今を生きるための「哲学的思考」

著者 :
  • 日本実業出版社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534050014

作品紹介・あらすじ

哲学的思考は、普通は疑ったり、考え直したりしないような"ごく当たり前"に思えることを疑ってみるあり方です。「従来の当たり前」、「従来の常識」にとらわれたままでは、まっとうに"今"に生きていくことはできません。みなさんの身近にあるものをとりあげながら、「哲学」を使って、世の中の真実をつかむ方法を紹介しましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 西洋哲学の考え方の変遷をたどり、哲学的思考とはどのようなものかを前半で解説。そのあとの後半が本書のメイン。神ではなく、人間の理性を重んじる人間中心主義により、自然やテクノロジーをコントロールできると考えていた。しかし、1775年のリスボン地震や2011年の東日本大震災で、それが誤りであることを突き付けられる。人間中心主義の限界。カオス理論。さらに今後はAIの進化で、人間がテクノロジーをコントロールできるのかという疑問も沸く。
    現実的な世界の捉え方をテーマに、哲学的に考えるヒントを与えてくれる一冊。

  • 哲学のキホンは「常識を疑ってみる」ことにある!
    哲学的思考を持って生きよう。

  • 哲学
    思索

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  • 8章のみ読了。
    全体の構成は現代ならではのSNSやロボットの特性、あるいは哲学を現代に当てはめて使うにはどうしたらよいのかなどを中心に書かれている。

    8章は『知っていることの価値の喪失』というタイトルで、インターネットに現れた集合知のおかげで知識人と呼ばれる人はいなくなり、Amazonのレビューのように、高いレベルの読書人とまるで的を射ていない者とのレビューが同列に置かれるようになったと述べられている。
    情報を本から、あるいはインターネットから集めることの最大の相違点は「一回性」にあると述べられている。いつでも見られる後者より、どんな時代であっても内容を変えることのできない(改訂されることもあるだろうが)前者を、筆者は評価している。

    この一回性の喪失に加えて、オリジナルの消失も現代の特徴として挙げることができると思う。誰も知らない情報がインターネットの発達によって0に向かっている。ウィキリークスはその例だろう。この時代において大切なのは何を知っているかではなく、何をどのような手段で知ったのか、ということではないかと思う。

  • ”フクシマ”がもたらしたのは、ニュートン的世界観の崩壊と、その後に表れるカオス的世界観であると筆者は主張する。カオス的世界とは、初期値と法則が決まっていても、遠い未来が予知できないというもの。

  • 「”想定外の世界”で本質を見抜く11の講義」というサブタイトルから、ビジネス本的な知恵を得ることを期待して購入した。良い意味で裏切られた。書名通り、哲学のお話しだった。面白かった。

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著者プロフィール

1954年仙台市生まれ。
哲学者。東京女子大学教授。東京大学大学院博士課程(哲学)満期修了。専門はカント哲学。
人工知能、電子メディア、カオス、生命倫理など現代的諸問題を哲学の角度から解明している。NHK Eテレ「サイエンスZERO」(2003-12年)やNHK BS2「熱中時間~忙中“趣味”あり~」(2004-10年)にレギュラー出演するなど、テレビ、新聞、雑誌など幅広いメディアで活躍。著書に『今を生きるための「哲学的思考」』(日本実業出版社)、『身体にきく哲学』(NTT出版)、『デジタルを哲学する』(PHP新書)、『カント「純粋理性批判」入門』(講談社選書メチエ)、『哲学者はアンドロイドの夢を見たか』(哲学書房)など多数。

「2016年 『哲学者クロサキの 哲学超入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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