見とこ、行っとこ、トコトコ四国

著者 :
  • ジェイティビィパブリッシング
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本棚登録 : 170
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784533086199

作品紹介・あらすじ

「四国四兄弟」を道案内にもぐらが故郷再発見の旅に出た。県民性をリアルに検証、コミック旅エッセイ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  •  見とこ、行っとこ、トコトコシリーズの第二作。
     前作の関西は地元の話だったけど、とても面白かったので、二作目も読んでみました。

     県を擬人化して、県民性を表し、観光案内させる手法は読んでいてなかなか楽しいです。


     まぁ、今作品の徳島が言っているように、県民性というおおざっぱなもので人間の性格等をくくるのは問題あると思いますが(某テレビ番組のことね)、観光案内させる程度なら全く問題なし!

     四国という、四国意外な人間が見たら一括りにされるような場所も個性あふれるキャラクターによって擬人化されることで、それぞれの魅力が記憶に残ります。

     楽しく読める観光ガイド。
     四国に行く人にお勧めの一冊ですよ。

  • 徳島、高知、香川に愛媛。
    四国4県をぐぐっとクローズアップしまくった1冊。

    そこまで阿波踊りにかけているのか徳島! と
    驚き半分爆笑半分。
    していたら、次の高知はよさこい祭り。
    Mです、と徳島に言われた通り、さんさんと日が照る日中…。
    言われてみれば確かにMかもしれない。

    愛媛の道後温泉も気になりますが、それ以上に気になるのが
    とんかつパフェ。
    不味いわけでもなく美味しいわけでもなく…。
    隣で普通に定食食べてる愛媛が素敵ですw
    香川と言えばやはりうどん、というわけでうどん食べ歩き。
    確かにこれはきついかもしれない。
    そして道行く人、うどん目当てとしか思ってないのが面白いw

    各県の紹介が終わった後、旅のアルバムが
    写真付きでついているので、そのうち活用できるかも?
    ただし、住所しか書いてないので
    自力で調べないといけませんが。

  • 四国4県のうち3県で生活した私としては、あちこちに「そうそう!」と言いながら楽しめる本だった。4県、なかなかに個性的で魅力的だけれど、冒頭に挙げられているとおり、交通インフラの未発達はやはり手痛い。私は車に乗っているから良いけれど、そうじゃない人にとっては、やはり住みやすいとは言えない気がする。それでも、それぞれの風土になじむからか、「故郷に帰りたい」とか「故郷愛」とか言う人の多さもまた、四国の特徴だと思う。観光スポットの中では、こんぴらさん(+パフェ)が気になる。あと、とんかつパフェも…

  • そんなに遠くないのだけれども、実は四国って今まで一度も行ったことがない(龍馬伝やってる時に家族は行ったのだけれども、自分はバイトで行けなかった)。
    ところで、今日の朝刊に、猛暑でもよさこい祭りをやっていたという記事が載っていた。本当、こんな猛暑で倒れる人はいないのだろうか・・・。と思って調べてみたら、5人ぐらい病院に搬送されたらしい。
    四国で一番人口が多いのが愛媛県というのが意外だった。

  • シリーズ化おめでとうのトコトコ2冊目。
    もぐらさんの著作には「一般的なガイドブックでは紹介されていない深さの、受け継がれた歴史や地域性の紹介」を期待していて、それが好きです。
    ガイドブックというより、その土地への興味のきっかけになれる本です。高知の四万十川に行きたい。

  • 愛媛県在住としての感想。予想に反して面白かった。

    愛媛県生まれで愛媛県しか知らない人、愛媛県を全く知らない人、よりも、愛媛に引っ越してきた人、住んでいたことのある人たちが楽しめる本かも。愛媛に来てなんだか「???」と思っていたことが、「やっぱりそうだよね!」と腑に落ちる。

    例えば、「愛媛は温暖で気候の変化にも乏しくてね、平穏な日常を変えようとする人は皆悪!的な~?」に「そうそうそう!」と思ってしまう。いい意味でも悪い意味でも「今あるものに満足」している県だと思う。道後温泉本館を建てよう!道後に人を集めよう!と奔走した道後町長も、変わり者扱いされて大変だったらしいことを初めて知る。今では「もう少し他にないの?」というくらい道後頼みの愛媛です。夏目漱石の「坊ちゃん」でも散々「田舎だ」とバカにされているにも関わらず、名著に登場したことだけをいいように受け止めて、もう至る所に「坊ちゃん」「坊ちゃん」の嵐です…。あと、やはり「雨戸」がないのは天災が少ない愛媛だから、らしい。(最近の家は頑丈になったのか?と思っていた。)

    登場人物が皆さん辛口でおもしろい。
    愛媛の案内人は、司馬さんが取り上げてくれるまで「秋山兄弟のことすっかり忘れてました!」とか「でも正岡子規のことは覚えとったけどね!」とユニーク。
    著者であるもぐらさんは愛媛の人や風景に「田舎だなあ」と何度も連呼。
    編集さんは、四国本を作ろうとするもぐらさんに「四国は売れないからダメ」と言い放ち、本が完成すると「面白くまとまりましたねー!」「四国なのに!」と言い放つ。

    短いながらも、ロシア人捕虜のことや、愛媛県知事は5期20年間松山藩の世継だったこと(だから保守的?)なども盛り込まれています。

    ミニマンガに描かれていた、「誰か四国に新幹線通してください」は、他所から愛媛にやってきた人たちみんなの切実な願いだと思う。(愛媛育ちの方々はそこに不自由を感じていない…。)

  • 1冊目の関西編より、ずいぶんまとまって読みやすくなった感じがします(´∀`*)
    実用性もupしたような。
    次はやっぱり東北だろう!?

  • 今度は、四国バージョン。
    なかなか四国のことって、詳しくわからないと思うので、一読の価値あり。観光ガイドとしても、少しは・・・役立つと思います。
    一番読んでいて楽しいのは、そこに住んでいる人・・・かな。

  • 愛媛が好きだぁ!

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著者プロフィール

愛媛県松山市の片田舎に住むもぐら。
このところの趣味はネットでゲームの実況動画を見ること。
自分ではやれないゲームをやってくれるので楽しい。

最近ついうっかりボロボロでガリガリの猫を拾った。
そしてめっちゃ元気になってしまったその猫の世話に右往左往している。

「2022年 『御かぞくさま御いっこう 猫と家族とまんが家の のんびりのほほん暮らし編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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