- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535586123
作品紹介・あらすじ
子どもたちからもらった、たくさんの「ありがと」。でもね、本当は夜回り先生から子どもたちへ「ありがとう」。自らの手で笑顔を取り戻した10人の子どもたちの記録。
感想・レビュー・書評
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我々大人には水谷先生みたいに指導してくれる方はいないね…
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コミック版で担当させて頂いている水谷修氏の最新作。しかも氏の代表作である「夜回り先生」シリーズの最新作という位置づけでもある。このシリーズは常に具体的な「夜眠れない(眠らない)子ども」たちとのエピソードの強烈さに、しばし読む手を止めて、目をつむってしまうことも多い。事実であるだけに、漫画のストーリーのように都合よくは展開しない。悲惨な結末だったり、途中で途切れてしまうようなエピソードも少なくない。しかし、タイトル「ありがとう」が示すように、本作は嬉しい涙で締め括ってくれるエピソードばかりで、心がポカポカ温かくなる一冊である。宮城県で被災したリストカッターの少女が「先生、ありがと」の一言にまで辿り着く最終章は、氏が、震災後の日本人へのエールとして記した一編だろう。ぜひ読んでほしい一冊。
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一気に読んだ
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「苦しいと、つらいと、哀しいと、
私は空を見上げます。
そして、自分に言い聞かせます。
この苦しみ、つらさ、哀しみの向こうには、
必ず、子どもたちの笑顔が待ってると。」
水谷先生をよくワイドショーでよく見ていたけど、忙しい中でも見回りしたり、メールを返したり、目の前の子どもとリアルに接してたんだなと大変驚いた。
私も子どもと接する立場であるからこそ、目の前の子どもと一緒に過ごす時間を大切にしていきたい。そして、信じていきたい。 -
心に傷を持つ子どもたちの気持ちを少しでも知りたくて手に取ってみたけれど、自分まで救われた気がする。悲しい事実と生きる力をもらえる言葉が詰まっていた。
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水谷先生が関わった、10人のエピソード
うまく立ち直った、ありがとうのお話
270813 -
苦しむ子供たちのことを知ると自分の悩みのちっぽけさを知らされる。子供たちが這い上がろうとしているのを見ると努力をしない自分が恥ずかしい。
立ち直っていく子供たちに水谷先生自身も救われているのだと知った。 -
眠れない夜に、一気に読み上げてしまいました。
今までの水谷先生の著書は本当に哀しいものが多かったけれども、この本は、困難のなかで自分の足で立って、一歩一歩自分の人生を築いていった夜回り先生の「生徒」たち。
ごめんなさい、先生。この本読んで、自分もこの「生徒」と本当に同じような想いで、「ありがとう」のメールを送ってしまいました。 -
泣きました。水谷先生の講演会を聴いたことがるので、水谷先生に語りかけられているような気持ちで読みました。