結果を出し続けるために (ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則)

著者 :
  • 日本実業出版社
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本棚登録 : 487
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534047786

作品紹介・あらすじ

人は、普通に続けられることしか続かない。思考を進化・深化させるために大切な3つのこと。変化が激しい時代の実力の磨き方。

感想・レビュー・書評

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  • 将棋のことはそこまで詳しくないけれど、勝負という観点から勝ち続けるために実践していることが書かれていて納得感がありました。全部が全部、自分のことに当てはまるわけではありませんが、タイトな世界に身を置く羽生さんならではの視点にいろいろ気づかされました。自分ももっと緊迫感のある状況に身を置かないと駄目かな・・・。

  • 羽生善治氏が、将棋における”結果を出し続けるための秘訣”を綴った一冊。先日発売されたばかりの、梅田望夫氏の「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」に対する”アンサー本”として読むこともでき、非常に興味深い。そのため、大局観と構想力という2点にフォーカスを絞って読んでみた。

    ◆羽生氏が語る、大局観と構想力について
    ・大局観
    羽生氏が語る大局観とは”全体像がどうなっているかを把握するようなイメージ”、”ロジカルな積み重ねの中から育ってくるものだが、因果関係は説明しずらい”、”その人の本質的な性格、考え方がよく反映されるもの”である、とのこと。また、直接的に大局観をあらわしたものではないが、”幾何学的なアプローチとして、その局面を「形としてどうか」という目でみること”、という記述もあり、ここにも大きなヒントが隠されていそうである。
    ・構想力
    一方で、構想力についてはあまり具体的な記述がない。裏を返せば、構想力の本質とは、構想を練りすぎないというところにあるのではないだろうか。構想を練りすぎると、メンタルが”筋書きにない要素”の影響を受けやすくなってしまうからだ。”ツキ”、”プレッシャー”、”ミス”という自分ではコントロールしえない要素を、プロセスとしてあらかじめ織り込んでおくということがポイントのように思える。

    ◆二冊の本を通して見えてきたこと
    将棋の世界においても情報共有がすすみ、”戦法や型をぶつけあう時代”から”人対人がぶつかりあう時代”へと、変化している様子が伺える。その中で、羽生氏の”人としての強さ”を形成しているのは、以下の二点ではないだろうか。

    ・露出コントロールのうまさ
    羽生氏自身、情報共有の重要性を説く一方で、「調理の根幹は一人でやります」とも述べている。おそらくオープンにする情報とクローズドにする情報との線引きに、相当長けているのではないだろうか。情報共有する際に、「あの羽生氏がここまでオープンにしているのだから」と印象付け、他の棋士があらぬボロを出した瞬間、そこに見える人間の本質を、しっかりと捕まえているものと推測される。
    ・横のつながりからのフィードバック
    羽生氏は将棋界の第一人者として、他のジャンルの第一人者と交流する機会も多い。その横のつながりから享受したものを抽象化し、将棋の戦いにフィードバックしている様子が伺える。

    最後に、同じタイミングで将棋をテーマとする本を出した羽生氏と梅田氏だが、本当に幸せな関係だなと思う。将棋の世界を、深める羽生善治、広める梅田望夫。二人のつながりも、結果を出し続けている。

  • 自分のペースで少しずつハードルを上げながら課題をクリアしていく、予想通りにならないことを楽しむ、少しずつ新しいことにチャレンジして日々新しい発見をしていくこと。「そして何より、続けることです。」と。

  • ※オーディブルにて
    ・意外性を楽しむ。予想できないから面白い。
    ・必要以上のおそれを持たない。
    ・次に進むために不必要な物を捨てる(実績など)
    ・趣味や他の物事について、自分の仕事に役立つんじゃないかという視点で常に見ているわけじゃない。三割くらいはそうだけど、残りは純粋に楽しむ気持ち。→菜根譚の三割の義侠心(比率は逆だが)を持って付き合うと通じる所がある。予断を持たず、セレンディピティを呼び起こす位の気持ちで。
    ・情報メタボ=食べることに夢中になってしまうのではなく、その食材で自分で料理(アウトプット)してみることで自分の栄養に。→抽象化・アナロジー思考を高める習慣に。

  • 将棋の重鎮である羽生善治棋士の本。
    羽生さんの人柄溢れる考え方が書かれており、結果を出し続けるためには常に"普通"を楽しみ、小さく"挑戦"するといった積み重ねの重要性を教えてくれる。

    個人的に好きだった部分は、
    「選択をするときは、成功しなくても納得感を得られるかどうかに重きを置く」といった考え方だった。

    夢や目標がない、結果をだすことに行き詰まったときに読むと心が軽くなる本だと思った。

  • 思い通りにならない面白さを楽しみながら、160名ほどのプロ棋士が日々取り組んでいるのが将棋界の狭い世界だと・・・。含蓄のある言葉ですね(^-^)そして、「人は、普通に続けられることしか続かない」・・・、けだし名言だと思います! プレッシャーがかかっているときは八合目まで来ている。でも自分の状態を俯瞰できないので、あと少しのところでひるんでしまうと。俗に言う胸突き八丁ですね!知識を知恵に高めるには自分の頭で考えるしかない。情報や知識は自分が料理してこそ価値がある。羽生名人の言葉、わかりやすいです(^-^)

  • 羽生さんの本は、現在進行形で戦っている人の言葉なので非常に迫力がある。

    勝負で大切な3点
    1.恐れない事
    2.客観的な視点を持つこと
    3.相手の立場を考える事

    見切りこそ決断

    ミスについて羽生さんの対応
    1.まず一呼吸置く
    2.現在に集中する
    3.優劣の判断を冷静に行う事
    4.能力を発揮する機会だととらえる事
    5.すべてに完璧さを求めない事。自分の可能性を広げるチャンスだととらえる事

    反省はしても後悔はしない

    苦手なものはずっとついて回ってくる

    無謀ではないリスクのとり方
    1.リスクは小出しでとる
    2.リスクを取る事への恐怖との付き合い方
    3.リスクを取る事自体の快感には注意する
    4.結果だけではなく「納得できるか」
    5.時代や環境に合わせてリスクを取る

  • この人の言うことなら、素直に聞ける、いや、進んで聞きたい。そんな風に思わせる語り口。
    すぐに取り入れられる、結果を出すための法則は、どんな仕事にもあてはまりそうだ。

  • 羽生さんの書く文章を読んでいると精神がすごく休まる。将棋盤に向かって和服姿の羽生さん、対局の静謐かつ緻密なイメージを文章に感じるからかしら?
    羽生さんの本は私の精神安定剤。

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著者プロフィール

羽生 善治(はぶ よしはる)
1970年生まれの将棋棋士。十九世名人、永世竜王、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖、7つの永世資格を持ち、史上初の永世七冠に。さらに名誉NHK杯選手権者の資格を持つ。
多くの著作を記している。初の著書、『決断力』は一大ベストセラーになった。ほか、人工知能技術を使った将棋ソフト研究をたゆまず続けており、『人工知能の核心』といった書籍にも関わっている。

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