数学女子智香が教える仕事で数字を使うって、こういうことです

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534050977

感想・レビュー・書評

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  • ブログをこちらに書きましたので、宜しければお読みください。

    http://sommelierofbooks.com/business_economy/howtousenumber/

    一生懸命仕事はしているのだけど、結果が出ない。

    上司や先輩からもあまり良い評価はもらえないが、その理由が分からない。

    そんな風に感じているサラリーマンは多いのではないでしょうか?

    もしあなたがそんな風に感じている一人であるならば、この本を手に取ってみる価値はあるはずです。

    『数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。』

    この本は、軽妙な会話仕立てで、読みやすい本に仕上がっています。

    それでいて、大切なポイントが頭に入ってくるようになっており、今まであまり『数字』というものを使ってこなかった人にも、実践しやすい内容になっているので、『仕事ができないサラリーマン』を卒業したいなら、ぜひ手に取ってみてください。

  • 「ビジネス定量分析」クラスでのお勧め本、第1弾。
    とても、平易に書いているが、「仕事で数字を使うこと」の本質をついている良本!

    P.37 評価は「それ以外」を見てから
    インパクトの強い数字ばかりに目を向けず、全体を見る。いくら売れた商品があっても、それ以上に足を引っ張っている商品があれば、今話題にすべきことは「売れた商品」ではない。

    P.49 その比較に意味はある?
    前日比や前年比、とりあえず慣例に従ってデータをとっているけれど、それは「前提が同じ場合に限り」有意義な So What?を導ける。
    コンビニ業界だとして、天気や地域イベントの有無に左右されるのは誰でもわかること。

    ・ P.55 数会話をしよう
    定性的な話も重要だが、具体性がなく、曖昧な状態では数字は絶対に使えない。
    日々の仕事でもメールの返信数、私がリレーションに費やしている時間、など数字で見る。

    ・ P.80 ばらつき(標準偏差)を抑える
    平均値に惑わされない。標準偏差を見る。「二乗してから全部足して、最後にそれをデータの個数で割る」

    ・ P.93 データを使うのはあくまでも「人」
    「イチロー選手が使っている高性能分析バットと全く同じものを、バッティングセンターで空振りばかりしている素人に与えても、決して打てない」のと同様に、万人が見てわかる数字はせいぜい中学生が意味を理解できるまで咀嚼したデータ分析。

    ・ P.159 実数から割合、割合から実数を見る
    1億2 千万人というのは全世界の人口からすると多いのかどうかは割合を見なければ分からない。35%と言われても、実感値を持てないから、実数を見に行きたい。

    ・ P.234 数字は人を動かす
    「…数字がそう示しているなら仕方ないかなと思って。それでうまくいかなくても、きっと周囲は納得してくれます。」

    →仕事を数字を使うってことは、とどのつまり、意味あることに人を導くこと

  • 前年度比、売上平均の比較、などなど、仕事における本当に意味のある「数字」の使い方を教えてくれる本。
    これはとっても面白いです!
    結果報告の資料等を作りながら、何だかモヤモヤしていた理由が70%くらい理解できた気がします。相関や標準偏差なども使いこなしたい欲が読後125%増になることうけあいの一冊です。

  • ストーリー仕立てなので読み解きやすい。

  • わかりやすくて良い本。

    ビジネスにおいてシンプルなデータの読み解きが大事かがわかった。


  • 仕事の場における分析手法として見落としがちな基本を学べました。

  • 全1冊

  • ビジネスにおける基本的な「数字を使って考えることの意義・定義」が学べる本。
    自己啓発にしてもビジネスにしても、本書のような対話形式の本はピンキリだけれど、これは読みやすさ、ボリューム感ともに対話形式で正解な気がする。
    そもそも「数字を使うはどういうことか」という思考の基礎を作るものなので、物語(格好良く言うとケーススタディ)になっている方が受け止めやすいと思う。狙いが的確!
    実際の活用方法は段階的に学習すれば良いので、まずは広くビジネスパーソンの皆様におすすめしたい。

    久々のレビューがビジネス本で、大人になったなぁと思った。笑

  • 面白かった!社会人になりたての人は一回読んでおいて損はないと思った。意思決定するために、相手を思いやって資料作りをする、伝えたい事を数字でわかりやすく説明する。ただエクセルでフォーマット出来て終わりではなく、伝えたい事を中心に資料を作り込む。
    数字は難しいと思われがちだけど、簡単に本みたいに数字を扱い、説明出来ると良いなぁと認識させられました。

  • 数字があれば説得力があるかというとそれはまたそれなりに難しい気もするけれど。

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著者プロフィール

ビジネス数学教育家。
数学的なビジネスパーソンを育成する「ビジネス数学」を提唱し、延べ1万人以上を指導してきた社会人教育の専門家。
日本大学大学院総合基礎科学研究科修了。理学修士(数学)。
予備校講師から外資系企業の管理職などを経て研修講師として独立し、コンサルティングファームや教育機関に講座を提供。大手企業・プロ野球球団・トップアスリートなどの教育研修を手がけ、一部企業とはアドバイザリー契約を締結し人材開発のサポートを行っている。2018年には国内唯一のビジネス数学エグゼクティブインストラクター(公益財団法人日本数学検定協会認定)に就任。「ビジネス数学インストラクター制度」や「ビジネス教育大学」を設立し指導者育成に従事している。テレビ番組の監修やラジオ番組のニュースコメンテーターなどメディア出演も多数。
著作は国内累計25万部超。実用書のほか作家として小説も発表しており、多くのビジネスパーソンに読まれている。
BMコンサルティング株式会社 代表取締役

一般社団法人日本ビジネス数学協会 代表理事
ビジネス教育大学教授

「2022年 『説明がうまい人はやっている 「数学的」話し方トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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