はじめての「独立・起業」なるほど成功ガイド

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534039811

感想・レビュー・書評

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  • 独立・起業は誰でもできる が、事業を継続していくことは難しい。会社を起こし、事業として軌道に乗せていくためには、何が必要か?そこには、ほとんどの人が必ず直面する、乗り越え なくてはならない“壁”がある。本書は、誰もが頭を悩ます「資金調達」や「必要な売上高の考 え方」「独立当初の営業法」といった問題はもちろん、「法人でいくか、それとも個人事業か?」「知人の出資受入れはどうなのか?」「面倒な経理事務の合理 化法」「従業員の採用」…など、避けては通れないポイントを網羅。著者自身の経験に基づく、誰も教えてくれなかった「実践的」アドバイスを紹介する。(Amazon.co.jpより)

    とても読みやすい一冊だった。なにより良かったのが法令・法則ばかりを重要視するのではなく、あくまで著者自身の体験を踏まえて説明されていたので興味津々になりつつ、かなり有効な実践手法も教えてもらえたと思う。

    私の中では「個人事業」と「法人」とのメリット・デメリットの違いを分かっているつもりでいたのだが、いざ読んでみると曖昧だった点がいくつもあり、しっかりおさらいさせてもらえた。例えば、個人事業の場合は接待交際費は損金扱いだが、法人の場合は一部もしくは全額不算入になるなど。他にも中小企業の決算書はほとんどが粉飾・逆粉飾決算をしているらしく、それを見破るワンポイントアドバイスなども読んでみて非常におもしろかった。著者は税理士・中小企業診断士・宅地建物取引主任者・システムアドミニストレータという幅広い資格を所有しているので、広い視野からポイントを掴んで説明している点が納得いく理由なのだろう。

    独立・起業しようと思う方は必読書だ。ただ、独立できればいいなぁと思う方も読んでみたらいいと思う。個人事業と会社組織の違いや事業運営の流れ(税務・経理関係)など分かりやすく説明してあるので新たな発見があるはずだと思う。オススメです。

  • 生き残ることが難しい起業の1年目の、そしてそれ以降長く続けるための、財務に関してや様々な経営のやりくりに関して書かれています。現実的な視点で書かれていて会社経営すれば誰しもがぶつかる問題に関して詳しく書かれていてとても参考になります。ぜひ一読してみては?

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著者プロフィール

●1967年生まれ。税理士。明治大学商学部卒業。國學院大學大学院経済学研究科博士前期課程修了。本郷公認会計士事務所(現 辻・本郷税理士法人)勤務を経て、1994 年に26歳で吉澤税務会計事務所を設立。現在同事務所代表およびアライアンスLLPパートナー。
●不動産全般、とりわけ相続や事業承継、資産税に強い税理士として、首都圏を中心に活躍。顧問先に不動産会社を多数抱え、税務の戦略的なアドバイスができる不動産のプロの育成に尽力している。
●一方で、税務・資金調達という自身の専門分野で経営者が抱える種々の難問に取り組む「ファイナンス用心棒」を自認し、現在、日経トップリーダー経営者クラブ 「トップの情報CD」でレギュラーコメンテーターを務める。

「2022年 『最新版 2時間で丸わかり 不動産の税金の基本を学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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