「やめる」習慣

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534051448

感想・レビュー・書評

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  • 《よい習慣を1つずつ増やすと、自分をコントロールする「こころの筋力」がどんどん強くなります。片づけ、早起き、運動の3つを身につければ、非常にパワフルな自制心が鍛えられ、揺るぎない自信、強いパワーが生まれます。》

    ・「やめること習慣」を達成する土台として、目先の欲望・誘惑に負けず、自分の感情をコントロールしていく「こころの体力」が必要です。

    「こころの筋力」は自制心、つまり欲望をコントロールできる根本的な力のことです。筋力をつけるには、よい習慣、日課をきちんと増やしていくことが重要です。よい習慣を一つずつ増やしていくと、自分をコントロールする「こころの筋力」がどんどん強くなります。

     その中でもお勧めの習慣は「片づけ」「早起き」「運動」の習慣です。この3つを身につければ、非常にパワフルな自制心が鍛えられます。こころの筋力は鍛えれば強くなり、サボると衰える。こころの筋力が強くなると揺るぎない自信、強いパワーが生まれます。

     私が止めたい「先延ばし」の対策は、先ず、仕事をチャンクダウン(小さく分解)すること。チャンクダウンとは、やるべきことを小さく分解し、はっきり具体化すること。大きなチャンクは、小さく分解し明確にすることで、苦痛度が減り、取りかかりやすくなります。

     次に、ベビーステップ(小さく始める)ことで不安を取り除くことが有効です。相手が求めていないプロセスの完璧さにこだわらず、何が結果に大きな影響を与えるかを整理して、時間対効果を考え、小さな労力で大きな成果を出し続けることに繋げるのです。

     また、「何のために」という理由が強力であれば、目先の誘惑を乗り切りやすくなります。意思の強さではなく「危機感、快感、期待感」を切り口にした「骨太の理由」をどうつくるかが「やめる習慣メソッド」を実践していく上で重要です。

  • 今まで読んだ自己啓発本のなかでも、かなり良い。

    実践しようと思えるし、実践するためのメゾットを納得させてくれた。

    悪い習慣を「やめる」には、心と体ともに納得し、決意して取り組む必要がある、っていう事など。
    いろいろとしっかり教えてもらえた!
    と、思えた。

    久しぶりに蛍光ペンだらけの一冊になった。

  • 素朴ですごく好感が持てる本。
    こういう本は、やってみやうかな、とさせるのが大切で、素直で素朴な文体の重要性を認識した。

    明後日からやろうかな。
    まずはiPhone→本の時間に変えることから!

  • 同著者の「続ける」習慣に続く本。
    前回も悪習を絶つ方法について述べられていたが、今回はさらに特化した内容になっている。

    人が「やめられない」理由は

    ・習慣引力の法則
    ・意識・無意識のバランス
    ・欲望と理性の戦い

    にあるといい、むしろ一度習慣化されてしまったら、止められないのが”普通”。

    習慣引力というのは、要するにホメオスタシスのことで、最初は意識的に「やめよう」と決めてエネルギーを一気に掛けないと止めることは難しい。習慣を無意識の領域に持って行くためには継続することが何より重要。また、「こころの筋力」則ち意思力を付けることと、「こころの体力」則ち、誘惑を遠ざけることの2つが欲望に打ち勝つ為には必要となる。

    止めるためのメソッドの内、特に興味深かったのが

    ・ロードマップを描く
    ・センターピンを狙う

    というもの。

    ロードマップとは、習慣化をいくつかのフェーズにわけ、時期毎に取り組み方を変えることで、挫折を未然に防ぐ方法で、つまづくのは当たり前で、つまづいても復帰するための考え方や対策が紹介されている。例えば、最初は毎日続けられていても、何らかのアクシデントで継続がストップすることもままあるため、そういう時には「例外ルール」を設定して置いて救済可能な状況を作り出すなど。

    センターピンというのは、その習慣化のために狙うべきポイントで、朝早起きをしたいなら、夜寝る時間を早くする・・など。ダイエットにしても、体重を落とすことを目標にしても継続的なアクションは取りづらいため、毎日走るとか、1日の摂取カロリー1800kcal以下などの具体的なアクションに落とせる目標を設定することがよい。

    総じて、参考になるところが多い本だった。習慣化の手法が知れるだけでなく、習慣化に取り組んでみたいというモチベーションが湧いてくる本なので、習慣化に取り組みたい方、挫折しがちな方には是非オススメしたい。

  • こんなに簡単にいくなら世の中的にはみな、苦労しないものと思えるが、スイッチング行動については参考になる。その行為により得られる効果をほかの行動で得るようにすることで「やめる」に弾みをつける、ということ。
    また自分自身にとってはクヨクヨクセに関する書くことで自分の考えを矯正するという方法が多少は参考になるかも。先延ばしグセもあるのだが、自分の場合はここに書かれている方法ではなく、もっと深いところに原因があるように思え、別の対策が必要という思いを強くした。

  • 夜更かしやイライラなど、自分にとってマイナスな習慣をやめるためにどうすれば良いか書かれている。

    モチベーションを多く持つにはどうすれば良いか、挫折しそうなときにどうすれば良いかなど、いかにしてマイナスな習慣がなくなった状態を習慣化していくかが分かる。

    ダイエット、先延ばし、夜更かし、イライラなどに関しては特に具体的に書かれていてお薦め。

  • 著者の「続ける習慣」に続く書。

    無意識の悪しき習慣を「やめる」ことが、続けたい習慣を「続ける」ことができるポイントかも。
    やりたいことをやるには、時間や体力やお金が必要で、時間を作るため、健康でいるため、お金を得るためには、まず悪しき習慣から足を洗わねば・・なのだと感じた。
    そしてまさしく、悪しき習慣は負のスパイラルを生み出す。

    いろいろと気づきや学びの多い書でした。
    しっかりと実践していこうと思います。

    なんか今のままじゃダメだよなー・・と感じている方にお勧めの一冊。

  • 何かをやめるのにはきっかけが必要ですが、その他にも心のエネルギーが必要なんですね。自己肯定感とか色々ありますが、その通りと思いました。あとは努力の見える化なんかもいい感じです。やめていく過程に色々ありますが、無気力期とか倦怠期とか名前がついたいるのも良かったです。

  • いろいろな悪い習慣を断ち切るためのいろいろ。
    わかっちゃいるけどやめられない、ってことはいろいろあるなぁ、と。
    ちゃんと気持ちを持つことが大事だなぁ、と思います。

  • 読みやすく、代表的な10の悪い習慣に関して具体的な対策例が載っているので、参考にして悪習を断ち切ろうと思えてくる。

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著者プロフィール

習慣化コンサルタント

「2013年 『人生を決める「成長スイッチ」をONにする!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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