- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534044082
感想・レビュー・書評
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とてもわかりやすかった。実践で使えるようにしたいものばかりだった。
もう二回程読んで自分のものにしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルに「3分でわかる」とあるように、
ロジカル・シンキングとはなんぞやということは本書で分かりますが、
ロジカル・シンキングを使いこなすためには、もっと多くの事例に触れ、
訓練することが必要だと思います。
そういうさわりの部分を知るには、簡潔に書かれていて良いのでは
ないかと思いました。
深めていくためには別の図書が良いと思います。
以下、私的に為になったポイントです。
■相手の「常識」を考える
相手と聞き手の間で共通となる一般論「暗黙のルール」が共有出来ていないとコミュニケーションが成り立たない。
これは良く分かります。他部署の話を聞いて、それを上司に伝えないといけないとき、
よく用語が分からなかったり、状況が把握できなかったりで困ることが多いです。
新参者の私がわからないだけで、上司にはこの意味がわかるのか?
それだと一から説明してもらうのも相手の手間をかけさせるだけだなあとか・・・
自分はわりとくどい説明をするタイプなので、逆のことが多いと思います。
■絶対に避けたい「白紙の結論」
・結論に何もメッセージがない
・「問題を解決すべき」は結論ではない
ありがちですね。でもどう解決すべきかまで考えつかず、
とりあえずそれで逃げることも・・・反省です(^^;
■ビジネス向きの「PREP法」、最後まで惹きつける「SDS法」
PREP法はいきなり結論
・部内で検討してきた方針の発表や、調査結果の発表などに適している。
・結論や論理性を重視するビジネスシーンでのプレゼンではPREP法が有利
SDS法は「予告編」付き
・概要や目次→詳細→まとめ
・プレゼン内容について聴衆が見通しや予想が出来ていない場合に適している
・講演会、セミナー、新製品の発表会や会社事業内容のプレゼンなど
・最後まで聴衆に聞いてもらうためには、結論は最後に言うほうがいい。
目的により構成を変えるということですね。パターン化して自分でどちらが良いか
判断できるようになると、作業効率がぐっと上がるかも。
■相手の聞く気をなくす「起承転結」話法
・起承転結というのは、話の盛り上げるためのシナリオの技法であって、論理的に話すための文章構成法でない。
これはなるほど!と思いました。
常日頃から承や転のところをどう論理的にもっていくのか
イメージがつかめず悶々としていましたが、この説明で腹に落ちました。
とは言え、ネットで検索したら、起承転結でと言っているのも
結構な数がありましたので、実際に正しいのかはわかりませんが(笑
そこは自分にしっくり来る方で考えたらいいのかなと割り切ったらいいかなと。
■発想の限界を超えるAS is TO be 思考
・As is = 現状
・To be = 有るべき姿
・理想側から現実とのギャップを埋める。
・To beを描いて、そのギャップを埋めるためにはどうすればいいか。
・ギャップを埋めるプランは現実的でないといけない。
現実をどうするのかというところからスタートして、これはできない、あれもできないと
考え、妥協しまくりの産物しか出てこなかったりするので、
この考え方は重要かなと思います。
■論理思考で成果をあげるアンケートの作り方
・事前と事後を比べる。
→セミナー参加前に知りたかった疑問点、期待は解決されたか?
過去に、アンケートを取ることが目的のようなアンケートを作成していたので、
はっと思わされました。今度作成することがあれば、
役に立つアンケートを作れるような気がします。
■フェルミ推定で地頭力を鍛える
・答えのない問題に答える。
・知識の有無、答えの数字等の正確性を問うているのではない。
・答えにいたるまでの思考過程の論理性や洞察力を評価する。
こういうのに答えられると頭よさそうな感じがしますよね。
新しいことをする時には重要なスキルだと思います。
ただ、普段から練習しておかないと使いこなせないでしょうね。 -
基本が整理されてる
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[○10/12/19完読]グロービスのプレMBAの復習にでもなれば、という気持ちで読んだ。体系的に知識を確認できた。忘れている、初めて知ったネタも多かった。またコンサルタントの仕事方法が垣間見れるところも為になる。モノ作り屋にとっても大変に有益と思う思考方法が説明されていて結構お勧め。私自身はMECEは意識して使う。しかし、よく言われている「地頭力」というもの、一体何をもってその善し悪しを判断しているのか、その判定基準に対してどうもすっきりしない。本書とは関係ないが、そもそも他人の地頭力を“試す”、“評価する”という姿勢に疑念がある。まぁ面接などでは仕方のない事なのだろうが。
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逆の論理は正しいとは限らない。心しておこう
SMARTな目標設定⇒できていないな
常にフェルミ推定し、思考力を鍛える -
SMART法、MECE、フレームワーク、SWOT分析等論理的な考えを付けるために必要となってくる言葉が多く載っている。論理的な考えを身に付けたい人の入門編という所だろうか・・・
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ゼロベース
前提やしがらみを取り払い、白紙の状態で考えること。「そもそもどうあるべきか」という本質を考えることから始める
To Be思考
1.ゼロベースであるべき姿to beを描く
2.As is(現状)を分析し、ギャップを明確化
3.どうやったらギャップを埋められるのか?
4.to beへのステップを考え、実現の計画を立てる -
平易な文章で書かれており、1セクションも短くまとめているので、
読みやすかった。
ロジカル・シンキングって何?って方や自分の知識の棚卸しの
確認にもちょうど良いかも知れません。
色々と参考になる部分も多々ありました。 -
ロジカルシンキング(考え方・伝え方)について、理解しやすいよう平易な表現で書かれている。せっかく読み直したので、理解を深めるためにアウトプット。
なお、伝え方の一部として資料作りのポイントもあったが、、文章にするとイマイチ伝わらないのでここでは割愛。
【理由付けて考える・伝える論理パターンは3つ。演繹法・帰納法・(弁証法)】
(演繹法)
・論理を数珠繋ぎにしていく論理
・その際、数珠は3,4段が限界
・例としては、「黒い雲が出てきた→雨がふりそうだ→傘が必要」
(帰納法)
・個々の観察事項から全体を明らかにする論理
・納得感が得られる結論であるかが重要であり、観察結果から類似事項をまとめる
・例としては、「売り上げ減・従業員の離職率増・支払遅延→経営難」
(両社を併用したのがピラミッドストラクチャー)
・結論→理由→根拠・データの順に落としていく
【仮説思考は総花的思考に勝る】
・メリットは、調べるべきポイントを絞れること
・途中で事実と違ったことに気づいたらすぐに修正
・仮説・検証・修正のサイクルをいかに早くまわすかが重要
・仮説に固執しない
・精度よりも早さが重要
【ビジネスではCRFの原則(結論・理由・裏付け)を大切にする】
・裏付けは客観的な数字を使用
・意見と事実は違うことを認識し、事実と事実をぶつけ合う議論が理想
【プレゼンにはPREP法とSDS法がある】
・PREP法…結論重視。「結論→理由→具体例→結論強調」結論が最初なのでビジネス向け
・SDS法…ストーリー重視。「概要→詳細→まとめ」話の内容自体に意味がある
【ゼロベース思考】
そもそもどうあるべきか、という本質を考える方法。前提やしがらみを外す
【As is To be思考】(逆算)
有るべき姿をゼロベース思考で描き→現状を分析→そのギャップをどうやって埋めるか考える→現実的なプランを練る
【イッシュ―ツリー】
問題解決のために原因を探る。細分化したものが仮説になる。
問題解決の4ステップ…問題の明確化→根本原因を探る→うち手を考える→実行の優先順位をつける
MECE…漏れなくダブりなし。全体を捉えていくつかに分類する
SMART…目標設定の際の5つのポイント。①テーマは具体的か②数字で測定可能か③現実的に達成可能か④成果に基ずいているか⑤期限があるか
なお、本書はあくまでハウツー本なので、読み終わった後は問題集のようなものを解きこむ→意識して日常でも使ってみる姿勢が大切だと実感した