脱老後難民 「英国流」資産形成アイデアに学ぶ

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  • 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532357436

作品紹介・あらすじ

NISA、iDeCo導入は資産形成の新しい時代の幕開け!
いち早く『老後難民』問題を取り上げた投資教育の第一人者が、脱老後難民に向けた資産形成の基本的考え方と課題をわかりやすく解説します。

◆長生き社会を生き抜くための制度改革はどんなもの?
個人向け確定拠出年金(iDeCo)に続き、2018年1月にはつみたてNISAがスタート。非課税投資制度の導入により、個人が運用を通じて資産を形成するための環境整備が急速に進んでいます。
その背景には、このままでは、1年金生活者は他の人たちよりも貧しい生活となっても仕方がない、2公的年金を維持するためには税金や社会保障の負担を増大せざるを得ないので「老後難民」がどんどん増えてしまう。それを防ぐためには、3自助努力での資産形成(貯蓄)を増やさざるを得ない、4長く働き続けなければならないという、日本が直面する課題があります。

◆先進国英国に学ぶ、制度の賢い活用法!
本書は、グローバルな金融情勢に精通し、国内では老後の生活資金に関わる著作や講演で多くの支持者を持つ筆者が、資産運用をめぐる環境変化と、資産形成のポイント・課題を、NISAやiDeCoなど関連制度で最先端をいく英国のケースを参照しながら解説します。
特に、NISAの非課税期間など新制度の今後の注目点、税収・財政負担のバランスも考えた公的年金の補完としてのDC(iDeCo)の位置づけ、「働く人全ての非課税による資産形成」を促す企業年金加入の原則義務づけ、今、資産形成に最も有効といわれる目的に合わせた口座の選択というアセット・ロケーションの考え方の提示、税の先払いとなるTEE型制度の活用(Lifetime ISA)、直近のテーマとしてクローズアップされているデフォルトファンド――など最新のテーマを、具体例をあげながらフォローするものです。

感想・レビュー・書評

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  • 個人でどうするかというよりは政策の話

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著者プロフィール

一橋大学商学部卒。国内外の証券会社調査部を経て、2006年より外資系資産運用会社で投資教育に従事。20年以上にわたって資産形成・資産活用の啓発活動を続ける。2019年5月、定年を機に継続雇用を続けながら合同会社フィンウェル研究所を設立し、資産形成を終えた世代向けに資産の取り崩し、地方都市移住、勤労などに特化した啓発活動をスタート。行動経済学会、日本FP学会などの会員、日本証券アナリスト協会検定会員、2018年9月金融審議会市場ワーキング・グループ委員。本書では「第3章 英国のIFA」を担当。

「2020年 『IFAとは何者か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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