仕手株でしっかり儲ける投資術

著者 :
  • 日本実業出版社
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本棚登録 : 283
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534039613

作品紹介・あらすじ

リスクが高いため「個人投資家は近寄るな」とあらゆる株の教科書に書かれている"仕手株"ですが、ルールを守って冷静に取り組めば、その値動きの激しさを儲けにつなげることができます。本書では、実際に仕手株投資を続けて資産を殖やした投資家が売買タイミングのつかみ方などオリジナル・ルールを公開。大ケガなしでしっかり儲ける方法を解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の第1作だったと思うが、お題は仕手株で、いきなりマニアック。

    『株の勝ち方はすべて外国人投資家が教えてくれる』より、読みやすい。情報量としては、『外国人~』のほうが豊富だけど。

    初心者が実践しようとして、いきなり仕手株からチャレンジするのは危険。いったん動き出すと速いので、最低限ついていけるぐらい慣れてからにしたほうがよい。

    以上の点から、テーマ的に、中級者以上向きだと思う。
    内容自体はわかりやすいので、理解が困難ということはない。

  • 著者は脱サラリーマン+FPとして活動しているが、今もなお名前を霞めることなくご健在なので、かなり信憑性の高い本になる。資本が少なくとも勝ち得る方法であるのは間違いない。

    本書の感想は前半と後半でかなり内容が異なる。前提として、株は今年始めたばかりの小口投資家の感想です。

    【〜4章】
    仕手株という枠組みに囚われず、株取引の基礎から学ぶことができる。専門用語が度々登場するが、ページ下部に補足や説明されているので非常にわかりやすい。

    【5章〜】
    実践的な内容になっているため、文章のみでは完結しない。実際にやるのみとなる。

    株取引において、こんな仕組みややり方があるのかと感嘆する。実践して勝てるかは今のところ未知数であるが、やり方•基準•心理が書かれているので、仕手株については王道となる本だろう。

  • 値上がり率ベスト20を毎日チェック

  • ・仕手株の仕込み段階または初動または1回目の押し目で乗り、天井で売り抜ける手法。銘柄選びは、値上がり率ランキング又は玉集めをしているチャート形状から。手仕舞いタイミングはテクニカルで判断。

    ===引用=========
    ・損切りラインは買う前に利益を計算する前に決める。概ね買値から10%下落した所に決めるが、実際は自分で描いたシナリオと違う動きになればすぐに損切りする。平均すると買値から5%ぐらいのロスになっているでしょう。
    ・仕手株の買い集めやふるい落としの場面では、①1日大陽線が出現してから大陰線が出現するパターン、②2日連続で大陽線が出現してから大陰線が出現するパターンの2種類がよく見られる
    ・仕手介入中の相場にテクニカルは通用しないが、仕手株が動き始めたばかりの局面と、天井を打った局面のローソク足と出来高は信用できる。
    ・仕手株投資に必要なリスク管理:
     1.高値で飛びつかない。動き始めて1.3倍以上になったら手を出さない
     2.初動で乗る。心理的に怖い初動のほうがリスクは低く、怖くない上がってからのときのほうがリスクが高い。
     3.損切りができる
    ・仕手株の判断基準:
     1.材料がないのに少しずつ株価や出来高が上昇
     2.買い手が玉集めの買い方をしている。板がぽっかり空くような買い方
     3.値上がり率上位に突然顔を出す
    ・仕手筋に狙われやすい銘柄:
     1.発行株数が少ない(8千万株以下、5千万株以下が望ましい)
     2.浮動株が50%以下(20~40%が望ましい)
     3.資本金が少ない(100億円以下、50億円以下が望ましい)
     4.貸借銘柄
     5.株価100~300円
    ・買う前に仕手株の地合いか確認する。相場全体が上昇・下降しそうな場合は好ましくない。相場全体がボックス圏であればOK。仕手化した銘柄が目立つため
    ・初動から1回目の下げは買い。仕手株は初動の高値から直後に10%前後は下落するケースが多い。この位置に回指値を入れておく
    ・買い板と売り板が離れている場合は買いに分がある。仕手筋が心理的に買いづらい板を演出している可能性があるため。
    ・手仕舞いのタイミングはテクニカルで判断。上ヒゲカブセ線などが出たら手仕舞う。
    ・浮動株に近い出来高をこなしたら、3日以内に手仕舞い

  • "機械的に(冷静に)行動する
    失敗を素直に認めて軌道修正する
    迅速に損切りする(損切りを何度もして慣れる)
    ボラティリティの高い銘柄に日々注意する
    「株価は不合理な動きをする」ことを理解する"

  • 大衆と逆の行動を!(非協調性)

  • 今まで未知のもの・汚らわしいものと見ていた仕手株が見えてきた。
    心理戦なのだと分かった。
    それでもやっぱり手を出すのはやめたい。
    読んで良かった。

  • 為に成った。
    ただ、何もかもが仕手筋の仕業なのか疑問は感じた。
    仕手株銘柄と表示されてると、まともな投資銘柄として見れなく成る銘柄も知ってしまった。

  • 買い

  • 1.概要<br />
    いわゆる仕手株と呼ばれるものが何なのか、どういった特徴があって、どのように設けることができるのかということを、相場師の観点から解説してくれる。<br />
    仕手株に関するある程度の常識や知識が記載されている。<br />
    <br />
    2.感想<br />
    なるほど、こういった株もあるのかと率直に思った。<br />
    これまでは中長期で株取引するスタンスだったため仕手株という存在自体を知らなかった。<br />
    しかし、存在を知ると面白いですね。たしかに仕掛けられるタイミングやどういった理由で仕掛けるかなど知っておくと、そういった相場に遭遇したときに心構えができる。<br />
    そもそも、仕手株の特性上、その分析には時間が必要なため、なかなかビジネスマンには厳しいだろう。ただ、前述の通り、そういった株に遭遇した場合や仕手系の投資アドバイスを受けようと思っている場合には、この本の有益さは増してくる。<br />
    ほかの仕手株の本について詳しくはないが、中原先生が書かれていることもあって、その信頼度は高いだろう。<br />
    <br />
    3.総合評価<br />
    株に関して中堅以上の知識を持たれている方には、参考程度に読んでみることをお勧めする。<br />
    呼んで知識を得たからといってすぐに実践できるかといえばそうでもないが、たとえば出来高などの推移は個人投資家でもすぐにわかるため、そういった着眼点を持つだけでも勉強にはなるだろう。<br />

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著者プロフィール

1970年生まれ。慶應義塾大学卒業後、金融機関や官公庁を経て、現在は経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。大手企業・金融機関、地方公共団体等への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に務めている。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。実質賃金、実質成長率など、名目数値よりも実体経済に近い数値推移で市場を把握する。著書に『AI×人口減少』(東洋経済新報社)、『日本の国難』(講談社現代新書)など。

「2021年 『マンガでわかる その後の日本の国難 稼ぐ力の高め方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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