伊藤真の民法入門 講義再現版 第4版

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  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535517356

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ昔にkindle本として買った本著を改正民法の施行前に(今更ながら・・)民法の基本を抑えるべく読了。民法の構成とそれぞれの趣旨がとても分かりやすく書かれている。平易な説明に加え、事例やイラストもあり、正に民法入門書というタイトルにふさわしい内容だった。また、勉強するうえでの心得にも超納得感あり。

    ・結論の妥当性(価値判断)が先にあって、それを説得するための法律構成がある。
    ・条文の形式適用としての原則、それを修正する必要性としての価値判断、それを修正できる許容性としての法律構成を考える。
    ・効果から考える。当事者は何を求めているのか。
    ・常に民法全体の視野を入れる。

  • 最高にわかりやすい。

    売買契約をもとに債権と物権を並行的に解説しているので全体像が理解しやすい。

  • 民法のとくに財産法の分野に関して、具体例をあげながらたいへん分かりやすい言葉で基礎となる考え方を解説している本です。なお2018年現在、第6版が刊行されているようです。

    受験参考書によくある講義の実況中継に近い形式で書かれており、イメージのつかみにくい専門用語がかみ砕いて説明されているので、法学部出身でない読者としては、最初のとっかかりとして役に立ちました。また、とりあえず1日で膨大な民法の全体像を概観することができるようになっており、もう一度勉強しなおす必要があるという読者にも便利な内容ではないかと思います。

  • これ1冊読めば民法の大まかな構成は理解できる。細かなところは法文を繰り返し読まないと理解できないと思うので、これから勉強します。

  • 法律なんて全く知りませんが、仕事で必要になりそうなので入門書として読みました。
    民法の枠組みってこんなにシンプルなんだ、ということが分かっただけでも儲けものです。入門で挫折しなくてよかった。
    今後の勉強に非常に役立ちそうです。

  • かなりわかりやすくすっと腹落ちしました。
    学生時代に読みたかったです(笑)

  • 素人が読むならこれ鉄板。一番身近ですし法学入門かこれから読み始めると良いと思います。明快ながら情熱が伝わってきて興味が持てます。私は結局入門シリーズ全部買ってしまいました。

  • 324||It6||It=4e

  • 点と点が繋がる感覚、ようやく理解できた点。基本は大切ですね。

  • 基本だけでも知っておいたほうが良いかなと思い、読んでみました。

    全く知らない身としては、新しい概念や考え方が沢山あって導入として良い本だなと感じました。例となるケースに基づいて説明がなされていたので、読み易かった・わかりやすかったです。実際の案件はもっと複雑なケースなのでしょうけれど...

    FPを勉強していて、多々知識や制度はありますが、その通りに行かない事も多いとは感じてました(悪い人が出てきたりとか、誤解とか) そのあたりの判断をするのに必要なのが民法の知識なわけですね。

    【民法概要】
    民法
    →財産法
     →物権法
      ・・・
     →債権法
      ・・・
    →家族法
     →親族法
     →相続法

    なんとなく、全体図がぼんやりとわかった気がします。契約の成立要件なども、細かく決められているのですね。「成立要件」「有効要件」「効果帰属要件」「効力発生要件」があるなど、細かいっすね...

    契約以外にも債権が発生しうるという点も、概要からわかってよかったです。「契約」「事務管理」「不当利得」「不法行為」の4つだそうです。「事務管理」については、勝手に修理されたなどでも、代金請求の債権が発生するんですね...あとは、契約の無効・取り消しうる・解除の違いなどの違いなども、整理出来ました。不動産の対抗や公信力の話なども載っていました。これはFPの不動産分野で勉強はしていたのでしっていましたが...


    過去に、「刑法は勉強しなくてもいい、大体常識的だから。ただ、民法は一般の常識と異なる部分があるから」と聞いたことがあります。不動産の所有権など、たしかに読んでみるとそうだなーと感じる所が多々ありました。

    いち個人レベルでは専門家になるまで知る必要はないと思っていますが、最低限知っておくだけで、いらぬトラブルを回避出来るように感じています。その足がかりとして読むのに良いのかな、と感じました。

    本格的に勉強すると倒れそうです...

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著者プロフィール

弁護士

「2017年 『護憲派による「新九条」論争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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