20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる

著者 :
  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534048288

作品紹介・あらすじ

仕事、収入、人脈、知性、品格、魅力、時間、影響力、幸福感…自分の「限界」を伸ばせるのは、今だけ。将来、何が起きても自由な人生を送るために20代で学んでおきたい80のこと。

感想・レビュー・書評

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  • 10年以上前に書かれた本だが、今でも通づるような役に立つことが書かれている一方で、少々時代錯誤なことも書かれているなぁと感じたのが正直な感想。

    本は人の知恵を手軽に買うことができるというのは、全くその通りであるし、今もこれからも普遍のことなのではないかと思う。

    総じて役に立つことが書かれているので、また時間が空いた時に振り返って読んでみたいと思いました!

  • 【感想】
    結局、素直で謙虚な人が他人ウケがよく成長していく世の中なのだ。
    自分自身つい頭に血が上ってしまったり、自身を大きく見せようと背伸びしてみたりするところが本当に多いので、改善しなくては・・・
    甘えつつ、調子に乗らずに日々研鑽することが大切だな。

    あと最近の自分に対してよく感じることだけど、短気なのも良くない。
    当たり前だけど、やっぱりムカっとしてしまうことが多い気がする。
    余裕を持ちつつ、またどこか割り切りつつ、クールに振舞う事の大切さが身に染みる今日この頃・・・

    こういう類の本で1番注意しなくてはいけない事として、読んでヤル気になっただけで終わってしまう事だろう。
    読書全般でいえる事だが、こういうジャンルの本で1番危惧される落とし穴はズバリこの点だと思う。
    実際に行動に移さないと、意識だけが高い頭デッカチの無能になってしまう。
    習慣の見直しや実学など、何らかのアクションを起こさないと畳水練で終わってしまう。

    そういった意味でも、何かやり始めるスタートダッシュが必須ですねー



    【内容まとめ】
    1.伸びる20代の口癖は、「だけど・・・」でなく「なるほど」。
    そう言われると話し手は、本来話す予定ではなかった内容まで話してしまう。
    それで伸びる20代は誰も聞き出せなかった特ダネをゲットできる!
    また、相手に好かれて応援されやすくなる。

    2.結局、人間の研究に行き着く。
    「どうしたら人は喜ぶのか」を知り尽くしている人が最後に勝つ。
    人間研究の有無が、ポジションや年収に必ず反映される!
    経営学そのものよりも、心理学や生物学のほうが役立つ。

    3.20代のうちは、出逢う人すべてが先生と思って観察させてもらうに限る。
    その場限りの感情で、調子に乗って反論したり自己主張したりしてストレス解消していては、今後何の役にも立たない。

    4.若いうちにできるだけ「とんでもない人」と出逢っておくことだ。
    社内に閉じこもっていたり価値観の合う連中とだけ群がっていては、人生において膨大なチャンスロスである。
    多少居心地が悪くても、「将来こうなりたい」と思える人とは積極的に付き合うことだ。
    そうすることで、自分の価値観の幅が広がる。

    5.TSUTAYAビジカレDVDを制覇してみる。
    本を読んだのとはまた違った効果がある。
    本に書いていない裏話や、講師の表情、立ち居振る舞い、服装、質疑応答まで盛りだくさんの情報に触れることができる。

    6.毎日1時間だけメンターを演じてみる。
    できる人になるためには、できる人を演じてみることだ。
    できる人をなら、どのような表情でどのような受け答えをするのかを考える。
    モノマネではなく、「思考模写」。
    困ったらいつも、「あの人ならどうするか」を考えてみる。

    7.雑用で一番大切なことは、雑に終わらせないことだ。
    「雑用」とバカにしているのは、仕事に対してではなく自分自身をバカにしてしまっている。
    どんな雑用も、すべてにおいて特命プロジェクトだと思ってやらなければ意味がない!

    8.カチンときたことは、言い返さずに書き留めておく。
    口が達者であればあるほど、行動力が鈍ってしまって「言行不一致」に陥ってしまう。
    伸びていく20代には「カチンときた際に、あえて言い返さない」という大きな共通点がある。
    忍耐力や器が大きいというわけではない。
    その場ですぐ言い返してストレスを発散するのではなく、「カチン」をモチベーションや原動力にして、成果で見返すこと!

    9.ネガティブな返事こそ早く返す。
    「NO」と回答しなくてはならない返事は遅れがちだ。
    どーせ欠席するなら、クイックレスポンスが必須になる。

    10.明日からではなく、今からやろう
    何かをスタートする際には、キリのいいところではなく今この瞬間に開始すること。
    キリのいいところからスタートする人は、すべてに関して延期する癖が蔓延しており、何につけても実現力がない。



    【引用】
    伸びる20代の口癖は、「なるほど」。
    そう言われると話し手は、本来話す予定ではなかった内容まで話してしまうので、伸びる20代は誰も聞き出せなかった特ダネをゲットできる!
    また、相手に好かれて応援されやすくなる。


    p25
    ・つい10年楽しく続けてしまうことを勉強する。
    大人の勉強は10年単位の長距離走。
    暗記ではなく、拡がりと深さを追求していくこと。


    p32
    ・結局、人間の研究に行き着く。
    「どうしたら人は喜ぶのか」を知り尽くしている人が最後に勝つ。
    人間研究の有無が、ポジションや年収に必ず反映される!
    経営学そのものよりも、心理学や生物学のほうが役立つ。

    いずれにせよ、少なくとも20代のうちは、出逢う人すべてが先生と思って観察させてもらうに限る。
    その場限りの感情で、調子に乗って反論したり自己主張したりしてストレス解消していては、今後何の役にも立たない。


    p48
    頭をよくするコツは、人やモノの良い部分を見つけて褒めることだ。
    長所を見つけるには知性が必要である。


    p52
    ・自分で本を書いてみる
    成長する者は、必ずその途中経過において真似をしたくなるものだ。
    人生において真似をしたくなるほど魅力的な人と接点を持っているいないでは、その後の人生は雲泥の差となる。


    p57
    20代のうちにできるだけ「とんでもない人」と出逢っておくことだ。
    社内に閉じこもっていたり価値観の合う連中とだけ群がっていては、人生において膨大なチャンスロスである。
    多少居心地が悪くても、「将来こうなりたい」と思える人とは積極的に付き合うことだ。そうすることで、自分の価値観の幅が広がる。


    p58
    ・TSUTAYAビジカレDVDを制覇してみる。
    本を読んだのとはまた違った効果がある。
    本に書いていない裏話や、講師の表情、立ち居振る舞い、服装、質疑応答まで盛りだくさんの情報に触れることができる。


    p66
    ・大嫌いな人は、過去の自分と酷似している人。
    出逢う人は、すべて自分自身の投影である。
    もしあなたの前に大嫌いな人が現れたら、それはあなたが傲慢になっていることを教えてくれるのだ。
    相手に感謝することはあっても、嫌う必要は毛頭ない。


    p84
    ・毎日1時間だけメンターを演じてみる。
    できる人になるためには、できる人を演じてみることだ。
    できる人をなら、どのような表情でどのような受け答えをするのかを考える。
    モノマネではなく、「思考模写」。
    困ったらいつも、「あの人ならどうするか」を考えてみる。


    p88
    ・雑用で一番大切なことは、雑に終わらせないことだ。
    「雑用」とバカにしているのは、仕事に対してではなく自分自身をバカにしてしまっている。
    どんな雑用も、すべてにおいて特命プロジェクトだと思ってやらなければ意味がない!


    p96
    ・カチンときたことは、言い返さずに書き留めておく。
    失礼な事や偉そうな事を吹聴して周囲を呆れ返らせるのは、ある意味20代の特権だ。
    ところが、伸びていく20代には「カチンときた際に、あえて言い返さない」という大きな共通点がある。

    忍耐力や器が大きいというわけではない。
    悔しさを忘れないように、そしてその悔しさをバネにするために、その場で言い返さずにメモに書き留めること。

    口が達者であればあるほど、行動力が鈍ってしまって「言行不一致」に陥ってしまう。
    その場ですぐ言い返してストレスを発散するのではなく、「カチン」をモチベーションや原動力にして、成果で見返すこと!


    p101
    ・人間観察力
    人間観察力の重要性の前では、ロジカルシンキングや経営学など足元にも及ばない。
    お金持ちになって自由にのびのびとした人生を送りたいのであれば、人間観察力を磨いていく必要がある。


    p136
    ・ネガティブな返事こそ早く返す。
    「NO」と回答しなくてはならない返事は遅れがちだ。
    どーせ欠席するなら、クイックレスポンスが必須になる。


    p141
    ・明日からではなく、今からやろう
    何かをスタートする際には、キリのいいところではなく今この瞬間に開始すること。
    キリのいいところからスタートする人は、すべてに関して延期する癖が蔓延しており、何につけても実現力がない。

    キリの悪い中途半端なところからスタートしよう。
    「始めるなら、今でしょ!」


    p150
    ・「あって当たり前」のものを、ひとつ手放してみる。
    自分に投資したいと思っても、なかなかお金が捻出できない…という人がいる。
    その場合、あって当たり前だと思っているものを一つ手放したら、嘘のように資金繰りができる。
    サラリーマンをしながら急激に年収を増やすのは非現実的かもしれない。
    だが、何かを手放すことで可処分所得を大きく引き伸ばすことは可能だ!


    p170
    ・思考力は寝て鍛える。
    会議室に入ってから初めて腕組みをして考えるようでは、すでに負けは決まっている。
    思考力がある人は、会議やブレーンストーミングの時間だけ真剣に考えているわけではないのだ。

    コツは、寝る前に毎日ひとつだけ脳みそに宿題を放り投げておくこと。
    こうすることで、24時間365日、常に脳みそに思考の微電流が通う。


    p188
    ・学校を卒業してからこそガリ勉になろう。
    学生時代のガリ勉はネガティブだったかもしれないが、社会人のガリ勉はそれだけで尊敬の対象になる。
    また周囲が油断しているから、いとも簡単に成果を出せたり差をつけることがぇきる。

  • 10年前の本だが、ここ最近の自己啓発本となんら内容は変わらなかった。主な要旨としては、

    ・熱意=スピード
    ・雑用であってもいかに考えるかが大事
    ・自分に投資するのが1番リターンがある
    ・貧乏なときこそ本を読み漁る
    ・人間、最後は誠実さがものを言う

    たまに読み返すとハッとする言葉が並んでいるはず。

  • 社会人1年目の時に買った時は、ふむ、なるほどってなったけど、社会人生活を数年経て、作者の言いたいことは根性論っぽいなと思ってしまった。でも、20代の前半くらいならこれくらい意識高い方が良いのかもしれないと思ったので2。

  • ・お金持ちになりたかったら,残業より勉強。→ルーティンワークの社内チャンピオンになる
    ・結局,人間の研究に行きつく。→出会う人すべてを先生として「観察」する
    ・熱意とは,圧倒的スピードのことである。→どんな仕事も即時処理を心がける
    ・「出世したら,たいへん」は真っ赤な嘘。→好きなことをするために,堂々と出世を目指す
    ・15分前行動を習慣にする。→いつも1分遅刻する人は,偶然ではないと知る
    ・ネガティブな返事こそ早く返す→返事の可否よりも返答のスピードが重要
    ・複数のスケジュールを提示されたら一番早い日時にする→初日を指定できないのは熱意がない証
    ・中途半端な時期からスタートできる人が成功する→できる人はいつも今がベストタイミング
    ・松竹梅で竹を選ばない
    ・その人のお金の使い方は,時間の使い方と同じ→お金と時間のルーズさの根っこは同じ
    ・101個目からがお金になるアイディア→アイディアの質は圧倒的な量から生まれる。
    ・貧しい人ほどモノに埋もれている
     一日触れなかったものは机の上に置いておく必要はない
     一か月触れなかったものは机の中に入れておく必要はない
     1年触れなかったものは保存の必要もない
    ・最初の3か月以内のヒットに全力を傾ける
     9か月以内にツーベースヒット
     1年以内にソロホームラン
     2年以内に満塁ホームラン

  • 立ち読みする長さと、年収は反比例する。

    「時は金なり」は間違っている。時はお金より大事。

    これだけの自由が与えられているのに、
    勉強しないというのは罪である。

    などの言葉から、時間を特に意識つけられた。

    早くすること。短い時間で濃い内容にすること。効率的にすること。その為に未来への投資(勉強)をすることが大切なのだと思う。

  • 正直内容と文章の書き方というのか、言い方があまり好きではなかった。個人的な問題だと思われる。しかし勿論なるほどと思うこともあり、以前どこかで聞いたような“重要な”話題も多く見受けられた。吸収したいところだけ、というのは考えが偏るという意味でよろしくないのかもしれないが、腑に落ちないことは行動に移せないので今はこれで良いと考える。心響いたことは実践あるのみ。

  • 人間の研究は大切。
    特に異性。
    人間がよく言う言葉が人間のコンプレックス
    ツタヤでビジカレDVD借りようかな。
    人間関係でお金を使うときはちょっとだけ損したかなという状態にしておく。

  • チェック項目6箇所。納得できないのは、ひたすら自分の勉強不足のせいであって相手に責任はない、納得できるようにするためには、勉強が必要なのだ。大人の勉強は、自分が自分の人生を歩むためのものだ、誰からも束縛されずに、やりたい自分がやりたい時間にやりたいことができる、福沢諭吉のベストセラー『学問のすゝめ』では「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」の部分がやらた目立つ、でも彼が本当に述べたかったことはたったひとつ、「勉強しないと他人にこき使われて貧乏人になるよ」とだけ述べたかったに違いない。気づき力の差が、その人の年収を決め、社会的地位を決め、人生の充実度を決めていく、気づき力を鍛えるコツは、常に本気の当事者意識を持つことだ。20代で熱意を伝えるためには、スピードをつけること以外にない、熱意とは、スピードのことである、すべてにおいて圧倒的なスピードを持って仕事をこなしていくと相手に熱意が伝わる。サラリーマンが務まらなくても独立して成功している人はたくさんいる、サラリーマンとして活躍する能力と、独立して成功する能力とはまったく別のものである。やる気というのはキリのいいところからスタートすることではない、キリの悪い中途半端なところからスタートできることが、その人のやる気だ、明日からでなく、今からやろう。

  • •人は読んできた本のような人生を歩む。

    •鍛えたスキルがある分岐点を超えた瞬間に、運命の人との出逢いがある。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。文筆家。東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。著書は本書で180冊目。音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」、完全書き下ろしPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」も好評を博している。

「2024年 『29歳までに知っておきたかった100の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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