3分でわかるロジカル・シンキングの基本

著者 :
  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534044082

感想・レビュー・書評

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  • 入社したてのころに読むととても良い。基礎的なポイントを無駄なく網羅してもらえている印象。

  • 会話を行う際、「AはBである」という伝え方は、暗黙のルールが共有できていないと知った。
    ブラックボックスが生じていると同様、相手の立場に立ったコミュニケーションを心がけることで改善されるのではないかと感じた。

    演繹法、帰納法、弁証法とギリシャ時代から3つの論理パターンは変わっていないことから、
    この法則を身につけることで、相手と論理的なコミュニケーションを取れるようになる。

    仮説検証は間違ってもよく、クイック&ダーティーに行うことが大切であると記載されていた。
    私自身、「完璧主義」であるため、精度を求めるのではなく修正を通じて50〜80%のクオリティを目指したいと考えている。

    論理的に伝えるコツとして、CRFやPREP、SDSがある。
    起承転結ではなく、状況に応じて法則に基づいた会話の論理展開をしていきたい。

  • 基本が学べる入門書としては非常にわかりやすい内容です。

    実際に実行するにはもう少し深く学ぶ必要はあると思いますが、自分に足りないところを理解するという観点で見れば十分な内容。

    ・「常識」は人それぞれ。「暗黙のルール」を意識して論理を展開する。
    ・関係があるだけでは因果関係にならない。それが起こる確率を検討する。
    ・「逆」「裏」「対偶」を見分けて、論理が正しいかをチェックする。
    ・結論を3つの視点で支える「ピラミッド・ストラクチャー」を使う。
    ・仮説思考は「仮説→検証→修正」のサイクルをいかに早く回せるかが重要。
    ・調査と分析はすばやく、汚く。目星がつけば、精度を完璧にする必要はない。
    ・結論・理由・裏づけの3つをセットにした「CRFの原則」を頭におく。
    ・結論にメッセージのない「白紙の結論」になっていないか注意する。
    ・「事実」と「意見(思い込み)」がごちゃごちゃにならないようにする。
    ・裏づけとなるファクトは数字で表せる定量データ&一次情報が強い。
    ・ビジネスではPREP法、公演などではSDS法と使い分ける。
    ・プレゼン資料作成は事前に論理構成を練る。チャートの見せ方も一工夫。
    ・いつ、どんなときも「理由は3つあります」と言えるクセをつける。
    ・通例、慣例をご破算にした「ゼロベース思考」がよいアイデアを招く。
    ・「あるべき姿」に「現状」を近づければ、発想の限界は超えられる。
    ・「ただがんばる」「思いつき」「手当たり次第」では不幸な結果になる。
    ・大きな問題は、原因を細分化して解決する「イシュー・ツリー」を使う。
    ・物事の全体像は、モレ・ダブリなく捉える「MECE(ミーシー)」を使う。
    ・ロジカル・シンキングに相性のよい「パワーポイント」を積極的に使う。
    ・アイデアをボックスやフォーマットに落とせば、生産性の高い思考ができる。
    ・2×2のマトリックスを使えば、情報を視覚的にわかりやすく整理できる。
    ・目標を設定する際には「SMART」を意識すれば、明確になる。
    ・会議は、議論と資料作成・確認・承認が同時にできる「超並列会議」を目指す。
    ・答えより思考のプロセスを重視するフェルミ推定で「地頭力」を鍛える。

    特に思考の整理をするうえでも、普段からパワーポイントを使うというのは参考にし、取り入れていこうと思います。

    説明
    内容紹介
    ◎手軽に理解できるロジカル・シンキング入門書
    ロジカル・シンキング本はすでに何冊か出ていますが、そのほとんどが敷居が高く難しいもので、一般のビジネスパーソンには手が出しにくいのが現状です。そこで、本書は日常の仕事で活かせるロジカル・シンキングのコツをわかりやすく、実践的にまとめました。

    ◎3分でわかる論理思考の「フレームワーク」
    勝間和代さんのベストセラーでも紹介された「MECE」「ピラミッド・ストラクチャー」、同じく『地頭力を鍛える』の「フェルミ推定」、『世界一やさしい問題解決の授業』の「イシュー・ツリー」などの論理思考に必要なフレームワーク(型)が「1項目3分」で理解できるようになっています。

    ◎外資・コンサル、「考える」職業の人に
    人気上昇中の外資系企業・コンサルタント志望者はもちろん、いま増えている「仕事で考えることを要求される」20代、30代のビジネスパーソンにおすすめの一冊です。
    著者について
    大石哲之(おおいし・てつゆき)
    (株)ティンバーラインパートナーズ代表取締役。1975年、東京都生まれ。
    慶応義塾大学環境情報学部卒、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュ
    ア)戦略グループ、ベンチャー企業創業を経て、(株)ティンバーラインパート
    ナーズ設立。コンサルタント転職のポータルサイト「コンサルタントナビ」運営
    ほか、新規事業創造・CRM領域を強みとしたビジネスコンサルティングを手がけ
    る。
    著書に『よくわかるコンサルティング業界』(日本実業出版社)がある。
    All About「コンサルティング業界で働く」ガイド。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    大石/哲之
    株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役。1975年生まれ。慶應義塾大学卒。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、ネットコミュニティベンチャーの創業を経てティンバーラインパートナーズを設立。All About「コンサルティング業界で働く」ガイド。コンサルタントになりたい人を支援するポータルサイト「コンサルタントナビ」を運営。中小企業大学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • ロジカルシンキングの基本に触れられる本。

    「3分でわかる」のであって「3分でできる」ではないことに注意。この本に詰まったエッセンスを実際にひとつずつ使っていくことで身についていくと言えるだろう。とはいえ、コンサルタント業界で用いられている手法をわかりやすく説明した良著だと思う。図解もシンプルで理解しやすい。ロジカルシンキングについて興味はあるが知識がないという方にオススメ。

  • ロジカルに考えるのが苦手な私。
    だからこそ練習するのだ。

    やっぱりここでも「細分化」は重要キーワード。

    細かく分けて、
    分類する。

    自分にできることなのか、
    できないことなのか。
     
    それはなに?
    つまりどういうこと?
    なぜ?

    細分化し、
    分類わけし、
    整理されたキーワードを見つめながら、
    本質から逸れずに答えを探す。

    練習あるのみ。

  • 図書館で借りた。
    ロジカルになりたい

  • 帰納法→いくつかの実験結果から結論を導く
    演繹法→数学的に順序立てて結論を導く

  • 物事を考える時にどうやって整理したらいいのか学べる。もう一度読みたい。実践したい。

  • ロジカルシンキングの基礎を網羅的に学ぶのに適した良書。
    1:逆・裏・待遇や、演繹・帰納など基礎基本の復習。論理のブラックボックスや個人的な常識に捉われた結論になっていないか。
    2:CRFの原則、スライドの作り方や考え方、特にチャートの見せ方で説得力が増す。
    3:仮説思考でスタートし、網羅的な情報収集よりもクイック&ダーティーな仮説検証サイクルの重要性

    などはとても勉強になった。
    ある程度ロジカルシンキング系の本を読んだ人も、これからロジカルシンキングを勉強したい人にもおすすめできる。

  • ロジカル・シンキングの入門書として購入。
    仮説思考とか普段の診療でも無意識に使っていたり。
    仮説→検証→修正のサイクルをいかに早く回せるか。

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著者プロフィール

ビットコイナー。2013年よりフルタイムでビットコイン及び暗号通貨の事業に関わる。ブロガーとして暗号通貨の技術を噛み砕いて紹介。Ethereumを日本で初めて一般むけに紹介し「イーサリアム」と翻訳した。暗号通貨の普及と、技術の育成を目的に活動している。(社)日本デジタルマネー協会理事、(社)日本ブロックチェーン協会アドバイザーほか、エンジェル投資家としてウォレットやクロスチェーン等の事業へ複数投資している。1975年生まれ。慶応義塾大学卒、外資系コンサルタント会社、起業等を経て現職。著書に『コンサルタント1年目が学ぶこと』(ディスカヴァー21)『3分でわかるロジカルシンキングの基本』など。

「2018年 『これからを稼ごう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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