発達障害と感覚・知覚の世界 (発達障害の新知識シリーズ(仮))

著者 :
制作 : 佐藤幹夫  人間と発達を考える会 
  • 日本評論社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535563100

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  • 何に感動したって、恨みつらみの繰り返しに、1年も2年もじっとつきあうこの人、その中から何か支援のきっかけはないかとあきらめない姿勢。

    受け止めてくれる人がいるのはうらやましいなと、そう思う私自身が、
    安全な場所で、専門家に話し聴いてもらいたい、ぶちまけたいんだなあとわかったり。

    感覚•知覚の話ですが、
    事例について「大変驚きました」と数回出てくるけど、
    私にとってはなんかよくわかるというか、あーそういう感覚あるなあと思う箇所が多くて、
    そうか、やっぱりズレがあるんだなあとわかったり、

    とある女性のところで「それはひねくれ者なんじゃない?」とあったけど、
    この女性はそれで納得したかどうかはちょっとわからないけど、
    私はこれは「さっき自分で言ったことをやらないのは嘘をつくことになる、嘘をつくことは絶対に許せない、自分が落ち着かない」ってことで、
    それがひねくれ者と言われればしかたないけど、ちょっと違和感だなあと思った。

    発達障害系でのまた違うアプローチの本で、おもしろかったです。

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著者プロフィール

1953年、秋田県生まれ。2001年よりフリーランスとして、執筆や、雑誌・書籍の編集発行に携わる。1987年より批評誌『飢餓陣営』を発行し、現在57号。
主な著書に『自閉症裁判』(朝日文庫)、『知的障害と裁き』(岩波書店)、近刊に、村瀬学との共著『コロナ、優生、貧困格差、そして温暖化現象』(論創社)、『津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後: 戦争と福祉と優生思想』(現代書館)がある。

「2023年 『明日戦争がはじまる【対話篇】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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