早く正しく決める技術

著者 :
  • 日本実業出版社
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534051837

感想・レビュー・書評

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  • 1.心構え
    ⚫︎仕事は人生の3割。たいしたことはないのだから、思いっきりやればいい
    ⚫︎ 小さく産んで、大きく育てる
    ⚫︎締切を設定する

    2.計画
    ⚫︎最初がいい加減だとあとで時間がかかる。PDCAのCAができないのは、Pが足りないから

    3.方向性
    ⚫︎数字・ファクト→ロジックから決める
    ⚫︎与件から整理、誰にでもわかるように表現する
    ⚫︎変数を増やす、そのためにたくさんインプットする
    ⚫︎変数は元データにあたる、時間軸と空間軸で意味を考える

    4.具現化
    ⚫︎すぐにでも実行に移せそうだと感じさせるところまで具体化する

  • 20150503 直感を磨くためには大量のインプットが必要。結論よりも思考のプロセスに注意する。

  • わかりやすい言葉。ものを伝えることに長けている人に思える。

  • どちらの方がベネフィットが高いかで決める。
    その次にその提案をどうやって通すかを決める。
    つまり、意思決定と提案を通すことの区別をしっかりとつける。

  • ライフネット生命創業者の出口さんの著書。
    図書館で予約したのは数ヶ月前だったのでどういうモチベーションでこの本を読もうと思ったかは忘れたけど、
    「聴衆が10人以上いれば全国どこへでも手弁当で講演しにいきます」とTwitterで呼び掛け実際年200回以上講演しているという、60歳を超えた生命保険会社社長というイメージとかけ離れたところが気になってのことだったような。

    ・ビジネスの判断は何事も「数字・ファクト(事実)・ロジック(論理)」で考える。上司をどう説得するかはそれから考えること。
    ・インプットは人・旅・本から。

  • 日常において、色々と選択して決める事が多いですが、場合によっては悩んで決めかねる事も。本著では、どのように決断するか、その選択となる物は何か。

    タイトルにある「早く正しく」と言うのが、この内容からして当たっているのかは個々によるかと思いますが、一つの選択としてあるのかもしれません。

    この手のハウツー本的なものは、書き手の経験に依るところが大きいので、読者は良いと感じれば真似てみる。そんな感じでしょう。

  • 【仕事】早く正しく決める技術/出口治明/20141117(86/260)
    ◆きっかけ
    ・日経広告?優柔不断な当方としてはタイトルに惹かれた。

    ◆感想
    ・長年日本のセイホを勤めた後に生保ベンチャーを立ち上げた、かつ読書家の著者から学べるものは多く、説得力がある。
    ・決めること、と提案を通すことは別のゲームというのは納得。分けて考えることが重要。
    ・早く決断する要は、数字、ファクト、ロジックの三点セット。その上でどちらがベネフィットが高いかで決めるのが原則。しがらみは決断を遅らせる根源。どう提案を通すかの方にもってく?
    ・7割の成功確率で動く、あとは動きながら考える。トライ&エラー

    ◆引用
    ・決めること、と提案を通すことは別のゲーム
    ・提案を通す、話を切り出すタイミング=①上司が自分の提案に類似するテーマの話を始めた、②上司の仕事がひと段落して余裕がある、③上司が機嫌いい。
    ・リスクは恐れるなといってもそれは自分の体力に見合ったリスクの話。
    ・数字、ファクト、ロジックで決める。どちらがベネフィットが高いかで決めるのが原則。考えなくてよい余計なことが決断を遅くさせる。=上司の顔色、社内政治、自分の経験の有無、過去の成功体験、仕事の哲学等々
    ・数字:タテ(時系列推移)、よこ(地域別)で見る。元データにあたる。
    ・ロジック:どちらがより多くの変数を持っているか。
    ・ロジック:幹と枝葉に分ける。
    ・決めるために、最初に捨てる総量を決める。
    ・7割いけると思ったら動く
    ・迷ったら直感で決める。
    ・大量のインプットで直感の精度が上がる。=旅、本、人。
    ・愚痴を言う、人を羨む、人に褒めてほしいと思う、人生を無駄に過ごす3要素。
    ・失敗すれば多数派。エジソン流に言うなら、うまくいかない方法を発見しただけのこと。
    ・結論を知ろうとするのではなく、思考のプロセスを知る。なぜそう決めたか?
    ・世界経営計画のサブシステム:この世界をどのようなものとして理解し、どこを変えたいと思い、自分はその中でどの部分を担うのか。

  • ライフネット生命の会長兼CEOの著作ということで、同社のPRもかなり入っており、会社のマニフェストまで読ませてしまうが、アピールする勘所をとらえており嫌味には感じない。一方、テーマである「早く正しく決める技術」については、数字・ファクト・ロジックに基づく判断、本質とは関係のない余計なことを判断材料としないこと、身の丈に合ったリスクをとること、前提や常識を疑い素人発想も交えて岩盤まで掘り下げること、捨てる総量を決める、締め切り時間を区切る、幹となる計画をしっかりと練る、小さく生んでトライ&エラーで大きく育てる、上司は答えを出さない、直感も生かす、人生の3割の仕事を世界経営計画のサブシステムにつなげる、など、明快かつ有用な情報に、さくっ触れることができた。
    14-129

  • p110
    自分が本当に納得していることは、そう簡単にダメにはなりません。
    p152
    「優秀な人を集めるから少数で足りる」ということではありません。少数にすれば精鋭になるのです。社員の数、会議の時間、資料の枚数…少数にすればすべて自ずと質が高まっていくのです。

  • どちらのほうがベネフィットが高いかを考える
    話を切り出すタイミングが重要
    数字、ファクト、ロジック
    期限を決めて仕事を依頼
    少数にするから精鋭になる
    直感を信じる
    直感を磨くには、旅、本、人
    休めるときにはしっかり長期休暇をとる
    仕事は人生のうちの3割

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著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)等多数。

「2023年 『人類5000年史Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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