儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534043597

感想・レビュー・書評

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  • 自己啓発
    ビジネス

  • 最適品質と経済品質について。顧客満足という大義名分は自己満足に過ぎない可能性がある。顧客の要望に優先順位をつける意識が必要。最適品質と経済品質を近づけられるようにしたい。

  • 他人にやってもらう仕組み作りに時間をかける。
    →固定費を下げるには労働生産性をあげるしかない。
    →労働生産性をあげる大前提はマニュアル化

  • 特に時間をかけて読む必要はなかった。

  • 特に中小企業の社長にフォーカスし、
    社長としてあるべき時間の使い方について書かれた本。

    至極当たり前で馴染みのあるが、
    社長に当てはめにてもしっくりこない時給を持ち出し、
    とかく「業務の効率」に重点が置かれた内容は、
    社長という立場にない者が読んでも納得感が高い。

    『「別に習わなくても経験で学ぶことができる」と思っていることこそ、
    体系的なプログラムに基づいて学習することが効果的』
    という記述があった。確かに・・・と思う。

  • 次世代の社長に読んで欲しいのは、この本ではありません。
    この本は、社長になったのに、思うようにいかないことがでてきて、悩み始めた時です。

    わらをもすがる思いで、コンサルや、占い師、銀行に相談する前に、自分の頭で考えてみるためのきっかけによいと思います。
    平易な言葉で、長いコンサル経験に基づいた助言が掲載されています。

    この本を読むような社長は好きではありません。
    常に夢を語り、その夢と現実をどうつなげるかに努力する社長であれば、この本は読まなくてもよいかもしれません。

  • 本日ご紹介する本は、

    「社長」が
    考えるべきこと、やるべきこと
    時間を何にどう使うべきかといったことが、
    簡単にわかりやすくまとめて
    書かれています。


    このようなことを知っておくと
    われわれの業務にも
    大変参考になります。


    なぜならば、
    「社長」の考えるべきことは
    「どうすれば仕事と生活の調和がとれ、
    まわりの人を幸せにできるのか」
    ということです。

    そのことは、われわれの生活に直結しており
    このようなことに関心をもち、
    少しでも考え、実践することで
    われわれも幸せになれます





    社長が時間を使うべき項目は
    ①ビジネスモデルの考案、選択
    ②他人にやってもらうための仕組み作り
    ③人脈形成と情報、知識習得
    です。

    本書で参考になったところは
    「金額は大きくなくても時間がかからないほうが良いお客様」


    われわれは、効率のいい大口案件を
    なんとか取りたいと考えてしまいます。

    営業の手間を考えると、
    そのほうが楽だからです。
    でも、最終的な利益は赤字だったり
    することも多く、
    全体から見た場合、効率的でない場合があります。

    受注活動から、製作、納品、メンテナンス、
    リスクまで考えて最終的な利益がどうかを
    考えることが重要です。



    もうひとつ
    「中小企業の場合、変動費の削減より
    固定費の削減を重点的にやらざるおえない」

    われわれのような会社の場合
    1つの商品がリピートで
    数多く売れることは、今は多くありません。
    変動費の削減も必要ですが、
    その効果は、受注確率を上げる目的が主です。

    つまり、その場限りの効果にしかなりません。

    一方、作業効率を上げる仕組みを作るとか
    毎月かかっている経費を減らす取組をすると
    その効果は月々は少しであっても、
    未来永劫、自動的に経費削減の効果は継続されます。


    その他、ためになるヒントがたくさんあります。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    まわりの人を幸せにし、「仕事と生活の調和」を実現するには→効率よく稼ぐ
    ビジネス版メタボリック=「人件費」「支払家賃」「支払利息」が相互に関連しながら増えていく
    ワクワクする仕事をし続けたいのであれば、固定費を少なくして損益分岐点を下げること
    行動記録をつけ、分析することが、継続的に効果を生むためには絶対に必要
    金額はそれほど大きくなくても時間がかからないほうがよいお客様
    マーケットの大きさよりも粗利率の大きい商材を選択することが中小企業には必要
    「AもできるB」というポジション=結果的にAでもBでも特徴的優位性を発揮できる
    中小企業の場合、変動費ではなく固定費の削減を重点的にやらざるを得ない
    1日1冊のビジネス書を読む=1日1冊ずつビジネス書の情報を抜き取って整理している
    デッドラインを引くことで、その時間内にどこまでできるか、優先順位を考えるようになる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆

    第1章 なぜ、社長の時給は下がりつづけるのか?
    第2章 社長は昼にランチを食うな!
    第3章 まず、効率よく稼ぐ手法を考案・選択する
    第4章 できる社長は「他人にやってもらう」しくみ作りに時間をかける
    第5章 「人脈形成」「情報・知識習得」も時間効率よくこなす
    第6章 自由に動ける「社長ならでは」の時間管理術
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/694e98b789f89bba.png



     

  • 自分の「単位時間当たりの稼ぎ」をどれだけ高めるか。経営者向けの内容だが、社長でなくてもオススメの一冊。マニュアル化の話など今すぐ始められることはたくさんあると思う。

    ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    【読書メモ】

    ●季節変動の大きい会社は全体の稼働率が悪くなる。さらに、「パーキンソンの法則」により、与えられた時間まで仕事が増えるので時間効率が悪くなりがち。

    ●Google社が用いる投資資金の配分ルールは「7:2:1」というものです。つまり、「全体の資金のうち7割を既存業務に、2割を関連業務に、そして、1割をまったく関係のない神起の事業などに投資する」と言われています。使いきれない程の資金を手にしているGoogle社でもこの程度なのです。

    ●アメリカのカルフォルニア大学アーバイン校が行った調査によると、「途中で仕事を中断したときに、また元の状態に戻すのには25分かかる」そうです。

    ●「社長の稼ぎ」は(現預金の増減ー銀行借入金の増減)+役員報酬等支払額で通常は計算できる。

    ●「銀行から『借りてくれ』と言われているがどうしたらよいか?」という質問をよく受けます。私の回答は「借りられるときに借りておいたほうがよい」というものです。・・・一見ムダと思える利息も、「金融環境の変化に対応するための保険料」、あるいは「選択肢を確保するためのコスト」と考えればよいのです。さらに、こまめな資金調達のために社長が費やす時間を考慮してください。利息削減額より、そのために費やした社長の時給のほうが高くては意味がありません。

    ●一つの基準として粗利益きの6%くらいの利息を払うと、どの業種においても、なかなか最終的な利益を上げにくくなります。

    ●時間術の基本は、「やるべきことと、やるべきでないことの優先順位を定める」こと。そのために「社長が優先的に時間を使うべきこと」は

    1)効率よく稼ぐビジネスモデル、さらにそれを実現するための戦略・戦術を考える
    2)いかにして他人にやってもらう仕組みを作るか
    3)人脈形成と情報・知識習得


    ●ナンバーワンになれないような会社は「AもできるB」というブランディングを目指す。・・・結果的にAとBの両方の領域で特徴的優位性を発揮できる。

    ●自分の顧客をよく見て、「表面的なニーズ」ではなく「真の顧客ニーズ」をつかむことでクロスセルによる効率のよい稼ぎを実現できる。

    ●粗利益率が高いと積極的に販促活動ができ、必要運転資金が必要ないと資金調達に不安がなくなる。そうすれば、既存顧客のリピート率アップに集中できるので、リピート率が改善し、顧客獲得コストを小さくできる。

    ●投資はいかなるものも基本的にはギャンブル。ただし、ハンデ付きの場合もあるので、「目利き力」「磨き力」「情報収集力」を備えるべし。

    ●優秀な従業員一人の能力を上げるよりも、普通の人たちの点数を少しずつ上げるほうが全体の平均点は上がります。

    ●時間的な余裕があるうちにマニュアル化に取り組み、忙しくなったときでも最小限の指導をするだけで、あとは「自主トレ」できる環境を作っていただきたい

    ●もし、社内でマニュアル化を進めることができない場合でも、外部のプロフェッショナルの助けを借りることで十分にカバーできます。むしろ、社内で改善を進める場合、どうしても推進役が「悪役」になりがちです。「外部のプロフェッショナルに悪役になってもらう」という視点からも、依頼を検討して見てはいかがでしょうか。

    ●マニュアルの作り方
    1)大きめの付箋を用意する
    2)頭の中にあるデータをはき出す(ブレインダンプ)
    3)作業項目を詳細に分解する(仕事上の気づきやチェックすべき事項なども)
    4)チェックリストを整備する


    ●作業を通じてもっとも大切なことは、「参加者が安心して意見を発言できる環境を作る」ことです。具体的には、最初に参加者全員に「他人の意見に対して一切の否定をしない」ことを明言します。そして、一人ひとりの発言に対して、「よい意見をありがとう」という気持ちを表わすため全員で拍手をするなど、どんな突飛な意見でも受け入れる雰囲気作りを心がけてください。

    ●「従業員を犯罪者にしない」ために内部統制を意識した組織風土を作ることも、社長にとって優先順位の高い時間の使い方なのです。

    ●参考までに、「世に出ている速読術」を私なりにアレンジした方法で掲げてみましょう。
    1)この本から「どんな情報を抜き取るか」という目的を定める
    2)著者プロフィールを見る
    3)目次を読む
    4)一ページずつめくりながら目的に合った記述を探す
    5)目的に合った記述周辺をじっくり読み、付箋を貼る
    6)付箋を貼ったところからキーワードやキーフレーズを書き留める


    ●有用性の高い書評ブログ、書評メルマガ
    ・マインドマップ的読書感想文 http://smoothfoxxx.livedoor.biz/
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    ・ビジネス選書&サマリー★プロ厳選!30秒で読んだフリ http://www.mag2.com/m/0000022303.html
    ・1分間書評!「一日一冊:人生の智恵」 http://www.1book-day.com/


    ●実は、読んで満足度の高い本というのはたいてい決まっています。それは、「自分の考えを裏づけてくれる」ような本です。自分と同じ意見の本ばかり読んでいては、なかなかバランスのよい考えはできません。全体の二割は「修行」のつもりで自分の意見と異なる本を読んでおくのがよいと言えます。

    ●閑散期の週休三日制で「擬似繁忙期化」する

    ●効率的な資料整理をする上での一つの法則として、「逃げ場所を一つだけ作る」ことをおすすめします。時間がないときには、「逃げ場所」にとりあえず入れておき、時間のあるときにきちんとした区分けに入れるほうが、結果的に無駄な時間を費やさなくてすむようになりました。

  • 社長の時間の使い方。
    この場合は、中小企業の社長を指しているようだ。

    実践的な内容ではあるし、忙しい日々を送っているとふと忘れがちな大切なことを教えてくれる内容だった。

    社長ではないが、社長のすぐそばで動くわけなのであるから、読んでおいて損はなかった。

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著者プロフィール

●1967年生まれ。税理士。明治大学商学部卒業。國學院大學大学院経済学研究科博士前期課程修了。本郷公認会計士事務所(現 辻・本郷税理士法人)勤務を経て、1994 年に26歳で吉澤税務会計事務所を設立。現在同事務所代表およびアライアンスLLPパートナー。
●不動産全般、とりわけ相続や事業承継、資産税に強い税理士として、首都圏を中心に活躍。顧問先に不動産会社を多数抱え、税務の戦略的なアドバイスができる不動産のプロの育成に尽力している。
●一方で、税務・資金調達という自身の専門分野で経営者が抱える種々の難問に取り組む「ファイナンス用心棒」を自認し、現在、日経トップリーダー経営者クラブ 「トップの情報CD」でレギュラーコメンテーターを務める。

「2022年 『最新版 2時間で丸わかり 不動産の税金の基本を学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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