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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784534057358
感想・レビュー・書評
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「ものは散らかっているが、生き方は散らかっていない。」
帯に書かれた言葉のとおり、大事なのは方法論ではないという事。自分で考え、自分の好きなようにすればよろしい、と言われた気がした。他者の目を気にせず、シンプルに自由に生きたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「散らかっても、作業が進めば、それが正解だろう」
1人で仕事をするなら、物が散在していた方が色々な物にアクセスしやすく効率的…ちびまる子ちゃんも似た様な事を言っていた気がする。
共感しつつ、散らかし魔な自分の肩を押されると少し複雑でもある。 -
臍曲がりの真骨頂~森博嗣は天の邪鬼である・文章を書く職人として・人と比較する人生か?・整理などしない「整理術」・断捨離はもってのほか・「終活」なんていらない・本書の結論<いつか死ぬことは変わっているのだけれど、明日や明後日は、何とか死なずに迎えることができそうだ。だったら、明日のために、今日は準備をしよう。>~誤解したまま、執筆を依頼する編集者が凄い(馬鹿力)。斜に構えた揶揄!わざわざ、るびを振ってくれた漢字の読みに違和感を覚えたが、どっちでも良かった。さあ、それは何というフレーズでしょう? 「選り好み」をどっちで読みます? 「よりごのみ」?「えりごのみ」?
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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 整理・整頓は何故必要か/第2章 環境が作業性に与える影響/第3章 思考に必要な整理/第4章 人間関係に必要な整理/第5章 自分自身の整理・整頓を/第6章 本書の編集者との問答/第7章 創作における整理術/第8章 整理が必要な環境とは -
アンチ整理術。森博嗣先生の著書。片付けや整理整頓についての本は数多く読んだけれどなかなか片付けや整理整頓ができない。片付けや整理整頓ができないと不潔人間、汚部屋人間、ダメ人間のようなレッテルを貼られた気持ちになるけれど、森博嗣先生から片付けや整理整頓なんてできなくてもしなくてもいいと言われると元気と勇気がもらえます。不潔人間、汚部屋人間、ダメ人間という言葉に心当たりがある人にはおすすめです。
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アンチというタイトルで出版されましたが、
森先生のお考えは整理についてはアンチではないようでした。
整理術という方法論というか手法についてアンチなようでした。
拝見しながらいろいろと考えることができて、とても楽しくすごせました。素敵な本です。
あと、編集者の方との対談(会話)も面白かったです。
こんなキャッチーなタイトルを付ける編集者が、キャッチコピー苦手だったとは!?
これで克服できたのでしょう、ね(^^)。 -
自分の生き方を整理する視点がなかったなぁと気づいた
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工学博士で作家でもある筆者。「整理整頓することが本当に正しいのか」をエッセイ風に綴る。
部屋や仕事場が散らかっていようが、それが本人にとってやりやすい環境ならそれで良いはずだという話が続いた後に、中盤くらいからは「得た情報や知識は、保存するだけでは意味がない。どう使うかが大事だ」という展開になる。この辺りに本書のテーマがある。
他人から言われて「形だけ整理する」のではなく、自分の考えや行動に合わせた最適な状態を整えておけばそれで良い、という啓蒙書のような本。 -
まさに森博嗣さんは犀川教授のまんまでした。
イメージがそのまま。
モノを散らかしても人生は散らからない。
っていう意味が。よぅーくわかった。
たまたま、最近、ものすごい勢いで自己の散らかった人にあった。
そして、その人は私にとても似ている。と、言われて、私はこんなに自己が散らかっていたのか、、、、と、愕然としたので、こちらのアンチ整理術を読んで、あぁ、彼女はとてつもなく散らかったまま困っているのかも?しれない。
と、思い至った。
言ってることと、やってることの整合性が取れないことほど、本人が苦しむことないよなぁ、、、と。読みながら、自分とその自己の散らかった方とを比べながら読み進め。
あぁ、わたしの彼女が似てるのは、
とんでもない度が両極端に同じレベルなこと。
空気をよまないこと。
品がないこと。
だ。
と、自分なりに解釈をした上で、わたしは彼女にどういう風に思っているのか?
なんか似てるって言われて、嫌だなぁと思ったらのはなんなのか?
と考えたところ。
余裕がない。
なんだか痛々しい。
言ってることとやってることが一貫してなくて、気持ち悪く感じる。
これでした。
本を読むことで、整うこともたくさんあるよ。
と、彼女にも教えたくなる一冊でした。
#森博嗣
#頭の中見てみたい
#すごい整理整頓
#散らかり方も整理整頓
#秩序がある
#そんな散らかり方
#散らかし方
#オシャレな散らかし方
#真似できない
#これはホントにセンス
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【読書メモ】
「アンチ」整理術というだけあって、そもそも整理整頓が必要なのかとかを真面目に考えていてある意味面白い。
なおHOWTO本ではなく、エッセイ的なのでそもそも整理整頓にはあまり役立たないのだが
【参考になった点】
・頼まれて応え、役に立ったと思える心地よさ=仕事
・整理する時間があったら研究・創作・工作を前進させたい
・何をすれば良いかわからない状態とは、なんでも良いからしたほうが良い状態である(39P)
・整理整頓には時間とお金がかかる=本当に効率的か?を考える
・整理に必要なのは区別
・使用頻度による整理が基本
・仕事を辞めるデメリットは収入がなくなること
・○○術は正解ではなく、それぞれの色付け
・自分の生き方の吟味→人生の整理整頓
・プロになったらやるしかない
・整理整頓が苦手なら、そのような状況にしないこと
・時間的余裕を持つことでペンディングする時間を確保する
【内容:アマゾンから転記】
《人気作家の創造的な仕事術&知的生産のヒント》
著者はドラマ・アニメ化された『すべてがFになる』や、
押井守監督によって映画化された『スカイ・クロラ』などを生み出し、
多くのクリエイターに影響を与え続ける人気作家。
最近では「一日に一時間しか作家の仕事をしていない(実際には四十五分である)」けれど
これまでの作家生活で350冊以上を執筆し、総収入は20億円を超えています。
シンプルな文体や洗練されたロジックが物語を彩るその作風からも
整った環境で淡々と作品を生み出しているイメージがある著者ですが、
実は、「書斎も工作室も、主な活動場所は散らかり放題」だといいます。
しかしその一方で
「メモは取らない」「ほとんどのデータは保存しない」
などの一見ミニマリストのような習慣もあるそうです。
その独自の整理術の根幹にあるのは
"ものを整理するのではなく、自分自身を整理する"という考え方。
書籍執筆の依頼の「九割はお断りしている」という著者が
「幾度も求められるということは需要がある」
「つまり皆さんが知りたいテーマなのだろう、と解釈できる」ことから
「なんとか自分なりに考えながらでも、書いてみようか」と引き受けた
「環境の整理・整頓」と「散らかった自己の整理・整頓」をめぐる知的エッセイ。
・片づけ、整理整頓が苦手で家や会社で肩身の狭いを思いをしている
・片づけなくても自分は何も困らないのに親や恋人・上司などから注意されることに困っている
・整理整頓を通じて何か新しいものを生み出したいと考えている
などの、整理術になみなみならぬ感情を持っている人や
・30代以上、中堅・ベテランといわれる歳になってさらに成長したい
・もしくは頭打ち感を抱いていてそれを打ち破りたい
・仕事も人生も、もっと楽しくやっていきたい
など、整理術を手がかりにして目指す自分になりたい人におすすめです。
《主な目次》
第1章整理・整頓は何故必要か
第2章環境が作業性に与える影響
第3章思考に必要な整理
第4章人間関係に必要な整理
第5章自分自身の整理・整頓を
第6章本書の編集者との問答
第7章創作における整理術
第8章整理が必要な環境とは -
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整理する気はない、ということを表現を変えて一冊分述べたエッセイ
根本の考え方が私と違いすぎて読みにくかった。
ただ、読みにくいからつまらないというわけではなくて
自分には無い考え方や世界の見方があるから「どういうこと?よく分からない」と感じて、より深く理解しようとして興味を持つ。
半分くらい読んだところで、文体が養老孟司さんと似ていると感じた。
理系の研究者の方々って、こういう思考や書き方になるのかなぁ
脳内や人間関係といった目に見えないものから整理したら、と言うけれど
それがなかなか難しいから断捨離は発生したのでは…
どちらからでもいいとは思う。最終的にはどちらも整理するんだし。
理系の人特有の、物事をシンプルに見る見方が
憧れではあるけれど自分自身には馴染みがなくて
著者の他の本もなかなか読むのに時間がかかるんだろうなぁと思った。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/647108 -
整理する時間がもったいない。整理しても有益でない。気持ちだけの問題か。
割りきってしまえば、何も怖くない。 -
本書は内容違えど、村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』に似てる点が多い。
まず一つは扱っている題材。答えのあるようなないやうな、具体策が書かれているような普遍的なような、そんな内容が展開されている。そんな内容に対し当たり前だが、著者の文体の持ち味が異なる。村上春樹のはまどろっこしさ100%であったが、本書は非常に読みやすく、分量も少なめのためサクサク読める。そして、意外に答えを出している。
この本が面白いと感じたのは、感性と筆者の特性がわたし自身と似てる点が多いことからかもしれない。なんとなく『あーわかるぅ〜↑』という内容と文章が多い。 -
書評はブログに書きました。
https://dark-pla.net/?p=3287 -
整理整頓を強制する風潮に喝を入れてくれる作品。
必要であるから整理するのであって散らかっている方が成果を上げてくれる仕事や活動もある。
環境は自分の目的に合った方法を模索していくこと
。その過程が人生の醍醐味である。何事も自分で考えて行動することの大切さが学べた。
著者ほどの財産がある人には断捨離は必要がなく物を溜め込む生活も可能なのだろう。
一般的な感覚ではやはり断捨離思考は大切だと痛感した。 -
人工 自然
整理された状態→人工
整理整頓は精神的な効果しかない
散らかった書斎でも作家稼業に問題なし
散らかっていてもカッとするな→整理整頓は内側、心の中ですること
知識と教養 知識はお金の持ち合わせ、教養は資産
発想は部屋の散らかりとは無関係→寛いでリラックスしていれば良い
人間関係に必要な整理☆要旨は、ムラ社会から自由になったのだから自分の価値観をしっかり確立し不要な気苦労はしない事
書店での○○整理術→整理しないとダメと思い込む→他者との比較による価値観
整理整頓は本質を見極める事 子供の安全
☆本書中の書斎・ガレージの写真、庭の手入れ具合…かなりキレイ 整理しないは逆説的な意味だろう…
著者プロフィール
森博嗣の作品





