戦略思考コンプリートブック

著者 :
  • 日本実業出版社
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本棚登録 : 1105
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534036131

作品紹介・あらすじ

「最適解」を生み出すスキルを使いこなす。大手企業で人気沸騰中の研修コンテンツを一挙公開。

感想・レビュー・書評

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  • ★網羅的に丁寧に解説されている。

  • 内容

    戦略思考であなたの付加価値を高めよう
    オリエンテーション―戦略思考のアプローチを知ろう
    基礎トレーニング
    左脳でイシューツリーを作る
    右脳で仮説の手がかりをつかむ
    実戦テクニック
    論点を分解し初期仮説を作る
    仮説を実際に検証してみる
    戦略思考であなたの人生を豊かにしよう

    著者は王子製紙→カーニー→ソフトバンクという経歴を持つ。

    いわゆる問題解決本であるが思っていたよりもかなりよかった。

    初歩的な内容ですがとても基本に忠実な内容で思考の型を効率的に学ぶことができるでしょう。私は特に「CDを売れるようにするにはどうすればいいか?」というケースがとても参考になった。

    例が多く読みやすいので一冊目に買う本としては上質だと思います。

  • はじめてロジックツリーや仮説思考をする際におすすめの一冊

  • やっっっと読み終わった。細く長く2ヶ月くらいかかった気がする。

    内容はマーケティングや環境分析が必要になったなら、この本は非常に良い入門書となる。

    的確にポイントを押さえてくれて、丁寧に掘り下げてくれて、しかし難しくしすぎない。
    きちんと勉強してる人には物足りないだろう。

    ひとまず付箋貼りまくりになったが、今の自分には最後のまとめが一番役に立つ。まだまだ修行が足りない。

    やっと他の本が読める、、、

  • 就職活動の序盤に読みました。
    フレームワークについて広く浅く学ぶのには非常に良い一冊だと思いましたが、実際にこれでビジネス上の課題が解決できる程ではないため、あくまで就活生のケース面接やグループワークに役立つ程度かと思います。

  • イシューツリーの作り方が詳しく解説されており、類似本に比べると、考え方・進め方などが丁寧に解説されていると思われる。後半は代表的なフレームワークや参考文献も紹介されており、ロジカルシンキングの導入としてはよくまとまっている良書である。

  • 早川さんに返却済(2022/2/17現在)

  • 論点を構造的にすると、どう使うかについて参考になった一冊。

    〈感想と適用〉
    ・機械的に論点をどう全体に他に武器を使うかを教えてくれる
    ・論点をどう図式化するか。構造化するか。
    ・後半は他と共通。

    〈要点〉
    ○戦略思考とは何か:左脳も作って課題解決まで考えていく
    →①課題の意識の摺合せ:解決すべき課題は、なぜか。具体的な目標は、なぜか。制約条件は、なぜか。なぜ達成する必要あるのか、なぜか
    →②仮説を洗い出し、イシューツリー作成。イシューツリーにツッコミを入れていく
    →③コンセプトを作成
    →④仮説論証に対して必要な検討課題を考える
    →⑤作業プランを作成する

    ○どう論点を構築するのか
    ・課題は複数の論点に軸を基にMECEされて分けて考える。=イシューツリー
    └・MECEは納得感が重要。課題、論点に対して漏れなくダブりなくか。
    └・4つのイシューツリー:択一型(意思決定)、打ちて型(それでどうする)、原因究明型(なぜ)、論証型(なぜなら)
    └・レベル感をあわせる、重複しない、重要な軸は前に出す、深堀りするのは筋の良い論点

    ○どう仮説を構築するのか
    ・仮説に対して、”なぜそう言えるのか”、”本当に”、新しい事実には、”何が言えるのか”を考える
    ・初期課題と仮説、検証すべきポイント
    ・常識を疑う=なぜ本当に?、そうなの?
    ・あるべき姿(Tobe)、と未来を意識する
    ・顧客視点の仮説を構築する
     └自分が顧客ならどうしたいか、何が欲しいかの視点=お客になりきる
     └具体的なディテール(Ex.メニュー内容やサービス、料金)まで含めて想像する。=リアリティスイッチ

    〈その他〉
    ○空(事実)→雨(分析結果)→傘(提言)→紙(プラン)
    ○解決策のチェックリスト
    └・なぜこの結論を実施するのか、1言何をするのか、どの市場セグメントを対象にするのか、どんな組織を担当し、最終責任をおうのか
      どんなスケジュールか、どんなビジネスモデルまたは実行プロセス化、結果としていくら収益を達成するのか

  • 【気になった場所】

    企業に付加価値を提供すること

    ビジネスパーソンとは
    →自ら課題を見つけ、目標を設定し、解決する人
    =サラリーマン+戦略思考

    イシューツリーの作り方
    ・軸を決める
    ・論点はMECEに分解する
    ・重要な軸は前に出す
    ・メリハリをつける

    仮説はお客様の視点で考える
    →お客様を主語にしたストーリーを考える

    常識の枠を破るには、素人の質問をする
    →なぜ?本当に?を繰り返すこと

    初期仮説を作る手順
    ・課題の目的と動機の共有
    ・右脳作業→仮説の洗い出し
    ・左脳作業→論点分解
    ・右脳と左脳の突き合わせ
    ・仮説とイシューツリーの見直し
    ・検討課題の洗い出し
    ・検証作業プランの作成

    損益分岐点
    =利益=売上高-固定費=限界利益-固定費=0

  • ー 「傘」ではキッパリものを言え。
    「傘」は提言を言うステップだ。この提言はキッパリ言おう。直接の行動に結びつく提言にしか、価値はない。言うべきことは“あなたは明日の朝は傘を持って出ろ”だ。

    “さらなる調査を要する”なんて無意味な結論を出すくらいなら、始めから検討しなければよい。
    “傘持ち運動の推進、傘忘れ予防の強化、降雨対策室の設置”なんて寝言を言うなら“何もしなくてよい"のほうがずっとクリアだ。

    同じく“傘を忘れることを断じて許してはいけない“傘を持たないズボラな性格を改善しなければならない”なんて、正論や大局論を言っても仕方ない。
    “傘を忘れないようにしよう”とか“毎日傘を持って出よう”とか、交通標語みたいなものもやめよう。

    しかし現実には、こんな提言は世の中にあふれている。 ー

    「空・雨・傘・紙」のステップで戦略思考を説明したり、非常に分かりやすい。

    戦略思考といっても、つまりはイシューツリーと仮説思考なんだけど。

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