初期対応から解決まで 速習クレーム対応

著者 :
  • 日本実業出版社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534042682

感想・レビュー・書評

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  • 今まで何冊かクレーム対応の本を読んできたが、本書が一番よかった。クレーム対応は微妙な問題で、実際には経験が大きくものをいう。しかし、タイトルに「速習」とあるように、基本的なことが順序立てて説明されていて、たくさん入っているイラストからもクレーム対応の流れが目で理解できるようになっている。
    迷いのない勉強ができる一冊、といったところか。

  • 会社の外部研修で「クレーム対応実践講座」という研修を受講し、その時に配布された本である。著者は研修の講師でもあった。本書ではクレーム対応の手法として、「魔法の3ステップ」というものを紹介している。以下、備忘のためその内容を整理しておく。

    ■ステップ1(初期対応)
    →お客様と良好な関係を作るフェーズ。マナーが重要で、具体的には前向きに聴く姿勢や態度である。求められる技術としては、第一声の好感度・言葉づかい・対応のスピード・あいづちである。

    ■ステップ2(中盤対応)
    →いまおきている問題を明確にするフェーズである。聴く力が重要で、具体的には相手のニーズの把握や整理である。求められる技術としては、相手の行ったことをしっかりと聴く傾聴力・相手の心情を理解する共感力・詳しい情報を収集する質問力である。

    ■ステップ3(終盤対応)
    →こちらが提案する解決策へと導くフェーズである。話す力が重要で、具体的には解決に向けた提案や交渉である。求められる技術としては、会社としての解決策を提示提案する力・お互いに歩み寄るための交渉力・理解と協力を得るための説得力である。

  • 名古屋の帰りに購入。

  • 基本の基本から教えるというスタイルなのでしょうが、身だしなみや言葉遣いなどのビジネスマナーに関することも多く含まれていてあまりに常識的。かつクレーム客との対話が予定調和的。よほどコミュニケーションに自信のない人が読むべき本。

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著者プロフィール

文京女子短期大学英文科卒。東京放送、中国新聞社で8年間の実務経験後、大学・短大・専門学校等にて「ビジネス行動学」「ビジネス秘書学」の講師を務める。心理学、カウンセリングを修め1993年に株式会社マネジメントサポート設立。教育の体系づくりから研修講師まで、教育総合コンサルタントとして全国のシンクタンクにて管理職、営業、販売折衝能力向上、インストラクター養成、女性活性化など多くの公開講座を受け持つ。特に「電話応対徹底トレーニング 基本編・クレーム編」「とにかくマナー徹底トレーニング340分」の各講座は毎月継続開催中。現場密着主義をモットーとした「信頼と実績を生む接客法」「CS定着訓練」「企業業績・店舗業績アップ診断」など、業績アップ・活性化を目指す教育に精通。自ら年間300以上の研修を担当し、現場をふまえ徹底的にカスタマイズされた研修プログラムが、実績を出すと高く評価されている。主な著書に「仕事の基本が身につく本」「クレーム電話 よい対応はここが違う!」(以上かんき出版)、「すぐに身につくビジネスマナー」「クレーム対応のすべてがわかる本」(以上 インデックス・コミュニケーションズ)、「好感度アップ!速習ビジネスマナー」(日本実業出版社)、『なぜか「失敗が許される人」の話し方マニュアル』(大和出版)などがある。

「2023年 『カスハラ・クレーム対応 最強ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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