- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535560796
感想・レビュー・書評
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私は躁鬱の気質を持っている。そういう性格だと思う。
でも病的というほどではない。この本を読んでわかった。この性質が病的になったらカウンセラーに相談しよう。
セロトニン 神経伝達物質
リチウムってリチウム電池のリチウム?
摂取して大丈夫なの?薬だから大丈夫なんだろうけど。
躁鬱病の人は細胞の一片までが躁鬱病だ。発達障害者も、細胞の一片までが発達障害者なんだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【メモ】
・4~5歳までという発達のごく早期に環境との相互作用によって脳=精神が形成されていく。この時に環境から何かを学び損なうとそれが一生影響する。
・躁うつ病では乳幼児期に親を失う体験をしている者が多い。他人あるいは自分という対象を暗い部分も含めて愛するということができない、表面的に良い部分だけを見てしまい、悪い部分の存在に耐えられない、といった人格傾向を生む。
→「自分の影の部分ばかりが目について、自分が好きになれない」
→自分のすべてが見えるようになるためには、躁状態という時期を経るしかなかったのかもしれない
・躁うつ病の患者は、愛するものを失うことに耐えられなくてうつになりやすいと言われる。
・初発ではストレスがきっかけとなることが多いが、再発を繰り返していくとストレスがないのに再発してしまうようになる。
【感想】
・難しくなりがちな内容だが、易しく書かれていたので理解しやすかった。
・10年以上前に出版された本だから、今とまた違うだろう。
・予約している同筆者の次の本(「躁うつ病はここまでわかった」)を早く読みたい。 -
躁うつ病の入門書にはとても良い。実際に患者と接した著者の目線で様々な患者の様子が描かれていて、ひとくくりできない躁うつ病について知ることが出来る。
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日本の躁鬱病研究者の権威、加藤忠史さんの若かりし頃の症例記。内容としては薄いんだけれど、症例の患者さんの気持ちに引きずられてしまう−わかる、わかるよぅと。読みやすい文章で、躁鬱病患者の家族にも勧めやすい本だと思うが、いかんせん内容が薄い。こんなに早く、円満になおるものかと、読了後ため息が出る。