「続ける」習慣

著者 :
  • 日本実業出版社
3.72
  • (88)
  • (186)
  • (142)
  • (29)
  • (5)
本棚登録 : 1813
感想 : 201
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534047700

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本を読んでいくと、習慣化はある程度のルールがあることがわかります。
    逆に習慣化には、精神力や力技は必要がないということを理解します。

    そう、知識と技術があればいとも簡単に三日坊主にしていた習慣が、
    血肉となるのです。
    このことを知っているだけで、意思の弱い人でも無理なく
    成功に近づくような素晴らしい習慣を得ることが出来ます。

    なかなか習慣を継続できない方、これから習慣力を身に着けたい方に強くおすすめします。

  • 習慣化の本は何冊か読んでみましたが、この本は習慣化の進め方やコツが具体的でわかりやすかったです。

    「ライフバランスの各分野を農場だと思い、農業ビジョンをもって、よい習慣の種をたくさんまいていただきたい」
    とあるように、ひとつの習慣だけでなく、行動習慣、身体習慣、思考習慣と生活全体が向上できるように考えていけるのがよかったです。

  • p6
    ①習慣化のプロセス
    習慣化が得意な人は、経験的に挫折しやすいポイントを知り、上手に乗り切っている
    ②継続のツボ
    継続力のある人は、自分のやる気をマネジメントするコツを知っている

    p10
    本書を読めば、次の5つのものを手にいれていただけるでしょう。
    ①「なぜ続かないのか」が理解できる
    →続かない理由がわかると、ストレスと自己嫌悪から解放され、習慣化の方法がより理解できます。
    ②習慣化のプロセスと対策を体得できる
    →あらゆる習慣化を挫折に導くワナが理解でき、上手に乗り切ることができます。
    ③自分の継続のツボを発見できる
    →あなたに合った継続のツボがわかり、続ける仕組み作り、モチベーションアップにつなげることができます。
    ④習慣がもたらす奇跡を実感できる
    →習慣が人生に与えるインパクトを感じられるよう、事例やコラムを盛り込みました。
    ⑤実践のフォローを受けられる
    →30日のメールフォローや各種ワークシート、映像講義など、実践をフォローする仕組みを用意しています。

    p26
    あなたの行動のほとんどすべて、少なくとも95%はあなた自身の習慣によって決まっている。

    p37 習慣の3分類
    レベル1 行動習慣
    ・期間:1ヶ月
    ・勉強、日記、片づけ、節約など

    レベル2 身体習慣
    ・期間:3ヶ月
    ・ダイエット、運動、早起き、禁煙など

    レベル3 思考習慣
    ・期間:6ヶ月
    ・論理的思考力、発想力、ポジティブ思考など

    本書では、ビジネスや私生活で身につけなければならないことが多いレベル1の行動習慣を中心に扱います。

    p40 行動習慣を身につける3ステップ
    ・ステップ1 反発期:すぐにやめたくなる
    ・ステップ2 不安定期:予定や人に振り回される
    ・ステップ3 倦怠期:じょじょに飽きてくる

    p41 「どの時期で習慣化に挫折したのか」
    ・ステップ1 反発期(1日~7日) 42%
    ・ステップ2 不安定期(8日~21日) 40%
    ・ステップ3 倦怠期(22日~30日) 18%

    p51
    行動習慣は(思考習慣などと違って)1か月で定着しますので、年間で12の習慣を身につけることができます。

    p55 「習慣化の旅」
    前提1 毎日行動し続ける
    少なくとも30日間の「習慣化のプロセス」では、何もしない日を極力ゼロにすることが成功への秘訣です。もちろん30日後は、週3、4回にいhンドを落として構いません。

    p56
    前提2 対策も最後まで続ける

    p65 ステップ1 反発期【1日~7日】――やめたくなる

    p67 
    「とにかく続ける」ことだけに力点を置くのです。つまり「毎日行動し続けること」が重要で、極端な話、勉強で言うなら、本を開くだけ。ランニングで言うなら、準備運動だけでも構いません。行動量や結果ままったく無視してもよいぐらいなのです。
    反抗期を乗り越える具体的な対策は次の2つです。

    対策1 ベビーステップで始める
    対策2 シンプルに記録する

    p68 挫折を未然に防ぐ「習慣化の3原則」
    原則1 1つの習慣に絞る【同時にいくつもやらない】
    失敗する第一の原因は、欲張って2つ以上の習慣を、同時に定着させようとすることです。
    p69
    原則2 有効な1つの行動に絞り込む【行動ルールを複雑にしない】
    失敗する第二の原因は、行動ルールがやたらと多く、複雑なことです。
    p70
    原則3 結果より行動に集中する【結果にこだわりすぎない】
    失敗する第三の原因は、結果にこだわりすぎるあまり、行動のリズムを崩し、失敗してしまうケースです。

    p72 対策1 ベビーステップで始める
    ベビーステップとは、「赤ちゃんの一歩」という意味で、簡単に言うと「小さく始めましょう」ということです。

    p74
    習慣化できる人はみんは、反発期に「決して無理せず、小さく始める」傾向があります。

    p75
    あるとき、キレイな部屋を目指すのではなく、15分だけ片づけることを目標に設定しました。すると、片づけ始めることへの一歩が踏み出しやすくなり、3日、1週間、3週間と続いて、気がつくと片づけに対する苦手意識がなくなってしまいました。
    まさに「完全に部屋を片づける」と無意識にハードルを上げていたところに、15分というベビーステップを設定できたからこそ、行動に移せたのです。

    反発期は「ウェアを着てウォーキング15分」というベビーステップから始めると、苦もなくスタートできました。

    p76
    ベビーステップで始める「効果」

    効果1 行動ストレスが少ない
    効果2 モチベーションに火がつく

    p77
    ベビーステップで始める「方法」
    ①「時間」を小さくする
    ②「ステップ」を小さくする

    p78
    ベビーステップで始める「ポイント」
    ①実行できるハードルを設定する
    ②物足りなさを手放す
    ③毎日必ず実行し続ける

    p81 シンプルに記録する

    p84
    シンプルに記録する「効果」
    効果1 客観的に分析でき問題がわかる
    効果2 行動にムラがなくなる
    効果3 モチベーションが上がる

    p85
    シンプルに記録する「方法」
    ①内容を考える(どんな項目にするか?)
    ・○×のみ記録する
    ・○×以外に内容、数値を記録する
    ②記録媒体を考える(何に記録をつけるか?)
    ・紙
    ・デジタル機器

    p86
    シンプルに記録する「ポイント」
    ①面倒くさくしない
    ②毎日必ず記録する

    p89 ステップ2 不安定期【8日~21日】――振り回される

    p91
    不安定期を切り抜けるには、継続できる「仕組みを作る」ことです。

    p92
    不安定期には行動のハードルを上げる
    反発期に「ベビーステップ」で始めた行動は、実際に習慣化したい行動よりも、ハードルが低い状態です。ですから、不安定期からは自分の望むハードルを引き上げましょう。
    仮に、2時間英語の勉強をするのが本来の目的であれば、そのとおりにハードルを上げるのです。

    不安定期の対策は大きく3つあります。
    対策1 パターン化する
    対策2 例外ルールを設ける
    対策3 継続スイッチをセットする


    p93
    対策1 パターン化する

    「パターン化」とは、あなたがs身につけたい習慣を一定のパターン(時間・やり方・場所)で実行することです。

    p95
    パターン化する効果
    効果1 リズムがつく
    効果2 忘れにくい

    パターン化する「方法」
    ①日時:何曜日、何時にやるのかを決める
    ②内容:量や方法を決める
    ③場所:どこでやるかを決める

    p96
    パターン化する「ポイント」
    ①できるだけ「聖域」を考える
    仕事やプライベートの予定に振り回されにくい時間帯(=聖域)を見つけると効果的です。

    ②一石二鳥で考える
    通勤時間や移動時間、昼休みなどに習慣を組み込めば、新たに習慣のための時間を増やす必要がなくなります。

    ③毎日行動し続ける

    p99
    対策2 例外ルールを設ける

    p100
    たとえば、気分が落ち込んだり、疲れているときは、テキスト1ページだけ読めばよい。23時以降に帰宅の際は、電車の中で単語帳を読めばよい。こういったルールが考えられます。

    p101
    例外ルールの「効果」
    効果1 計画に柔軟さが生まれる
    効果2 ストレスが少なくなる

    p102
    例外ルールの「方法」
    ①例外ケースを考える
    A:体調
    B:天候
    C:予定

    ②対応を考える
    A:ベビーステップで行動する
    B:振り替える
    たとえば翌日に倍のノルマで行う、日曜日の19時に振り替え時間として空けておく、などの対応です。
    C:特別の日とする

    p103
    例外ルールの「ポイント」
    ①あらゆるケースを想定する
    ②試しながら追加・変更する

    p105
    対策3 継続スイッチをセットする

    「継続スイッチ」とは、習慣化上手の人が行なっている、継続の工夫のことです。

    p106
    12個のスイッチを「アメ系スイッチ」と「ムチ系スイッチ」の2つにジャンル分けしています。

    p108
    継続スイッチの「効果」
    対策1 モチベーションを操作できる
    対策2 続ける仕組みができる

    p109
    継続スイッチの「方法」

    12の継続スイッチ

    継続スイッチの「ポイント」
    ①自分の得意スイッチを知る
    ②習慣ごとにスイッチを考える

    p111 ステップ3 倦怠期【22日~30日】――飽きてくる

    p113
    倦怠期を上手に乗り切るには、とにかく「変化をつける」ことです

    倦怠期の対策として、次の2つを紹介します。

    対策1 変化をつける
    対策2 次の習慣を計画する

    p115
    対策1 変化をつける

    p116
    変化をつける「効果」
    対策1 新鮮な気持ちで再スタートできる
    対策2 モチベーションがわいてくる

    p117
    変化をつける「方法」
    ①内容・環境を変える
    ②継続スイッチを使う

    p118
    変化をつける「ポイント」
    ①一石二鳥で考える
    この場合の一石二鳥とは、「1つの習慣で2倍得する工夫を考える」という意味

    ②バリエーションを用意しておく
    最低でも3つぐらい考えておくことをお勧めします。

    ③パターンやルールは安易に変えない

    p121 
    対策2 次の習慣を計画する

    倦怠期にもう1つやっておくべきなのは、「次にチャレンジする習慣を考えてプランを作っておく」ことです。

    私の経験では、習慣化のプロセスが8合目まで来たときに、次の習慣のプランを立てると、今行なっている習慣行動のモチベーションにもつながり、新鮮な気持ちで取り組むことができます。

    p123
    次の習慣を計画する「効果」
    効果1 今の習慣が通過点に見える
    効果2 習慣化する力が高まる

    p124
    次の習慣を計画する「方法」
    ①ゴールから逆算する
    ②習慣化プランを作る

    p125
    次の習慣を計画する「ポイント」
    ①優先順位をつける
    ②計画しても実行しない

    p130
    継続スイッチの目的は「行動のモチベーションを上げ、続ける仕組みを作る」ことにあります。

    アメ系
    スイッチ1 ご褒美
    内容 ご褒美パワーで目先の困難を乗り越える
    ポイント1 習慣との結びつきを考える
    ポイント2 大好きなものを設定する
    事例1 英語の勉強
    (例) 週に1回大好きな洋画を見る
    事例2 早起き
    (例) 出社前に有名ホテルの朝食バイキングを食べる
    事例3 日記
    (例) 日記を書き終わったら、ビールを1杯飲む

    スイッチ2 ほめられ上手
    内容 ほめられる環境を作り、やる気を上げる
    ポイント1 人を選ぶこと
    ポイント2 お願いするかアピールする
    事例1 片づけ
    (例) 夫に毎日「よくがんばってるね」と言ってもらう
    事例2 ダイエット
    (例) 1キロ痩せるごとに周囲に変化を聞く
    事例3 禁煙
    (例) 妻に毎日、はげましやほめ言葉をもらう

    スイッチ3 遊び心
    内容 遊び心で行動を楽しくし、自分のテンションを上げる
    ポイント1 楽しいアイデアを考える
    ポイント2 試していいものを残す
    事例1  片づけ
    (例) アップテンポの曲で気持ちを乗せる
    事例2 節約
    (例) ハナマルシールを1つずつ貼る
    事例3 運動
    (例) かっこいいウェアを買う


    スイッチ4 理想モデル
    内容 理想のモデルを設定し、今の自分を一段レベルアップさせる
    ポイント1 理想の人・モノを考える
    ポイント2 ビジュアル化する
    事例1 英語の勉強
    (例) オバマの演説の真似をする
    事例2 節約
    (例) 3年後の憧れマイホームの写真を貼る
    事例3 ダイエット
    (例) 藤原紀香の寫眞を貼っておく

    スイッチ5 儀式
    内容 小さな儀式を行うことで、ダルくて辛い気持ちを吹き飛ばす
    ポイント1 小さな行動を設定する
    ポイント2 習慣との関連性を考える
    ポイント3 儀式もセットで習慣化する
    事例1 日記
    (例) 5分間瞑想して心を穏やかにしてから書く
    事例2 片づけ
    (例) 片づけのためnユニフォームを着て始める
    事例3 早起き
    (例) 寝る前に足湯、ストレッチをして眠りに入る

    スイッチ6 悪魔払い
    内容 行動を邪魔する障害を取り除き、ストレスを軽くする
    ポイント1 障害をリストアップする
    ポイント2 解決策を考える
    ポイント3 ハッキリ自己主張する
    事例1 勉強
    (例) TVのリモコンを隠す
    事例2 ダイエット
    (例) 飲み会は行かないか、酒を飲まない
    事例3 禁煙
    (例) 喫煙仲間の隣で食事をとらない

    ムチ系
    スイッチ7 損得感情
    内容 お金を投資し、挫折すると損する環境を整える
    ポイント1 思い切って投資する
    ポイント2 何に投資するか慎重に選ぶ
    ポイント3 分割払いも時に有効
    事例1 読書
    (例) 常に10冊の本をストックしておく
    事例2 英語の勉強
    (例) 10万円の教材を購入する
    事例3 マラソン
    (例) スポーツジムを年間契約する

    スイッチ8 習慣ともだち
    内容 習慣ともだちを作ることで甘えを許さない
    ポイント1 一緒にやる人は慎重に選ぶ
    ポイント2 サポーターをつける
    ポイント3 教室やクラブで仲間を作る
    事例1 読書 
    (例) 読書会に入会し、読んだ本の感想を共有する
    事例2 片づけ
    (例) 妻と一緒に片づける
    事例3 運動
    (例) 友人を巻き込みチームを結成する

    スイッチ9 みんなに宣言
    内容 みんなに宣言し、あとに引けない状態を作る
    ポイント1 宣言は大勢の人か特定の人か
    ポイント2 監視ポイントを意識する
    ポイント3 他のスイッチと併用する
    事例1 日記
    (例) ブログを「毎日更新する」と友人に宣言する
    事例2 早起き
    (例) 「毎日7時に出社する」と上司・同僚に宣言する
    事例3 禁煙
    (例) 「一生タバコを吸わない」と上司、妻に宣言する

    スイッチ10 罰ゲーム
    内容 罰ゲームで、日々の辛さ・言い訳・甘えを撃退する
    ポイント1 思い切った罰にする
    ポイント2 自分との約束か他人との約束か
    ポイント3 契約書を残す
    事例1 禁煙
    (例) タバコを1本吸ったら、小遣いを半分にする
    事例2 日記
    (例) 1日サボったら、腕立て伏せを30回する
    事例3 早起き
    (例) 7時出社ができなかった日はトイレ掃除をする

    スイッチ11 目標設定
    内容 目標を設定して達成意欲を引き出す
    ポイント1 大きな目標を立てる
    ポイント2 小さな目標を立てる
    ポイント3 他のスイッチと併用する
    事例1 節約
    (例) 月2万円を節約し、年末ハワイに行く
    事例2 英語の勉強
    (例) 1ねんご、TOEIC800点を取る
    事例3 読書
    (例) 月10冊、年間120冊を読破する

    スイッチ12 強制力
    内容 他人との約束、厳しい環境、時間制限などにより、やるしかない状況に追い込む
    ポイント1 プロを雇う
    ポイント2 環境・時間制限を設ける
    事例1 英語の勉強
    (例) パーソナルレッスンの予定を入れる
    事例2 運動
    (例) 駅伝メンバーとして大会に申し込む
    事例3 節約
    (例) 財布に2000円しか入れない

    p213
    「人は習慣によってつくられる
    優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣からうまれる」

    http://www.syuukannka.com/

  • あっさりと読み終わった。まず、読みやすさに満足。
    生活習慣(勉強法等含む)の本って、「とりあえず、気合でやれ。俺はできた。」風のものが多かった様に思うんですね(私のチョイスが悪かっただけかもしれませんが)。

    ただ、この本については、「30日続ける」ということについて

    最初の7日は辞めたくなるから、とにかくベビーステップで続けろ
    次は振り回されるから例外のルールを設けてでも続けろ
    最後は飽きてくるから変化をつけろ

    と具体的に方策を示してくれていて
    「ああ、なるほど」「言われてみりゃそうだ」と思うことばかり。

    1番のポイントは「ベビーステップ」
    まずは少しずつ。ということ。
    どうしても、「やろう!」と思ったら一気にやりたくなっちゃうもんね。

    習慣化の書籍じゃとてもオススメの1冊。
    1時間もあれば簡単に読めます。

  • 習慣化することが苦手な自分にとって、道標となるような本。習慣の仕組みを改めて知る事か出来て、納得出来る。ベビーステップを意識して自分を変えていきたい。モチベーションを保つために、何度でも読んでいきたい。

  • 沢山の本を読んで、得た知識も知恵も、時が経つにつれて忘れてしまう………

    世の中には沢山の本があふれています。
    「少しでも世の中を良くしたい!」
    「少しでも悩んでいる人の為になれば!」
    そんな作者の願いが込められた作品は確かに私たちに届きますが、なかなか本を読んだだけでは身につかない………

    今まで、何冊くらいの“成功”に関する本が出版されてきたのでしょうか………
    いつしか自己啓発本マニアに……

    そこで今回、紹介する本は「習慣化」に関する本になります。

    人は習慣によってつくられる
    優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣化からうまれる アリストテレス

    という言葉が本書に記されており、「習慣化」の定義を
    「自分が続けたいを思っていることを、意思や根性に頼らず、毎日のハミガキのように楽々続ける状態に導くこと」としています。

    本書を読むことで手に入るものは
    ① 「なぜ続かないか」が理解できる
    ② 習慣化のプロセスと対策を体得できる
    ③ 自分の継続のツボを発見できる
    ④ 習慣がもたらす奇跡を実感できる
    ⑤ 実践のフォローを受けられる
    この5つになります。

    例を挙げると、
    勉強や日記、片付け、節約、家計簿の習慣化には約1カ月が必要であり、
    その一カ月中には
    ① 反発期【1日~7日】―やめたくなる
    ② 不安定期【8日~21日】―振り回される
    ③ 倦怠期【22日~30日】-飽きてくる

    の状態が発生します。
    各期間に挫折の原因とそれへの対策が記されていますので、本書をガイドラインにして、少しでも良い習慣を獲得していきましょう。

    最後に「ローマは1日にしてならず」という言葉があります。
    試してみて、失敗して、ちょっと傷ついたりしながら成長していくことが大事になるのではと思います。

    堀江貴文氏は「ゼロ」(ダイヤモンド社、2013/11/1)にて
    “掛け算ではなくまず、ゼロの自分に足し算をしていくこと”
    “知識やテクニックを覚えるのは、イチを積み重ねたあとの話”
    “ゼロに何を掛けでもゼロのまま”
    と主張しています。

    質を語るには量をこなさなければなりません。
    量をこなすので効率が良い方法が見つかるのです。

    筋トレをしてすぐにはマッチョになれません。
    モテる方法の本を読んでもモテません。
    ナンパの成功の本を読んでも上手くいきません。

    すぐに身に着けることができるものは、代替可能です。
    すぐに役に立たなくなります。

    素晴らしい一冊に出会ったのであれば、ぜひ、本書を片手に少しずつ体得していきましょう。
    著者はきっと、読者の習慣化を待っています。

    良いものには時間と手間がかかります。

  • 読んだら即何かを習慣化したくなる本。早速早起きを始めてみた。まだ3日目だけどこの本の通りにやれば出来そうな気がする。

  • 2019/05/10*読了

    この本に書かれているように続ける事を一つに絞ったら
    習慣化出来てダイエットに成功しました!
    3週間ぐらいは全く変化が無かったんですが、
    その後徐々に減り、なんと9kgも減量に成功しました。
    1ヶ月で7kg減で、継続して続けて3ヶ月で9kg減です。
    そこにはやる気とか頑張りとかそういうものは一切必要なく、単に「続けた」だけでした。
    習慣化するテクニックは本当に効果的でした。

  • 実践して勉強を習慣化させていく。

  • 氏のノウハウを参考にして、果たして、どれぐらいの人が、長期にわたって、
    自分が選択した習慣を「続けている」のでしょうか?
    確かに氏のノウハウは、数か月の単位であったら、効果的かもしれません。

    しかし、その習慣を3年、5年、10年と続けていくには、おそらく氏のノウハウは、
    あまり使えないと思えます。
    小手先のテクニック(行動経済学とか、脳科学と認知心理学の専門家が、
    一般向けに書いた本の知識とアメリカ人の「習慣」と「行動」、「効果」など、
    なんでも、科学的に説明し、エビデンスがないと気がすまない人達が、実験に次ぐ実験、
    事例に次ぐ事例を羅列した本などを参照)だけで、「習慣」を「継続」させるのは、かなり難しいと思います。

    氏は、習慣を継続する上での、「アメ」と「ムチ」(※継続スイッチと言っている)の重要性を語っています。
    アメは、ご褒美などの、テストで100点とったら、オモチャを親が買ってあげるのと、同じ論理、ムチは、
    損得や宣言などで、強迫的に自分を追い込む論理です。
    このノウハウも、すごく短期的な視野から語られるもので、長期的には、あまり効果ないと思います。

    まず、習慣を選択する場合で、そもそも「良い習慣」、「悪い習慣」というものがあるのでしょうか?
    あくまで、相対的基準で、絶対的な基準ではないでしょうか。氏の著作を読むと、
    あたかも、早起きや勉強系(英語や読書)、日記やブログ、運動・ダイエット、禁煙、整理が当たり前のように、
    選択すべき「良い習慣」とされていますが、果たしてそうなのでしょうか?多くの人が、何気なく、
    「良い習慣」だと思っていることも、よくよくその人に照らし合わせてみて、振り返ってみたら、
    全く良い習慣じゃなかったと思うことは、多々あるんじゃないでしょうか。
    ※もちろん、麻薬やポルノ依存、過度のギャンブルは、「良い」習慣とは言えませんが。。。

    100mが苦手だと思う人に、100mを走れば、こういう効果があるから、「習慣」にするように!と言うぐらい滑稽です。
    似たような言説は、今の日本には非常に多いと思います。
    正直、不安ビジネス(人を不安にさせ、金銭で解決するように、促す行為)と言っていいと思います。

    仮に英語の勉強が良い習慣だと思っていたら、実は、自分は、まったく欧米の文化に興味もないし、
    英語をマストで使う環境にも置かれていないとわかる。しかし、世間的には、良い習慣とされているから、
    継続したいと思う。そして、いろんなことを試す。結果、時間だけが、過ぎていく。
    早起きに関しても、疑問です。良い習慣なのでしょか?
    早起きをすると、仕事の生産性が上がるとか言っていますが、
    仕事の生産性って、果たしてなんでしょうか?売上げUPに貢献したことなのでしょうか。
    自分の生産性が上がったから、売り上げがUPしたと思うほど、仕事は単純じゃないと思います。

    まず、習慣を選択する上で、大事なのは、自分が良いと思う習慣が、
    果たして、自分にとって、本当に良いのか、考えることだと思います。

    習慣を継続する上で、もちろん科学的なアプローチはあるでしょうが、
    参考までに、自分が長く継続している習慣を振り返ってみると、
    自分の中にあるコンプレックスを克服することで、習慣化になった要素が結構強いです。
    つまり、自分に対して、どういう問題意識をもっているのが、重要な要素になると思っています。

    氏は、専門家の知識を、自分なりに、まとめて、わかりやすく、
    読者に伝えることは、非常に長けていると思います。この点は、非常に評価できる著作だと思います。

全201件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

習慣化コンサルタント

「2013年 『人生を決める「成長スイッチ」をONにする!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古川武士の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×