AIにできること、できないこと、ビジネス社会を生きていくための4つの力

  • 日本評論社
3.36
  • (4)
  • (12)
  • (19)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 247
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535788770
#AI

作品紹介・あらすじ

“AI、そこが知りたかった!
 これだけ読めばモヤモヤが消える。しかも面白い。

 もっとも早くからAIに携わってきた「稼げる研究者集団」が
 これまでになかった「4つの力」という分かりやすいアプローチで解説。
 「稼げるAI」を操る人間になりたいビジネスパーソン必読の書だ。”

               幸田真音(小説家) 『人工知能』著者
---------------------------------------------------------

○ AIの本質を捉えて、AIにできること、できないことの違いがつかめる!

○ AIの実態を踏まえて、ビジネスへと活かすための要点が分かる!

○ AIに仕事を奪われないために、人は何を身につけるべきかが分かる!


AIを活かすために、AIにできること、できないことを知ろう!
古くからAI研究に携わり、数多くの有名大企業でのAI導入実績を持つ
テンソル・コンサルティング株式会社の社員が
現在のAIに何ができて何ができないのかを、分かりやすく、かつ面白く解説している。

仕事でAIに直接関わっているビジネスパーソンはもちろん、
AIの今後がなんとなく気になっている社会人から、
子供の将来に不安を感じている保護者の方にいたるまで、
幅広い層に読みやすくてすっきり分かる、目からウロコの指南書である。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 借りたもの。
    松尾豊『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』( https://booklog.jp/item/1/4040800206 )の技術的な話を省き、文系が理解しやすい文章でまとめられた一冊。
    安易なAI脅威論を退き、どのようにAIを活用してゆくか、現実的な話をする。

    人工知能開発の歴史や機械学習、深層学習の仕組みは『人工知能は人間を越えるか』に被る。

    人工“知能”と呼ばれるプログラムは、人間の知能とはほど遠い。
    “質を量でカバーする”演算能力が主体であり、知能ではないこと、機械学習やディープラーニング(深層学習)には、結局、人の手(教師)が加わらないと、より正確なデータを生成できないことを指摘する。

    結局、人間のことを決めるのは人間であり、「AIに人間の仕事がとって変わられる」のは、まだ未来過ぎる話だった。『イヴの時間』のようなアンドロイドも『ターミネーター』『攻殻機動隊』のような自我を持つプログラムも……

    AIと人間が共存するために必要な仕事として、データサイエンティストの重要性を提言。
    AIが導き出すデータも、導き出されたデータから“何を””正確に”判断するかは、結局、人間にかかっている。

    ダニエル・ピンク『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』( https://booklog.jp/item/1/4837956661 )では、AIにとって変わられないスキルとして“クリエイティブ(創造性)”が挙げられていたが、それに通じる又は別の道としてのもうひとつの価値観だった。

  • AIのことについて疑問がほぼ解決できた。
    人間の脳の構造はまだ解明されていない。もしきちんと真似できたら強いAIを実現できるかも

    AIが反乱を起こす可能性はない。
    あるとしたら人間がそういうプログラムを作った時だけ。

    AIは間違えない。間違うのは人間。

    今のAIは大量のデータをもとに方向性などを探す。

    目標設計するのも人間。だからこそ人間学校必要。


  • AIは人間を超えるのか?人はこれからどうすれば?という疑問から読み始めた。読みやすくて面白い。
    今のAIはまだまだ不完全。人間の設計がモノを言う。①動機を持って②目標を決め、③必要な情報を絞って④解決策を探すというプロセスの④以外は人間の仕事。
    AIが人間の助けなしであらゆる仕事ができるようになるのは2140年頃と予想されているらしい。それでも50%程度の確率。自分が生きている間は仕事をしなくていい生活は来なさそう...。

  • AIとはなんぞやと書いてある!!
    AIの種類だったりとすごくわかりやすく書いてあるので、AIのことを学ぶのなら取っ付き易い本だと思います。

  • 最初は退屈そうな話かと思いましたが、徐々にビジネス上気をつけるべき視点が提示されてきて勉強になりました。管理職の方とかによさそう。

  • 知性の4要素
     発見:正解へつながる要素を見つける力
     動機:課題を定める力
     目標設計:正解を定める力
     思考集中:考えることをとらえる力

    教師あり学習
     入力した問題集でのみ学習。
     正解を人間が正しく設計。

    強化学習
     問題集なし。
     正解(目標)は人間が与え、
     AIが目標を目指して試行錯誤して問題集が作られる。
     選択肢を絞らないと学習困難。

    教師なし学習
     データの傾向を見つけ出す。正解は与えない。

    ディープラーニング
     ニューロンの集まりでできている。
     特徴は人間が考えなくて良い。
     うまく判定できなかったものへ
     「**っぽさ」の影響を数値で調整していく。=学習

     欠点:
     判断理由が人間にわからない。
     (何千万の判断の組み合わせ)
     学習に膨大な時間とデータが必要。
     ノウハウのない分野では非効率になり、使いにくい。
     

  • まさにタイトル通り。
    現状のAIにできることとできないことが、
    非常にわかりやすくシンプルに書かれている。
    技術視点ではなく、ビジネス/社会視点として。

    本書では、知性を
    「自分で考えて環境に対応し、より良い成果を達成する能力」
    と定義したうえで、知性を持つために必要な力として、
    「動機、目標設定、思考集中、発見、これら4つを組み合わせる力」
    という切り口で考えられている。
    このあたりが私にはとてもしっくりきた。

  • 人間がAIよりも優れている点は、「動機」「目標設計」の部分であるという内容が面白かった。
    まさにその通りだと思う。
    AI研究者へのアンケート結果も、貴重で価値のあるものだと思う。
    小売販売員のAI化、15年後かー

  • 初めて読んだAIの本。
    AIという言葉はもうすっかり聞き慣れたけれど、いざ説明しようとしても出来なかったので、入門書としてこの本を読もうと思った。

    データの処理スピードは人間に勝るが、人間に勝てないものも多い。AIが人間の仕事を奪う、これは既に起こっていて正しいが、奪われない仕事があるのも事実。そんなに怯えすぎなくてもいいんだと少し安心した。AIに任せられるものは任せて、人間にしか出来ない仕事をやるようになれば、今よりずっと効率的にモノを生み出せる世界になるのかもしれない。

  • ふむ

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

藤本 浩司 (ふじもと こうじ) テンソル・コンサルティング株式会社代表取締役会長

「2023年 『AI人材にいま一番必要なこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤本浩司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×