- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535564039
作品紹介・あらすじ
「死にたい」という告白の底にある「本当は生きたい」をいかに汲み取るか。さまざまな支援現場のリアルな実践知がここに。
感想・レビュー・書評
-
松本先生の本だからと思って手にしてみたら、なんのことはない、私が購読してる『こころの科学』の企画を書籍化したものだった。
冊子で読んでいたものもあったし、未読のものもあった。
今現在、自傷がエスカレートしてきていて心配なケースがあったから手にしたということもあったが、やっぱりこの「死にたい」に現場で向き合う手法はこれしかないんだよね。いつもここに帰結する。まあ、そうだよね。
ただやっぱり、本当にリアルな現場で日々奮闘している仁藤夢乃さんの記事は説得力があった。ああ、そうだ、本当にまさにそうだと刺さるように伝わってくる。ほかのどの記事でも、援助の基本姿勢は変わらないのだけれど、仁藤さんのリアルは、本当にリアルだ。具体的で、身につまされる。
それから、実際に同じ空間を共有しながら関係を作る仁藤さんとは違って、顔も人物もわからない電話の向こうだけの相手と、命の瀬戸際で援助する自殺防止センターの電話相談員の村さんの実体験はあまりに苛酷で、支援の限界を感じさせられる。と同時に、電話であっても、電話だからこそできる支援の可能性にも気づかされる。
そこから感じ取れるのは、人の強さ、だろうか。これほどの苦境にあっても、人は生きるために行動することができる。表面上は、死へしか向かっていないようにみえて、それでもその奥底には生きたいという根源的な願いがずっとあるのだ。支援者ができることは少ないが、支援者がいるというその事実だけで、生きようとすることができる強靭さが、人にはある。 -
「SOSの出し方を伝えるだけでなく、それを受け止める支援者側の研修や準備が必要」という部分が印象に残った。
-
2階書架 : 378/MAT : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410166047
-
この国には自殺の問題が多くある。
人々はどうして自殺を選び、それを実行しようとするのか。
自殺者の視点から書かれた世界の見え方が興味深かった。
自殺を選択する人間は弱い、のではなく全てのエネルギーをそっちに向けてしまっている、という点は目から鱗だった。人にはまた、生きようと戻る力がある事も知れて良かった。 -
東2法経図・6F開架:368.3A/Ma81s//K
-
自殺について考える機会になった。死にたいという気持ちの扱い方、治療者の関わり方、患者が死にたいと言っていることの真意など、そうなんだ、と思う内容が多かった。
-
国立精神神経医療研究センターのお医者さんが書いた本。悩み苦しみ
-
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11486162
いいこと言ってますよ!
よくぞ、書いてくれた!と、拍手喝采するときありますもん。
自画自賛して構わな...
いいこと言ってますよ!
よくぞ、書いてくれた!と、拍手喝采するときありますもん。
自画自賛して構わないと思います☆
喜んで追いかけられます 笑
でも、読みたい本と積読が多過ぎて、若干混乱気味です 笑
自己満足、上等!
もう会わないし、話さない、過去交流のあった人に、あのとき言われたことに言い返す妄想というのはたまにやります。過去のやり直し?してるのかな。なんだか、セラピーみたいですね。それでいくらかスッキリするなら、じゃんじゃん、やっちゃってください。
積読、どんどん増えていきますよね…新しい本...
積読、どんどん増えていきますよね…新しい本が出るのも早くて追いつけません…
うん、セラピーみたいなものかもしれないですね。自分では言えないことをTwitterで発散してる人を見るとスッキリしたゃったりとかもありますね。
近々また小説以外のレビューもあげる予定で、さらに心中穏やかではない感じが続くと思いますが、どうかお許しを!笑
心中穏やかではない感じ…
ドキドキです!
心して待ってます。
心中穏やかではない感じ…
ドキドキです!
心して待ってます。