- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534042361
感想・レビュー・書評
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居酒屋の朝礼紹介。
熱量が凄いが朝礼前の40分前からエンジンかける業務内容も凄い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の大嶋さんは、居酒屋「てっぺん」の創設者であり、多くの企業や学校等あらゆる場所で講演活動をされていらっしゃいます。
ご自身が設立された居酒屋「てっぺん」の朝礼が注目を集め、年間約1万人もの人が公開見学に訪れるといった実績もあり、事業、講演、出版と多岐に渡りご活躍をされています。
また“予祝”を題材とした、ひすいこたろう氏との共著、「前祝いの法則」は現在10万部を突破しています。
本書「てっぺん!の朝礼」は、大嶋さんの挫折や成功などさまざまな体験から生まれた、てっぺん独自の朝礼について書かれています。
【日本一の朝礼】
「てっぺんの!朝礼」には、至る所に”日本一”という言葉が書かれています。
”日本一”という言葉は、大嶋さんが昔からずっと意識されていたとのこと。
大嶋さんは、おじいさまが営まれていた喫茶店をきっかけに、人の魅力でお客様を引き込むという飲食の業界に憧れを持ち、幼い頃から飲食の業界につくと決めていらっしゃいました。
その後、一時は会社員として働くも、やはり飲食の業界で勝負したいという想いが再び湧き上がり、大きく舵をきりました。
思い切って叩いた門は、名古屋一の繁盛店であった居酒屋の「かぶらや」。
”一生懸命さと挨拶”に惹かれ働くことを決意したと仰います。
かぶらやでの働きぶりが認められ、大嶋さんはかぶらやグループの節目となる10店舗目の店長を任されることになります。
当時、入社1年半、24歳の頃の異例の大出世だったそうです。
そして、かぶらやでの店長の経験が大きな転機になります。
店長としても従業員としても業務がままならず、チームはバラバラになり、お客様はおろか従業員の前に立つことすら怖くなってしまったといいます。
最大の挫折を経験し、飲食の業界から身を引こうとした時に、ナツキさんという高校生に出会い、彼女の入社志望動機の作文を受け取ります。
大嶋さんは、ナツキさんの
”将来、お母さんのような家庭の味を出せる小料理屋をやりたい”
と夢いっぱいの熱い作文を読み、感銘を受けます。
「このままでは少女の夢をうばってしまう」、「このままではいけない…」
と思い、自分が店長として”日本一のチームをつくる”と決意します。
そこで考え抜き、出した答えが、
「本気の朝礼」、「日本一の朝礼」、「朝礼で人との繋がりを作る」
といったものでした。
一般に朝礼というのは、
・報連相(ホウ・レン・ソウ)のため
・情報共有のため
・理念共有のため
・本日の行動目標の確認のため
などを目的として行われることが多いと思います。
しかし、「てっぺん」の朝礼はこれらのことは一切行わず、すべて朝礼の前のミーティングで終わらせるそうです。
実際の朝礼では、
・黙想、イメージトレーニング
・スピーチ訓練
・ナンバー1宣言
・あいさつ訓練・ハイ訓練
を行います。
全力で、笑顔で本気の挨拶。
心から返事を繰り返し、店全体の空気を変える。
最後に本気の握手を交わしたところで業務を開始するそうです。
私は「てっぺん!の朝礼」を通して、愚直に泥臭くも、清々しく夢に向かって宣言して行動している人が目の前の人を感動させられるのだということに気づきました。
私も起業して10年が経ちますが、人が変化し、成長し、目標を達成して感動を与えるシーンを何度もこの目で見てきました。
経験が長いが短いがは関係なく、大きな想いがあり誠実に行動してきた人が目の前の人の心を動かすと思います。
私も今一度初心に立ち返り、毎朝自分自身に宣言して、事業拡張に努めて参ります。 -
大嶋啓介さんは熱い人☆
本からでもエネルギー感が伝わる。
本気でやるという何よりも大切なことが伝わる。
イメージすることの重要さや、見ているところの差が結果の差というのもとても共感できる。
どうやって人の可能性(自分自身も含め)を引き出すのか考えている人にはおすすめの一冊です。 -
今もあるのかな?てっぺんって。
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アルバイト時代の店長に薦められて読んだ本です。
すごく面白かったです。
なんか元気や勇気のでる一冊です。
著者の考え方や人柄もわかる一冊で、
今でも記憶にあるくらいのないようです。 -
共感出来無かったかな。
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職場の朝礼がマンネリ化していたので、朝礼改善の手法が無いかと何冊か買ってみた本の1冊。
「てっぺん」及び大嶋氏はかなり有名な方のようだけど、正直全く知らずにこの本を手に取った。
巻頭のカラー写真からして「…これはちょっと受け容れがたいかも…」と思いつつ読み始める。
実際のところ、冒頭こそ懐疑的・他人事のようにして読んだが、読み進むにつれ胸に突き刺さる言葉が連発し、これは定期的に読み返すべき本だ、と思うに至った。
本の内容は確かに「有名なてっぺんの朝礼」を中心に書かれているが、実際は
「夢を実現するとはどういうことか」、その方法論が書かれている本だと思う。
朝礼はたまたま大嶋氏が至った答えのひとつであって、読み手である我々は、その朝礼はあくまでヒントとして、そのヒントに基づいて何を感じるかということが求められるだろう。
金言は随所にあったが、
「スタッフが働かないのも、だらけているのも、気が利かないのも、頑張らないのも、それはすべてリーダーである、あなた自身の責任です!」
これは効いた。
ここだけ言われたのならどうということは無いが、この本を読む流れの中で、後半に出てきたこの一言はミゾオチにきた。
朝礼がどうこうと言うより、停滞している自分、もしくは周囲を変えたいと思う人は、きっかけを模索する選択肢のひとつとしてでも一読の価値あり。 -
【こんな人にお勧め】
グループのメンバーのモチベーションを上げたいと思っているけど、なかなか上手くいっていない人。
これから組織を立ち上げるけど、メンバーの気持ちをどのようにまとめていくか課題と思っている人。
【お勧めのポイント】
ノウハウ集というわけではないですが、読んでいると「これ、使えるな!」と思えることがいくつか出てきます。
また、単なる朝礼の方法だけでなく、その背景にある考え方なども記載されている部分。 -
本気なんだけど、本気の質を教えてもらった気がする。
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