誰と会っても疲れない「気づかい」のコツ

著者 :
  • 日本実業出版社
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本棚登録 : 275
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534049971

感想・レビュー・書評

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  • 物凄く学びと気付きの多い本だった。人間関係のストレスは全て、自分の相手への「役割期待」とありのままの相手とのズレから生じるそうだ。どんな相手にも「安心」と「温かさ」を提供することで、人間関係のストレスがぐっと減るということだが、これがなかなか難しい。苦手な相手や嫌いな相手にできるかどうか。実践あるのみ。何度も読み返して習得したい。

  • すごくよかった♪
    「自分の領域と相手の領域」「安心と不安」「怒っている人は困っている人」類書と違う切り口ですとんと落ちます。
    ただ、私の場合は、どうして私がここまでやってあげなかんのー?って思ってしまうので、
    納得してもなかなか気持ちが向かないのが問題かな。
    まわりの人が読んで、私にこう接してほしいわ、と思ってしまう(笑)

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「私にこう接してほしいわ」
      つまり、この本は、とっても有用だってコトですね。
      「私にこう接してほしいわ」
      つまり、この本は、とっても有用だってコトですね。
      2013/07/08
  • 気を使いすぎて人付き合い大嫌いになっている人には★5つレベルの必読本。人には「安心」を提供しよう。人との「現在」を大事にしよう。諸悪の根源は「不安」なのだ。

  • ブッタは「心身両面の健康の秘訣は過去を嘆いたり、将来を思い悩むことでなく、心配事を予想することでもなく、いま、この瞬間を賢く、まじめに生きることである」と言ったそうです。
    じぶんをしっかりと持って他人の基準に翻弄されなければ、人と付き合っても疲れることはない。わかっちゃいるけどそれが難しい。そういう人を見かけるとすごく憧れてしまう。
    人の話を聞くときにあれこれ批判したり考えたりせず集中して聴くこと。そうすれば、話している人は思いのほか安心・満足してくれる。
    本のまとめ
    ・疲れる気遣いは不安が原動力、だから『これで十分』がない
    ・打算的な気遣いはじぶんを粗末にする
    ・自分の領域は自分にしか、相手の領域は相手にしか分からない
    ・ありのままを受けいれることが気遣いになる
    ・良い気遣いは安心を与えること
    ・言いにくいことを言う(注意する)ことは不安を与えること、だからストレスを下げる努力をする。ex)人格を否定するのではなく行動を注意する
    ・聞きたくないことを聞かされた時の受容のプロセスを尊重する
    ・「言いにくいのですが」「お金のことは言いにくい」は相手を傷つける
    ・気が済むまで話してごらんと言った時案外話はすんなり終わる
    ・察することができないなら相手に聞くのが一番
    ・話を聞いている最中にこのあと何と言おうなどと『未来の結果』に気を取られる(不安になる)と疲れる

著者プロフィール

水島広子【みずしま ひろこ】

慶應義塾大学医学部卒業・同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正などに取り組む。1997年に共訳『うつ病の対人関係療法』を出版して以来、日本における対人関係療法の第一人者として臨床に応用するとともに、その普及啓発に努めている。現在は対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表。主著に『自分でできる対人関係療法』『トラウマの現実に向き合う』(創元社)、『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』(紀伊國屋書店)、『怖れを手放す』(星和書店)、『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)、『自己肯定感、持っていますか?』(大和出版)、『「毒親」の正体』(新潮新書)などがある。

「2022年 『心がスーッとラクになる 世界の美しい文様ぬり絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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