そもそも文章ってどう書けばいいんですか?

著者 :
  • 日本実業出版社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534055637

感想・レビュー・書評

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  • 文章の書き方のコツを紹介した本。

    ポイントは至極正当なことが書かれている。

    新入社員などが、文章書く上でこんなこと気にしなければならないんだ。と目からウロコとなるような本。

    後述するが、ストーリー形式が逆に読みにくい。

    気になったフレーズ
    __________________
     文章のムダを削る(文章ダイエット)
      ・無関係な内容を削る
      ・情報の重複を削る
      ・言葉の重複を削る
      ・くどい言いまわしを削る

     ひとつの言葉にかかる修飾語が複数あるときは次の原則に従う。
      ・原則1:長い修飾語は先、短い修飾語はあと
      ・原則2:包括情報は先、詳細情報はあと

     依頼文など人を動かす文章を書くときには、その人の「自己重要感」が高まることを書く。

     読み手本位の書き方 → 読む人の反応を決めて書いている。(読む人がどう行動するかを意識して書いている)

     漢字とひらがなのバランスは7:3がベター
     黒っぽい文章よりも白っぽい文章

     パーソナリティをバリューにするなら「本音」で語る
     「批判者がひとりいる=その何倍もの熱狂的なファンがいる」

     
    __________________

    若い女性が主人公で、先輩に教えてもらう、ストーリー形式で展開される。

    このストーリーはあんまりいらないかなと個人的には思いました。
    要点だけをズバッと書いてほしい。

    ストーリー形式だと、どこにポイントがあるかが逆にわからなくなってしまうので。

    ストーリー形式がうまくいくのは、そのストーリーがある程度、なんらかの思想やコンセプトを表しているような場合なのではないかなと思います。『嫌われる勇気』とか『もしドラ』は成功している例だと思いますが。

  • 『文章を書くことがストレスです』
    『メールの内容が伝わらないことがよくある』
     
    あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
     
    仕事では報告書、プレゼン、昇進試験、etc...
    学校ではレポート、論文、研究発表、etc...
    プライベートでもSNS、メール、ブログ執筆、etc...
     
    現代人は『文章を書く』ことから逃れられない、
    と言っても言い過ぎではないでしょう。
     
    なのに、『文章を書く』ことに
    苦手意識を持っている人がいかに多いか。
     
    あなたがそんな『文章書くの苦手』グループから
    一歩抜きんでるためにおすすめするのが
    この『そもそも文章ってどう書けばいいんですか?』です。
     
    かわいいマンガとSNSのような会話、
    そして豊富な例文を交えて解説される
    『文章の書き方』は、読んでいて
    『わかりやすい』のひと言。
     
    『わかりやすい』から、『すぐに実践』できる。
     
    『すぐに実践』できるから、『文章を書く』スキルが
    ぐんぐん伸びる。
     
    しかも物語の主人公『モモ』と『モジャ先輩』の
    二人の関係も気になって、普段本を読まない人でも
    一気に最後まで読んでしまうこと必至です。
     
    各章ごとに『ポイント解説』もついている
    という至れり尽くせり。
     
    一つずつ身につけていけば、
    いつの間にか『文章の達人』に
    なってるかもよ(^^♪

  • そもそも文章って、と大枠なタイトルで書かれているものの内容はビジネスメールを始める新卒向けの内容から。
    そんな方はぜひ読むべき本。

  • 著者の本はこれで3冊目。

    本質的な内容は一貫しているため、新たな発見があるかというとそうではない。

    ただ、本書は社内向けメール、報告書、エントリーシートなど、テーマを絞って構成されているため、一般論的な文章術に関する本より分かりやすい。

    漫画の絵柄が可愛らしく、作画担当の智村あなたさんをググってみたが詳細が分からず残念。

  • 本書は、ビジネス文書として社内メール、報告書・リポート、社外メール、クライアントへの提案書、そのほかエントリーシートやブログでの文章の書き方について説明した文章術の本です。

    特に参考になった点として、
    ・文章作成とは「書く」だけでなく、「読み返して直す」ところまでを含む
    ・一つの文には一つの意味を
    ・文章を読む人に「してもらいたい行動」を具体的に書く/その期日を伝える
    ・文章のムダを削る
    ・メッセージを絞って書く
    ・3x3のフレームを活用する
    ・読み手が知りたいことを過不足なく書く
    ・説得力を持たせるためには根拠を書く必要がある
    ・自問自答で文書を書く
    あたりでしょうか。

    各章とも漫画で導入と馴染みやすく、説明も具体的で、ポイント解説も秀逸と非常にとっつきやすく、わかりやすい構成になっています。
    説明部分の大半が会話構成なので全体として冗長な感じを受ける点以外はとてもいい文章術の本だったと思います。

  • 【文章が苦手を卒業したい人が読むべき本】

    今まで読みづらい文章しか書けなかった私でも、選りすぐりの脱初心者ポイントを抑えれば、読んでもらえると確信しました。

    それぞれの章が漫画で始まり、セリフのやりとりで解説し、最後にまとめの流れがとても分かりやすい。

    メール、ブログ、SNSを仕事で使ったり、プライベートで楽しんでいる人は読んで損はない本。出会えてラッキーでした

  • 文章を書く上での基本ポイントが凝縮された本。

    もともと国語の先生だったので、今までの添削ポイント通りだなという感じ。
    その上で、より一層読み手の大切さを認識した。
    人の文章は直せるものの、自分がいざ書くって難しい。

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著者プロフィール

伝える力【話す・書く】研究所所長/山口拓朗ライティングサロン主宰
出版社で編集者・記者を務めたのちに独立。25年間で3500件以上の取材・執筆歴がある。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「論理的なビジネス文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れるセールス文章&キャッチコピーの作り方」「集客につなげるブログ発信術」など実践的ノウハウを提供。2016年からは300万人のフォロワーをもつ中国企業「行動派」に招聘され、中国の6大都市で「Super Writer養成講座」を定期開催中。著書に『「9マス」で悩まず書ける文章術』(総合法令出版)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)、『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)、『会社では教えてもらえない ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン』(すばる舎)などがある。文章作成の本質をとらえたノウハウは言語の壁を超えて高く評価されており、中国、台湾、韓国など海外でも翻訳されている。

「2021年 『1日1分で文章が勝手にうまくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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