世界遺産をもっと楽しむための西洋建築入門 (楽学ブックス)

著者 :
  • ジェイティビィパブリッシング
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本棚登録 : 108
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784533094637

感想・レビュー・書評

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  • 建築に関して全くの素人ではあるが、元々興味を持って調べたり本を読んだりしてきたので、多少は知識が有る。
    しかし何々様式(ゴシックとかバロックとか)の順番と内容がどうしても消化吸収できないでいた。
    そんな私に、本書は願ってもいない本だった。
    世界遺産検定の学習中に借りたのだが、本当にわかりやすく詳しい良い本だった。

  •  世界遺産検定を受験する前に、ゴシック、バロック、古典主義などの建築様式の特徴と時代を整理したいという期待に応えてくれた本。

     建築の世界を、西洋の世界遺産に絞って解き明かす本。
     紹介するのは、ギリシアからモダニズムまでの様式。

     本書のいいところは
    ①写真や図が多い
    ②専門用語の解説がページ下部にある
    ③説明に時代背景や余談が入って結びつけやすい
    めちゃくちゃ初心者に優しい構成になっている。目線を合わせてくれている気遣いが感じられて最後までストレスなく読めた。

    様式の見分けがつくと楽しい、とはじめに著者が言っている通り、実際に世界遺産を見に行きたくさせてくれる。世界遺産や世界史の勉強したい人はおすすめ。

  • ざっと読み。とりあえず行きたいところをピックアップ。

    ・パルテノン神殿―ギリシア ※柱の存在感の素晴らしさ。ギリシア建築。

    ・コロセウム―イタリア ※とてもかっちょいい。ローマ建築。

    ・パンテオン―イタリア ※神殿。正面に刻まれいてる「M. AGRIPPA L. F. COS TERTIUM FECIT」は「ルキウスの息子マルクス・アグリッパが3度目のコンスル(執政官)の時に建造」という意らしい。なんという主張。ローマ建築。

    ・ピサの斜塔―イタリア ※正式的には、ピサ大聖堂の鐘塔、なのかな。ピサが都市国家であることも初めて知った。へぇ。何で傾いているのだろうと続きを読むと、単なる地盤沈下によるものだった。なるほど。ロマネスク建築。

    ・ノートルダム大聖堂―フランス・パリ ※荘厳。ゴシック建築。

    ・ケルン大聖堂―ドイツ ※要塞みたいなギザギザ感がたまらん。ピナクル(小尖搭)というらしい。ゴシック建築。

    ・シャンボールの城館―フランス ※これは掲載されている写真がきれい。水面に映ったその姿を含め、観てみたい。ルネサンス建築。

    ・サン・ピエトロ大聖堂―バチカン市国 ※でかい。そして長い。カトリック教会の総本山。この言い方がもう仏教的。ファサード(って何だ?)の上にずらっと並んでいる使徒の皆さんにびっくり。でかい。外だけでなく、内部に入ってじっくり鑑賞したい。ミケランジェロの『ピエタ』きれい過ぎる。バロック建築。

    ・ヴュルツブルク司教館―ドイツ。 ※でかいそして長い再び。左右対称の秀麗さ。チャペル、階段室のフレスコ画、そして「鏡の間」は是非観てみたい。感嘆。バロック建築。

    ・ルーヴル美術館―フランス・パリ ※そりゃ中にも入りたいけれど、外観にうっとりする。あ、こちらの様式がシンメトリー基調なのね。古典主義建築。

    ・ヴェルサイユ宮殿―フランス ※何から何まで凄い。「鏡の間」、「マルスの間」、「王室礼拝堂」、そして庭園側ファサード。かっちょいい。庭園や水路等、外も素敵。古典主義建築。

    ・ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)―イギリス ※ギザギザ感がいい。ヴィクトリア・タワー、ビッグ・ベンがある。宮殿内のロイヤル・ギャラリーはきんきらきん。19世紀建築。

    ・サグラダ・ファミリア―スペイン ※思っていた以上にゴツゴツしていた!正式名称は「聖家族教会」。聖堂内部はバシリカで、ってバシリカとはなんぞや。とりあえず色味が好き。他にもガウディが建築した「カサ・バトラ」には行ってみたい。「自然界には直線は存在しない」という考えらしい。ほう。19世紀建築。

    ・サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂―スペイン ※なんかゴツい感じでいい。ロマネスク建築。

  • こうやって、改めて見直してみるとけっこう行ってるなあ。でも、まだまだ行きたいところばかり。ヨーロッパ以外にも魅力的な石の建造物はいっぱい。交流の無い大航海時代以前から、洋の東西を問わず。遺伝子に刻まれた知恵がグレートジャーニーで拡散したのかなぁ。不思議。

  • 写真がたくさんあって良い。

  • 図書館で。
    こちらの方が写真も多く、説明も簡潔で自分にはよかった。

  • 8/14はケルン大聖堂が完成した日
    600年以上かけて完成した大聖堂。
    古代から19世紀までの西洋建築の様式と魅力を紹介する一冊を。

  • 【配置場所】工大特集コーナー【請求記号】 523.3||S
    【資料ID】91132921

  • 西洋の建築物が様式ごとに紹介されている。海外旅行の観光地を決めるために読んだので、細部の構造などの難しい説明は少し飛ばした。フランスのノートルダム大聖堂やシャルトル大聖堂、サントシャペルのステンドグラスは壮麗。

  • じっくり読むのは大変だけど、パラパラ読むのは楽しい一冊。
    まだ実際に見たことがないものもたくさんあるなあ。

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著者プロフィール

復旦大学

「2021年 『Linguistic Atlas of Asia』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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