「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~
- 日本実業出版社 (2008年3月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534043702
感想・レビュー・書評
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先読みでプロアクティブに働くためのエッセンスがつまった本。
1歩先手の人と1歩後手の人は2歩差がつく。
1日のスケジュールは予定と実績で振り返ること。
最終的には、3週先のスケジュールをみながら働けるのが理想。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い
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先読み力=精度の高い仮説を立てて物事を予定通りに進める力(そのために重要なのが起こりうる問題を予測する力)
メリット:
事前に不要なトラブルを回避できる
1.やり方
①毎朝、その日一日のスケジュールを紙に書く
90分単位が集中しやすい。
午後には2時間程度予備時間を入れておく。⇒不測の事態に対応!
メールは1日3回(30min程度)
②仕事をしつつ実績を書く
③予定と実績を比較して予定通りいかなった部分の
原因と対策を考える
ア)予定していたが、実行できず先延ばしにした仕事
⇒重要だが緊急ではない仕事を先延ばしにすることは典型的な後手のパターン。
必ず期限を付ける
イ)予定していて実行したが、時間がオーバーした仕事
⇒作業時間の見積もりを間違えた原因と対策を考える
ウ)予定できず、実行した仕事
⇒予定できなかった原因と対策を考える
※先読みして想定外の仕事を減らすことこそ一番重要なポイント
できるようになると時間をコントロールできるようになる
④先読み成功か失敗かを集計する
上記③のアが先読み成功
イ、ウが先読み失敗
※メールはどちらにも入れない
※ミーティングはイメージ通りの内容であれば成功
成功が50%以上を目指す!
⑤毎週土曜日に1週間の実績を集計し、時間に対して効果が得られているかをチェック
⑥1週間の予定は毎週日曜日か月曜日の朝にスケジューリング
※1週間より先の予定は時間単位ではなく1日単位
2.タスクリスト
タスクリストの質は抜け、漏れがないかで決まる
切り口としては人、モノ、金、情報
3.時間価値
4.ミーティング
目的、目標、目録の3つは常に意識する
脱線した場合は戻す -
オーディオブックで読了
セルフマネジメントをしっかりやると先読み力がつくよってな内容。計画と振り返り大事。 -
内容が古めかしいと思ったら、そのはず2008年出版だった。
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とても面白かった。3〜4年目のリーダー的役割を担い始めた人にピッタリの本。後手に回って余計な仕事が増えるのを日々目の当たりにしているので、先読み君になって要領が良いと言われる人になりたいと思った。無駄な会議をしないために方向性を決めて仲間を増やしておくことや、何事も自分のせいと思って行動することなど実践的な話が多く、実際の仕事に落とし込みやすかった。ぜひ実践したい。
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「仕事ができない人」後手の対応となり一生懸命働いてる後手くん
「仕事ができる人」トラブルを起こさないように前もって予測する先読みくん
「先読み力」とは起こりうる出来事を推測発見する力だそうです。
「認知→タスク化→実行→先読み」
いわゆるPDCAの一歩先の視点ですね。
「タスク化」は一見分かりにくいですが単純に認知した目標を細分化して行動レベルに落とし込むことやと思います。
「タスク化」がないと「実行」に移せないんですよね。
「タイムマネジメント」
前倒しで出来る自分のタスクは全てこなして行かないと周りをコントロールする時間が足りなくなります。
「リードする」
仕事で関わる全ての人をリードするのが理想です。
でも僕は一歩手前のコントロールで十分かと思っています。
個別にリードするのは難しくても全体を把握して上下関係なく各人の動きをコントロールしておけば十分先読みで仕事は進めることができると思っています。
僕もまだまだですが「先読み力」の次には心を読んで先取りするというのがあります。
今の職場ももうすぐ1年。
色々と掴めてきたのであとは半歩先に行動することを心がけようと思います。 -
プロアクティブ性についての参考文献にしようとしたが、個人の成功体験からしか述べられておらず参考にならなかった。
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悪い本では無いと思うのだが、自分とは業態が違いすぎてイメージがわかない。
プロジェクトやチームが出てくるが、それが「お客様のため」。コンサルか何かなのだろうか?自分は電気メーカの開発職だが、直接1対1で客先に触れることは少ないし、1対多であることが多いので、最後の方になるにつれて増えていく「お客様と話し合う」系の話に共感できずに終わった。