考える力を伸ばす教科書: ダイアローグと論理で思考力を高める
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2010年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532491086
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。
考える力が弱いから鍛えてるがなかなか伸びない -
論理的思考の重要性についての記述ばかりで、具体的な思考法や問題解決法に関しての突っ込んだ内容がなく、大変物足りない
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個人または集団での論理的思考力の伸ばし方を教えてくれる本。
大学教授2人が共同執筆しているからか、扱う分野が幅広い。論理的思考力の重要性の説明から始まり、個人での論理的思考力の高め方や集団での高め方、問題解決の具体的な手法などをアカデミックな文体で書かれている。またたびたび言葉の定義がなされ、読書の正確な理解を促したり、章末問題が出でくるさまはまさに教科書だ。
ダイアローグの方法も記載されているものの、この本だけで誰もが実践できるレベルではなさそうだ。
そもそもダイアローグのファシリテーターはビジネスリーダーが行うものらしい。とはいえ本書を熟読し、態度と方法を学び、それを実践すれば論理的思考力は高まって行く様に感じられた。
会議でモヤっとする人にオススメです。 -
クリティカル・シンキングについての実践的なメソッドが豊富に書かれており、難しい内容のはずが、非常に読みやすい好著でした。私たちが考えているコミュニケーションは実はダイアローグであり、お互いに話し合いながら、自らを振り返り、自分の考えと比較検討し、新たな視点で自分の思考を発展させることが考えを深めていくことがリフレクティブだ、という考え方が大変よく理解できました。そしてダイアローグは自分自身とも行っていくものなのですね。この著者が書いているビジネスマンにとっての考える力とは「抽象的な理念ではなく、現状を打開し、発展するための具体的で妥当性の高い目標と、そのための方策を見出し、実行する原動力」ということは私自身の反省としても鋭い言葉です。
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多くの気づきがあった。ビジネスに応用できる!
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思ってたのと違う。
ほんとに教科書、
これからを担う子どもたちを教える先生にぜひとも一読頂きたい。 -
夏の暑い日、ジョナサンのドリンクバーで長居しながら読み、ずいぶん読み進んだ。
さておき、論理思考の本として新しい視点で書かれている判りやすい本だと思う。 何冊が論理思考の本を読んで、いずれにも、その方法論、so what, why so やいくつかのフレームワークが書かれているが、それはこの本では漏らさない代わりに、サラッと概略が触れられていて、詳しく解説はしていない。
この本の特徴は、その前に論理思考をするに当たっての態度や、ダイアローグについての解説があることだと思う。 論理思考を解説する他の本とあわせてこの本を読むと、テクニックだけにとらわれない論理思考の大枠が何となく、ストンと自分の中にはまり込んだような気がした。 判りやすい、読みやすい良い本だと思う。 -
思考関係の理論やメソッドについて、整理するにはいい
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「(ビジネスパーソンにとっての)考える力とは何ぞや」を説いた本。
この本では考える力は伸びません。
一体誰が読めば得をするのか今一つ分からない本。
そもそも「考える力」とは何か、なぜ日本人に「考える力」が足りないのか、「考える力」の原点とはそもそも何か・・・。
本書の前半では、系統立てて「考える力」について根本から説明されている。
後半は、ダイアローグ、クリティカル・シンキング、ロジカル・シンキング、ファシリテーションなど、多くの類書で紹介されるスキルやフレームワークの簡略な紹介に留まっており、これ一冊で実践に資するものではない。
確かに本書一冊で「考える力」について、現在の流れをよくよく整理しているなあ、と感心はする。
でも役に立たない。
古今東西の「考える力」に関する書籍の概略をよく整理してあるだけなので、俯瞰するのには持って来いだが、俯瞰する必要性をあまり感じなかった。
それより本書の参考文献に挙げられているような本に直接あたったほうが効用は高かろう。
役に立つ部分があるとしたら、各章末の参考文献リストくらいかしら。