誰と一緒でも疲れない「聴き方・話し方」のコツ

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534051547

感想・レビュー・書評

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  • 「聴き方」を中心に読んだ。

    人の話を聴くときは自分の思考を脇に置くと、疲れずに話を聴けるという点が参考になった。
    話を聴いてくる時に浮かんでくる様々な雑念を一旦脇に置き、話す人・話の内容に集中すると良いそうだ。
    ぜひ実践したい。

  • コミュニケーションで一番重要なのは人格と人格が触れ合うこと。自分の領域と相手の領域を明確にして、聴く時も話すときも互いの領域を侵さず安心を提供すると、よいコミュニケーションができるという。自分が改善できる点もあれば、相手の問題で自分ではどうしようもない点もあり、それぞれの対処法が分かる。身に付けたら、どんな人とも適度な距離感でリラックスして過ごせるようになりそう。

  • 何事も「前置き」を大切にする、「自分の領域」と「相手の領域」を意識して話すようにする。

  • ●自分の領域と相手の領域を分ける。
    決して侵害し合わない。相手の領域のことは引き受けない。
    ●どう見られるかより、誠実にコミュニケーションすることが肝要。
    ●相手からの評価は自分の領域に入れない。そのまま返す。ふうん、そうなんだ。考えてみるね。
    ●自分の側の事情だけを話す。自分の領域の中に常に留まる。相手の領域に侵入すれば攻撃を受ける。
    ・すみません、私はこの手の話が苦手なので勘弁してください。
    ・お話するのは、私にとっても心の準備が必要なので少し考えさせでください。

  • 友達の毎回の愚痴や自慢話にちょっと困っている人は必読!

    そもそもこの本を手に取ったのは、水島先生の著書「女子の人間関係」を読んで衝撃を受けたからである。この先生にもっと教えてもらいたい!と思って。
    別にコミュニケーションを上手になりたい、と思っていたわけではない。でも、やっぱり水島先生だ。
    「女子の人間関係」でもキーワードだった「自分の領域」「相手の領域」。ここでもこれが重要なキーワードである。今まで普通にちょっとしたストレスだったことが、こういうことだったんだー、と霧が晴れたように解明された。
    また、人は相手の話をききながら、色んなことを同時に考えている。”え、なんで?””私の場合はね…””そもそも…””この自慢話つまんないなあ””愚痴ばかりじゃなくて改善策を考えれば…”などなど。これらの「自分の」思考を一旦脇に置いて、”そういう話をしている相手”に集中することで、相手は安心してのびのびと話すことができ、何より自分も疲れないし自然に心地よく過ごせる。これはカウンセリングテクニックなんだろう。でもこれができるようになったら、自分も周りも幸せになるじゃないの。がんばろう。
    それから、アドバイスとは、相手の領域に踏み込む現実否定であるということを、今まで意識していなかったので、それを知ることができたのも収穫だった。今まで、アドバイスって上から目線だから気をつけなきゃ、くらいにしか思っていなかったのだ。
    アドバイスをすんなり受け入れることができる時とは、受け手が求めていた情報をきちんと提供しているとき。それはアドバイスというよりも、道をきかれて答えるようなもの。情報提供なのだ。

  • コミュニケーション能力とは?
    誰とでも仲良く楽しく話せること
    昔から人の話を聞かないと言われ続けていたが、わたしはちゃんと聞いていたつもりだった。
    しかし過去を振り返った時、わたしの場合、いつだって「わたし」がどう思うか、どうなのかが大切で、相手のことを置き去りに会話をしていたように思う。
    相手が話をしている間、100%相手の話だけを聞いていただろうか?
    所々で自分と対話していること、そして悪気がなくとも知らぬうちに「相手の領域」を侵害してることに気がついた。
    この本の良いところは具体例が書かれているので、自分の過去の事例と重ねることができる。

    この本から学んだこと、実践すること
    人が話をしてる間は、自分との対話をしないこと
    うまく伝えることよりも、言いたいことが相手に伝わることを重視すること

  • 「怒ってる人は困ってる人」これは1番の納得!相手がイライラしてたら「もー、やだな〜」とこっちまで嫌な気持ちになってたけど、「あー、なんか困ってんのね〜」とちょっと余裕に。これは自分にも言えることで、イライラ怒りだしたら、「あれ?私は何に困ってるのかなー?」と考えてみるといいかも。

  • 数々のパターンの会話方法が書かれてあり参考になった。

    図書館でたまたま借りた本だったが、会話に迷った時は読み返したいと思った。

  • 集団相手のポイント

    意識を向けるのは自分でなく相手
    集団に向かって緊張するのは、自分はどう思われてるのか、ちゃんとできてるのか?
    この自分についての思考は脇に置く。
    意識を相手だけに向け、伝わってるだろうか?この言い方で理解できているかを1人ひとりとアイコンタクトをするつもりで話す。
    相手が幼児の集団と思う。

  •  第5章まで読んだところで返却。
     再読予定で一旦読了扱いとする。

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著者プロフィール

水島広子【みずしま ひろこ】

慶應義塾大学医学部卒業・同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正などに取り組む。1997年に共訳『うつ病の対人関係療法』を出版して以来、日本における対人関係療法の第一人者として臨床に応用するとともに、その普及啓発に努めている。現在は対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表。主著に『自分でできる対人関係療法』『トラウマの現実に向き合う』(創元社)、『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』(紀伊國屋書店)、『怖れを手放す』(星和書店)、『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)、『自己肯定感、持っていますか?』(大和出版)、『「毒親」の正体』(新潮新書)などがある。

「2022年 『心がスーッとラクになる 世界の美しい文様ぬり絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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