能力を磨く AI時代に活躍する人材「3つの能力」

著者 :
  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534056849

感想・レビュー・書評

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  • 田坂先生の著書は繰り返しも多いですが、わかり易く整理されていて、有り難いです。

  • 生成AIの出現や欧米でAI失業が出始め、どんな能力を身につけるべきか参考になればと思い読んでみたが、個人的にはあまり参考になる話は無かった。
    AIには担えないとは言っても、マネジメントスキルやコミュニケーションスキルはビジネスにおいて必要と言われているスキルだと思う。
    AI化はもはや関係なく、そもそもビジネスで必要なスキルについて書かれていたので、冒頭に書いたような目的を持って本を読むと得たい内容とは少し離れていたと感じた。

  • AIに仕事を奪われないために、対人的能力(コミュニケーション力とホスピタリティ力)と組織的能力(マネジメント力とリーダーシップ力)を磨け。

    この人の著作は正しいことを言っているのであろうが響かない。当たり前すぎるというのも考えもの。

  • 振り返りは技術の視点×心得の視点で
    身につけていくべきもの
    ・智恵の体得力と智恵の伝承力
    ・非言語的コミュニケーション力と体験的共感力
    ・心のマネジメント力と成長のリーダーシップ力

  • これからの時代を生きていくために必要な人としての能力について理解し、今後の自分の考え方、動き方を変えようと思い起こさせてくれる本であった。
    知識やスキルは備わっているだけでは決して役に立たない、それを経験によって自分自身の知恵にすることが重要。また、知識を通して備わった知恵に加えて、人としての心構えが大切である。
    知識を経験として知恵にするためには、反省する心が大切で経験したことを振り返り、改善しようとしていく心構えが重要と理解した。
    コミュニケーショにおいて大切な要素として共感力があげられる。これは、自分の思いに共感してもらうというのではなく、その逆で、相手の気持ちに共感することである、ということが気付きとなった。
    相手の思いを聞きこと、同情ではなく、自分ごとのように考えられるかが大切である。
    マネジメントやリーダーシップも同じで、まずは相手の気持ちを考えられるか、謙虚に捉えられるか、自分自身の心構え、心を整えるということが何よりも重要だと気付かさせてくれた。

  • ”学歴至上主義の終焉”や”AIに淘汰されなくなる仕事”について、冷静で網羅的かつ具体的に書かれています。
    変に焦る必要はないし、地に足をつけて、自分で意味づけしながら働いていく、生きていく、それができればいいのだと改めて感じました。

    マネジメントやリーダーシップという言葉そのものが持つ印象に対して、自分が苦手意識をもっているだけで、
    ・マネジメント:働き甲斐/共感協同で成長の場を提供
    ・リーダーシップ:志をもつ/成長意欲を刺激する

    と書かれると、「いいな」と思いました。

  • AI時代が到来する中での職業と学歴の危機やそこに求められる「職業的能力」「対人的能力」「組織的能力」という三つの能力を持つことがの重要性と磨き方について触れられていました。巻末にもっと深く学びたい人向けに著者の他の書籍が紹介されいました。AI時代の到来にうっすらと危機感を持っている方が最初の導入に最適な内容の本だと思いました。

  • AI時代においても生きていくために必要な能力、平易な言葉で説明されている。
    本書の良いところところはその能力を磨くための行動や思考について、具体例を挙げて説明している。
    職業的能力、対人的能力、組織的能力、これらはAIに取って変われない能力。
    AIは人の仕事を奪う技術ではなく、人がさらに高次元の仕事をするためのもの。

  • ・物知り、博識という言葉は死語になっていく
    ・コミュニケーションの80%はノンバーバル。
    ・共感力はAIには真似できない

  •  

  • AIに仕事を淘汰されていくであろう近未来で、人間にしかできない能力について語ってます。

    また仕事を人間から奪うためにAIがあるのではなく、人間にしかできないことをさらに伸ばす機会とも言ってます


    人の心は人にしか動かせない

  • 数学の証明のよう。




  • 人を操作することをリーダーと思ってる人へ


    AIの時代と言われる中で
    漠然とした不安を抱えて読んでみた



    私たちにできるのは
    人間だからできること


    でもそれってなんなんだろう?


    答えをくれない社会
    この本は著者の一意見だけど、
    答えをくれる

  • 【心のマネジメント】

     現代は人工知能(AI)の開発が進み、人間がこれまで担ってきた仕事の多くが代替され始めている。そんなこれからの時代で、我々にはAIに代替できない能力・人間にしか発揮できない高度な能力を身につけ、磨いていくことが求められている。知的労働の場において、基礎的能力、学歴的能力、職業的能力、対人的能力、組織的能力の5つが求められている。このうち、知的集中力や知的持続力である基礎的能力と論理的思考力や知識の修得力である学歴的能力は、AIが強みをもつ能力であり、人間は勝つことができない。つまり、ただ勉強ができるだけの人は失業の危機があるということである。したがって、AIにはないこの2つ以外の能力を磨いていく必要がある。
     まず1つ目は、発想力や企画力という職業的能力である。直観的判断力や、体験や経験を通じてしかつかむことのできないものである“智恵”の体得力が基本だ。つまり、技術と心得の2つが組み合わさって成り立つものである。本などから得た知識だけでは身につかないため、体験や経験が大切なのだとわかる。大学生であれば、アルバイトが良い経験になり、職業的能力を伸ばすことのできる場であると考える。
    2つ目は、人間関係を円滑にする対人的能力である。これは、コミュニケーション力とホスピタリティ力が基本だ。人間のコミュニケーションの80%が表情や仕草など、非言語によるものだ。私は授業で非言語的コミュニケーションを学んだが、この能力を身につけることは簡単ではない。しかし、相手の表情などから気持ちや考えを推測することで信頼関係を築くことができるのだと学んだ。また、ホスピタリティとは接客力のことであり、相手の気持ちを感じ取り、温かい心でサービスできる能力である。確かにAIは便利であるが、感情がなく、冷たく感じることがある。そのため、人間がさらに伸ばしていかなければいけない能力だ。
    3つ目は、人間集団をまとめ上げる組織的能力である。これは、マネジメント力とリーダーシップ力が基本だ。おすすめの一言でも挙げたように、人間は心をマネジメントするべきである。つまり、相手の視点に立ち、心が自然に互いの共感力を高めたり、仕事に働き甲斐を感じたりすることのできるように支援することである。私もリーダーになったとき、自分の思うようにしようとしてしまうが、相手を思う心が大切だと学んだ。
    本書は2019年に出版されたため、現代の流れや問題が詳しく書かれている。これからのAI社会を生きていく私達世代の皆さんに必ず読んでもらいたい。

  • AIが代替できない能力
    ①クリエイティビティ
    ②ホスピタリティ
    ③マネジメント

  • ◯人生や仕事において我々に与えられる苦労や困難は、自分という人間を成長させるために与えられたものであり、その苦労や困難にはすべて深い意味がある。(191p)

    ◯一度その主張や言い分を「その人にとっての真実」という視点から受け止め、そうした思いに苦しんでいる部下やメンバーの姿に、一人の人間として「共感」することである。(213p)

    ◯我々は、リーダーとして誰よりも「必ず、我々のチームは、この仕事を成し遂げられる」という強い信念を持っていなければならない。(228p)

  • 予想される「AI革命」と「AI大量失業」の時代にあって
    なお活躍できる「3つの能力」とは

     職業的能力(智恵の体得力と智恵の伝承力)
     対人的能力(非言語的コミュニケーション力と体験的共感力)
     組織的能力(心のマネジメント力と成長のリーダーシップ力)

    これら「3つの能力」の意味するところ、身につけ方、磨き方を
    田坂広志が語り尽くす

    《人間の能力をさらに大きく開花させるために》

  • 非言語コミュニケーションをますます磨こう。

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著者プロフィール

シンクタンク・ソフィアバンク代表

「2023年 『能力を磨く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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