〈NJセレクト〉コーチングのプロが教える「ほめる」技術

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534046215

感想・レビュー・書評

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  • ほめることはアクノレッジメント(承認)のひとつ。無理していいところや成果を見つけてほめる必要はなくて、存在、行動、自分が感じたことを伝えることで承認になる。

    仕事に負担を感じて自分に余裕がなくなってしまい、子どもたちの存在や行動をしっかり受け取ってフィードバックする余裕がなくなってしまうことが嫌だったのを思い出しました。

    大切な存在だよ、いつもちゃんとみているよ、の気持ちを言葉でうまく伝えられない分、写真や動画、毎月の彼らの写真を使ったカレンダーなどで「承認」を伝えていたのかもしれないな…と思いました。

    でもやっぱり、言葉で伝える、面と向かってコミュニケーションする、そんなことこそが大切な気がする今日この頃です。

  • 「ほめる」技術、とありますが、
    実際はほめるだけではなく、
    ほめるを含めた
    アクノレッジメント、承認。

    世の中には、隙あらばアクノレッジメントをしようとする人間と、アクノレッジメントされたくて待っている人間と2種類しかいない。

    また、相手のタイプによって、アクノレッジメントのアプローチも変わってくるということで、身の回りの人を思い浮かべながらタイプ分けしてみると、簡単に分かりやすくタイプ分け出来たので、これからも実践的に活用ししたいと思った。

    職場や家族、人間関係を円滑にするために、コーチングを基にしたアクノレッジメントをこれからも実践しようと思いました。

  • アクノレッジメント=承認。褒める、もこの中に含まれる。褒めなくても承認すればよい。
    褒めることは技術。練習が必要。
    承認は、相手がどれだけ自分に影響を与えているか、を伝えること。
    部下と飲食をする場では、重要感を伝える。

    顧客には贈り物をする。本、記事、出張土産、絵葉書、など。わざわざ自分のために時間を使ってくれた、ことが価値がある。部下にも贈り物をする。
    相手に関心を持つ=どんなネクタイをしていたか、靴はどんな?髪型、など。まずはこれから。

    あいづちは、大げさに打つ。話す気にさせるあいづち。
    相手の言葉を繰り返す。リフレインは存在を承認すること。リフレインされると、味方と思いやすい。

    コントローラー=コントロールされたくない。過剰な誉め言葉より、周りを承認する。リーダーとしての力量を認める。出身校や家族など。周りに承認を与えるほうが効果的。織田信長タイプ。
    プロモーター=褒めるほど気に登る。感嘆符をつけてほめる。羽柴秀吉タイプ。
    サポーター=コツコツ努力するがアピールしてっこない。ある日突然辞表を出すような人。不満を貯めさせない。明智光秀タイプ。
    アナライザー=専門性に対する認知。間口の広い質問はしない。意味もなく褒めても効果はない。褒めるときは理由と具体性を褒める。相手のペースに配慮する。

    女性はさりげなく褒める。
    年上の部下は、相談することが承認になる。任せる。
    上司には、報連相、報連相、称賛、が承認になる。

    人が抱える大半の不満は、周りから大切にされていない、ところ。夫婦喧嘩のすべてはここからきている。自分から提供すること。感謝していることを真剣に伝える。

    アクノレッジメントは、生き方の問題。すきあらばアクノレッジメントしようとしている人と、されることを待っている人。

  • 具体例が多くわかりやすかった。

  • 色々なところで絶賛されていたのを見て読み始めた。
    古い本をこんなに絶賛されるのは非常に有意義な本なのだろうと思い読み始めたためか、物足りなく感じた。

    ①褒めることで相手は自分の意見を尊重し(安直な表現を使うなら)恩を返そうとしてくれる。それにより仕事がスムーズに進む。②褒め方は相手により様々で単純に褒める言葉を返す事で喜んでくれる人もいれば理由も含めて伝えなければダメな相手もいる。後者は正当な理由なく褒めると逆効果である。③リアルタイム、高頻度で伝える事が大切。

    忘れている事、認識できていない事への気づきとしては、必須のの内容だけれど、これ、『プロが教える』として書籍化するのは本業に差し支えるのではないかと気になってしまう。

    知りたいのは、この後に続くであろう、「エンゲージメントを高めた後、一次方程式の問題を解く人に九九を覚えてもらわなければいけない時、『今更そんな事、小学生ではないんだから』と言いつつ九九ができない人社会人に、九九を覚える気にさせる方法」。自分としては、求めていた内容がこの本には含まれていなかった残念さが混ざってしまう。

    • yoさん
      感想を書き終わって改めて考えた。何が物足りないのか?
      具体例を絞りすぎた結果、ケーススタディの章が少なくなりすぎてしまったのではないか。
      感想を書き終わって改めて考えた。何が物足りないのか?
      具体例を絞りすぎた結果、ケーススタディの章が少なくなりすぎてしまったのではないか。
      2019/01/04
    • yoさん
      入門書としての位置付けであり「より多くのケーススタディが知りたい場合は、『実践結果編』を参照せよという事であるなら、自分にも満足できるものだ...
      入門書としての位置付けであり「より多くのケーススタディが知りたい場合は、『実践結果編』を参照せよという事であるなら、自分にも満足できるものだったかもしれない。
      2019/01/04
  • 本書では「アクノリッジメント」という概念が取り上げられています。これは、日本語に訳すと「存在承認」といった意味合いになるでしょうか。私たちは、存在を認められたと感じたときに、心が満たされ、認めてくれた人のために動こうと感じます。だからこそ、相手を承認しているんだと言葉や態度で伝える技術が必要になってくるというわけです。タイトルとなっている「ほめる」は、その技術の代表的なものです。

    著者の鈴木義幸氏は、コーチングのプロであり、多くの人々の成長をサポートしてきた方。鈴木氏は、ほめることがどうして効果的なのか、どんなほめ方が良いのか、どんな場面でほめるべきなのか、などを具体的な例やエピソードを交えてわかりやすく説明しています。ほめられるのを待つより、ほめる人になる。そうすれば、自分も相手も幸せになれるというメッセージが本書には込められています。

    私が、この本をお勧めする理由を以下にあげます。

    ・ほめることがどんな効果をもたらすのかを、科学的な根拠や実例で知ることができる。
    ・どんな場面でほめること有効なのか?シーン別に学ぶことができる。
    ・「褒める」をどんな言葉で伝えられるか、具体的な表現やコツで理解できる。

    本書を読んで私は、ほめることが自分の心理状態や人間関係にどう影響するかを理解でき、自分と相手の両方がモチベーションや目標達成に向かえると思いました。

    まとめとして、この本は、ほめることの素晴らしさや効果性を知り、ほめることのスキルや習慣を身につけるための実用的なガイドブックです。ほめることに興味がある方や、ほめることをもっと上手になりたい方にお勧めです。

  • 苦手分野を克服すべく、この本を読むことに。
    「ほめる」方法について、相手のタイプに応じて変えていく必要があるという点が一番勉強になった。
    そのためにはもっと後輩たちをよく観察する必要がある。自分の仕事が精一杯でも、それを常に頭に置いて仕事ができるように意識をしていこうと思った。
    読んでよかったし、この本は借りていたけど手元に置いておきたくて購入。いつでも読み返せる。

  • 「もっと効果的にほめたいな」という気持ちで手に取った。内容はわかりやすいが、とにかくコンパクトにまとまっているので、いわゆる「コーチングとはなにか」の知識はある人向け。

    ほめるのはacknowledgeの一部でほかにもいろいろやり方があることを知れてよかった。特にいいことが起きていないときのほうが多いわけだし。

    人間の4つのタイプのうち、プロモーターはとにかくほめておけばいいというのがとても雑で笑ってしまったが、著者の経験則に照らすとそうなんだろうと納得できるくらいには結晶化された知恵が書かれている感じがあった。

    女性については「彼女らのおしゃれに気が付け」みたいなことが書いてあって、興ざめ。仕事ぶりをほめなさいよ。

  • 以前にも一度読んでいたが内容をかなり忘れてしまっていた。
    仕事に留まらず、人間関係全てに通ずる内容だと思う。定期的に読み返したい。
    特に、人がなぜアクノレッジメントを求めるのか、それがどれほど切実な思いなのかということは忘れないようにしたい。

    私は人を褒めること自体への抵抗は少ない人間だと思うので、あとは各人に合わせたアクノレッジメントができるようになれば良いと思う。

  • 参考図書

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