数学史のすすめ 原典味読の愉しみ

著者 : 高瀬正仁

• 日本評論社 (2017年12月20日発売)

感想・レビュー・書評

[hengsuさんの感想 · 2018年8月28日]

西洋数学の発展の歴史の本ではなく、ガウスやフェルマ、オイラー、リーマン等の原論文の、主に序文にある著者らの狙いを汲み取ることを主眼とした著者の主張本。岡潔を理解したいようだが、そこまで筆は進んでいない。
コラムにある、フェルマの小定理の記述が間違っているが、修正されたのだろうか。

[fraserlibさんの感想 · 2018年2月7日]

請求記号　410.2/Ta 53

著者プロフィール

1951年、群馬県勢多郡東村（現、みどり市）に生まれる。九州大学基幹教育院教授を経て、現在、数学者・数学史家。著書：『無限解析のはじまり』『ガウスの数論』（ちくま学芸文庫Ｍ＆Ｓ）、『岡潔　多変数解析関数論の造形』(東京大学出版会)。訳書：ガウス『ガウス整数論』(朝倉書店)、ヤコビ『楕円関数論序説』(講談社)ほか多数。

「2022年 『評伝　岡潔　花の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」