ストーリー形式で楽しく学ぶ 経理部員1年の仕事

制作 : 新日本有限責任監査法人 
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 70
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532491185

感想・レビュー・書評

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  • ★本書のメッセージ
    経理実務をやさしく学ぼう

    ★本の概要・感想
    経理部に配属された主人公の経験、視点から、経理業務に関する解説が重ねられていく。業務上のエピソードとセットで用語解説が行われるため、比較理解しやすい。経理・会計知識は解説を読んでもなんだか抽象的でイメージがしにくいことが多いが、会計業務の話が挟まれるおかげで業務の延長線上で、会計の仕事を理解できる。経理部にはどんな業務があるのかを広く浅く知ることができる本

    ★本の面白かった点、学びになった点
    ○経理部の月末月初はなぜ忙しいのか
    ・帳簿の締め切りとは、ある期間の帳簿の合計や残高を確認すること
    *毎月締め切りがあるのは、業績をタイムリーに把握し、経営計画に反映するため
    ・上場企業であれば、遅くとも次の月の15日には取締役会に月次予実差異分析を必要がある
    →前の月が末締めであれば、月次試算の作は10程度で行わなければならない

    *請求書の意味
    ・相手に支払の義務があることを知らせるために発行する

    *出金伝票の証憑チェック
    ・出金伝票と請求書の間に齟齬がないか確かめること

    *現金出納帳には、会社で預かっている小口現金の出し入れを記入する
    →定期的に現金を確認して金種表を作成する
    →小口現金の補充方法としては、定期資金前渡し法として、定期的に支払金額を報告させ、同額を補給する方法、一方、随時補給法というのでは、小口現金の残高が少なくなるにつれて、随時補給する方法

    *定期預金と積立預金の違い
    ・定期預金は、一定期間お金を引き出さないことを前提に普通預金よりも高い金利を得ることができる
    ・積立預金は、あらかじめ契約金額を定めて、満期日に契約金額の給付を受ける約束で一定の金額を定期的に払い込む

    *法人税法上、領収書は、確定申告の期限から7年間は保管して置かなねばならない

    *会社で扱う印鑑あれこれ
    ・会社実印
    ・会社銀行印
    ・会社角印

    *勘定科目...資産か消耗費か

    *職務権限既定...各社員に割り当てられた責任を遂行するためのものと、その限界を定めたもの

    *消込作業とは、売掛金や買掛金が請求どおりに支払い・回収できているかを確認すること

    *与信管理..相手先との取引履歴や企業規模をもとに、どの程度の金額までの取引を行うかを定めること

    *経理部では会社の有価証券や領収書などを保管しておく

    *よくある経理ミス:仕訳の際に、消費税の課税・非課税の区別をミスし、税務調査で経理ミスを指摘され、修正申告書の提出を求められることはよくある

    *確認状とは...取引先に決算期や四半期などに送り、お互いの勘定科目を一致させるために行われる状のこと。従業員の粉飾決算などを防止する
    ...営業の売上の虚偽申告などが無いように

    *帳簿書類の保存が原則

    *自分の勤務先は9月決算

    *なぜ3月決算の会社が多いのか?

    *棚卸しとは
    ・帳簿上記載のある在庫数量と実際在庫の数量との差異を把握するために、定期的に行われる実際の在庫数量を確認するための作業のことで、実際に棚卸し資産をチェック..生鮮食料品を中心とした食品関係だと毎月一回、棚卸しをすることが多い
    →棚卸表を作成する

    *銀行の帳簿と会社の帳簿が合わないときは、合わせるための表を作成する

    *経理は、会社の重要な情報を社外はもちろん社内の人にもバラしてはいけない!
    ...社長の給料など

    *自社の株を売買する際は、インサイダー取引にあたらないように、社内規定をよくチェックしておこう!

    *投資判断をするための良質な報告書であることを保証したい会計士 VS 大規模な修正に時間をかけることはしたくない企業の経理部員

    *監査役監査と公認会計士監査の違い
    ・監査役監査は、執行役員の動きを見張ります

    *経理部の仕事は専門的知識が多く、また規約も多い
    ・ジェネラルというよりはスペシャルな仕事が多め
    ・規約や法律によって左右されるため、時代の移り変わりによって変化するということもある
    ・継続的な勉強が必要

    *IFRSの基準に適応するのはかんたんではない
    ・イギリスの優先的な基準と言われる、IFRSは、日本の会計基準と、原則として優先しているものが違う
    ・1から始めようと思うと、結構たいへんになる

    ★本のイマイチな点、気になった点
    *やや説明が不十分で理解しにくい解説もある。そのような用語や仕組みにはネット検索で自分で学習する必要がある
    *「リクルート活動」という言葉を「就職活動」という意味で用いているが、古めかしい

    ★学んだことをどうアクションに生かすか
    ・これからの仕事上の理解に活かす
    ・製品の改良

    ★そもそも読んだきっかけ
    ・上長から推薦図書として貸していただいため

  • ほんとに仕事の流れや内容がわかりやすくまとまってる!
    ただ細かな点も(大事な点ではあるんだけど)結構載ってるので、全部一から頭に叩き込むのは大変かも。ストーリー部分を全部読んでから、質問部分をじっくり読み込むのがおすすめ。

  • 大企業の経理には役立つことが多い

    理論と実務の違いを意識し、
    勉強を続けていきたい。

  • 公認会計士試験合格者として経理の内容を知りたくて読んでみた。
    試験合格者であれば監査論で出てきた言葉が多く容易な内容でわかりやすく、経理の一年の流れを知ることができると思う。
    ぜひ、経理希望者のみならず監査法人勤務の試験合格者にも読んでいただきたい。

  • 一年にわたって業務を紹介している本って、なかなかないですよね。
    文章も簡単にしてくれていて、飽きずに最後まで読めました。

    ベテランさんも読めば、目から鱗かもです。

  • ストーリー形式で全体として読みやすい。
    Q&Aも充実しており、実務上の注意するポイントの記載が優れている。
    経理の入門書、会計監査人が指導する場合に平易な表現の参考になるのではないか。

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