストークの裏側まで、軽妙な語り口で実践的なアドバイスを提供。さらに女性ならではの視点から、結婚や老後の生活設計まで、大事なポイントに鋭く切り込みます。
世にはびこる不正確な投資知識や不適切な情報提供にはどんなものがあり、どうすればウソを見抜けるのか、いわゆる金融リテラシーも身につけられる一冊です。
感想・レビュー・書評
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経済評論家で専門は資産運用の山崎元さんと、資産・家計の相談などを専門とする女性ファイナンシャルプランナーの岩城みずほさんの共著。
お金の考え方ではありますが、お金に留まらず人生の問題と深く結びついています。
・夫婦の金銭感覚のズレ
・恋愛と結婚で何を見るべきか
・保険の選び方、プランの見直し
・高齢者の資産運用で考えるべきこと
・転職するべきか
・子どもの教育費が正当か
・奨学金は何のため ○目標 ×夢
※読み終えて心に残った箇所のメモ
本書では様々な質問者からの共著者の2人が回答していくわけですが、男女の価値観が違うので同じ悩みの解決でも深みがあります。
「お金の考え方」というタイトルの作品を手にする場合は、お金に興味があったり悩みがあるからでしょう。
本書では予想以上に幅広い相談が持ちかけられていて、1〜2回読み返せば悩みや迷いがスッキリするのではないでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.09.14
お金と人生相談は切り離せないもの。
誰の人生でもこういう年齢の時、こんなふうに迷うことってあるよな、という想像しやすい事例ばかり。お金と人生相談が混じり合った人生指南本でした。
山崎さんも岩城さんも答えが非常に痛快で、スッキリさっぱりで読んでいて気持ちがいい。考え方もとても参考になる。
山崎さんが相談者をバッサリ斬った後に、「…でもこんな合理的な考えじゃモテないよね?」って聞いてるのが面白い笑
とにかく他人が勧めてくる金融商品は検討するに値しないと覚えておく(ダメな商品しかない)。
自分の人生なんだから、自分の足で立って、自分の頭で考えて判断して生きていかないとだめですね。 -
同じ日経新聞社の発行の本でも、『会計の世界史』は最後の最後でがっかり、であったが、この本は最初から、著者の性差別意識がはっきりしているし、ジェンダー観も古いので、うわぁと感じた。タイトルから投資や運用の本なのかな、と思いきやモテの議論まで唐突に入っており、そういう本なら最初から、そういうタイトルにしておいてほしい。
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質問に対し,資産運用の経済評論家とFPが意見交換をしながら答える形式。議論によって興味をそそられ理解も深まるし具体的でわかりやすい。もちろんお金に関する情報も得られるがお金を切り口にした人生指南本だ。「ケチな(せこい)男はだめ」「お金の判断は自分でする」!は肝に銘じないと。
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個人が直面するお金の問題に対して、合理的でシンプルな解決策を示した本です。山崎さんの毒舌が読むに耐えない人もいるかも知れませんが、現実を直視すれば、それが真実なんだろうと思います。
たとえばこのような内容。
生命保険が必要なのは、貧乏な夫婦に子供が生まれた時だけ。必要最小限の補償額を、ネット生保の掛け捨ての保険で用意するべし。
一見貧乏人を馬鹿にしているのかと思われるかもしれませんが、
* 所得の多い人は保険に入る必要はない
* 所得が少ない人は保険に入っておいたほうがいいが、ネット生保を利用して節約しよう
という意味です。
最後に、この本の効用について、あとがきから引用しておきます。
* おそらく、本書を2回読んでいただけたら、向こう何十年かにわたって、読者は、お金の問題で迷わなくなり、悔しい思いをすることが亡くなるような、情報とノウハウ、そして考え方を一冊にまとめることができました。 -
これまで読んだ本と同じ内容
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人生プランとお金についての本
積立投資ードルコスト平均法によるリスク分散=リスクを遅らせているだけ
まして、購入手数料は多くかかると指摘
投資ではなく仕事でお金を増やすべし
転職ー28.35.45 加齢とともに雇用者の求めることは上がる
フリーランスになった最初は仕事があっても、それが続くとは限らない現実を受け止めること -
本の内容は少し難しかったが、岩城さんと山崎さんの会話形式で読みやすかった!
時々、クスッと笑えるところもあり面白かった笑
あまり自分の保険や老後資金を真剣に考えた事なかったけど…きっかけになった‼︎‼︎
相談者の相談内容を2人で会話で解説してくれるので、頭に入ってきやすかった‼︎‼︎ -
仕事、結婚、出産など今までの経済、投資本とは異なるジャンルに挑んで新規顧客の開拓を狙った山崎元氏の異色作。とはいえ中盤にはいつも通りの山元節が発揮されるのでご安心を。
途中、山崎氏の合理偏重の毒舌を岩城氏がたしなめる場面が何度も見られたが、あとがきで岩城氏も駄目なケースに対して「面倒くさい」を連発する事が明かされ、結構お似合いのコンビだったのではと読後にほっこり。 -
男女の話から入って、人生相談にかけていろいろなお金の話。人生設計の基本公式は使ってみようと思う。
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そこ、ハッキリ答えてください! 「お金」の考え方 このままでいいのか心配です。
2016/10/15 著:山崎元、 岩城みずほ
本書は、FPである岩城みずほ氏と経済評論家である山崎元氏がお金の門団と人生の問題について、ホンネでとことん議論をする形式で構成されている。
以下の4章からなる。
①お金と男と女の話
②保険と年金はどこまで安心か
③投資はしなければならないのか
④お金より大切な人生の選択
色々なお金に対しての悩みにお金スペシャリストである両氏がそれに答えていく形で本書は進んでいく。
質問者の立場で読むべきか解答者の立場で読むべきか傍観者の立場で読むべきなのか。それによって本書に対する印象はガラっと変わる。
質問はだれもが持ってそうなお金に対する疑問がずらりと並ぶ。
答えはしめされているもののすべてが腹オチするというものでもない。
それだけひとつひとつのテーマが深い。
サラリと読めるが深く考えさせらる一冊。 -
お金についての本。
投資とか年金とか保険とか貯蓄とかその辺に興味を持ち始めたのはまさに去年ファイナンシャルプランナーの人と話をしてからで、それまでは全くの無知でした。
それ以来結構真剣にお金と向き合い始めておりますが、やはりまだまだです。
この本もわかりやすいと言えども理解ができない部分はたくさんあり、もう少し何回か読み返してみようと思います。 -
山崎元さんの話は、分かりやすく自分の意見がハッキリしていてとても好きです。対話形式なのでとても読みやすかったです。
ただ、内容は雑誌や他の本で話している内容と大体おなじだったので、個人的には★3.5です。 -
個人向け社債やら積立やらの否定
理由は謎で腑に落ちない
山崎氏は金融複数社勤務とのことだが金融知識本当にあるのか疑問
金融機関にいる人は読まない方が良い本かと
女は20代で結婚出産すべき、等時代錯誤の内容も多々
男女の話が書いてあるならタイトルにそう書いてほしい
会話方式で読みやすいかと思いきやそんなことなくてしんどかった -
➖本書のポイント➖
❶夫婦の金銭感覚のズレは深刻な問題である。
→恋愛感情は1時なものかもしれないが、金銭感覚と言うのは長く生活に影響するもの。なので、金銭感覚のずれている2人は、ある程度の妥協点をさぐれないと、夫婦として生活していくことが難しい。
→浪費癖は治らない難病である。
→家計の見直しを急いでするべき。
❷保険はシンプルなものに入ろう