AIにできること、できないこと、ビジネス社会を生きていくための4つの力
- 日本評論社 (2019年2月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535788770
作品紹介・あらすじ
“AI、そこが知りたかった!
これだけ読めばモヤモヤが消える。しかも面白い。
もっとも早くからAIに携わってきた「稼げる研究者集団」が
これまでになかった「4つの力」という分かりやすいアプローチで解説。
「稼げるAI」を操る人間になりたいビジネスパーソン必読の書だ。”
幸田真音(小説家) 『人工知能』著者
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○ AIの本質を捉えて、AIにできること、できないことの違いがつかめる!
○ AIの実態を踏まえて、ビジネスへと活かすための要点が分かる!
○ AIに仕事を奪われないために、人は何を身につけるべきかが分かる!
AIを活かすために、AIにできること、できないことを知ろう!
古くからAI研究に携わり、数多くの有名大企業でのAI導入実績を持つ
テンソル・コンサルティング株式会社の社員が
現在のAIに何ができて何ができないのかを、分かりやすく、かつ面白く解説している。
仕事でAIに直接関わっているビジネスパーソンはもちろん、
AIの今後がなんとなく気になっている社会人から、
子供の将来に不安を感じている保護者の方にいたるまで、
幅広い層に読みやすくてすっきり分かる、目からウロコの指南書である。
感想・レビュー・書評
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借りたもの。
松尾豊『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』( https://booklog.jp/item/1/4040800206 )の技術的な話を省き、文系が理解しやすい文章でまとめられた一冊。
安易なAI脅威論を退き、どのようにAIを活用してゆくか、現実的な話をする。
人工知能開発の歴史や機械学習、深層学習の仕組みは『人工知能は人間を越えるか』に被る。
人工“知能”と呼ばれるプログラムは、人間の知能とはほど遠い。
“質を量でカバーする”演算能力が主体であり、知能ではないこと、機械学習やディープラーニング(深層学習)には、結局、人の手(教師)が加わらないと、より正確なデータを生成できないことを指摘する。
結局、人間のことを決めるのは人間であり、「AIに人間の仕事がとって変わられる」のは、まだ未来過ぎる話だった。『イヴの時間』のようなアンドロイドも『ターミネーター』『攻殻機動隊』のような自我を持つプログラムも……
AIと人間が共存するために必要な仕事として、データサイエンティストの重要性を提言。
AIが導き出すデータも、導き出されたデータから“何を””正確に”判断するかは、結局、人間にかかっている。
ダニエル・ピンク『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』( https://booklog.jp/item/1/4837956661 )では、AIにとって変わられないスキルとして“クリエイティブ(創造性)”が挙げられていたが、それに通じる又は別の道としてのもうひとつの価値観だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
AIのことについて疑問がほぼ解決できた。
人間の脳の構造はまだ解明されていない。もしきちんと真似できたら強いAIを実現できるかも
AIが反乱を起こす可能性はない。
あるとしたら人間がそういうプログラムを作った時だけ。
AIは間違えない。間違うのは人間。
今のAIは大量のデータをもとに方向性などを探す。
目標設計するのも人間。だからこそ人間学校必要。
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AIとはなんぞやと書いてある!!
AIの種類だったりとすごくわかりやすく書いてあるので、AIのことを学ぶのなら取っ付き易い本だと思います。 -
最初は退屈そうな話かと思いましたが、徐々にビジネス上気をつけるべき視点が提示されてきて勉強になりました。管理職の方とかによさそう。
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まさにタイトル通り。
現状のAIにできることとできないことが、
非常にわかりやすくシンプルに書かれている。
技術視点ではなく、ビジネス/社会視点として。
本書では、知性を
「自分で考えて環境に対応し、より良い成果を達成する能力」
と定義したうえで、知性を持つために必要な力として、
「動機、目標設定、思考集中、発見、これら4つを組み合わせる力」
という切り口で考えられている。
このあたりが私にはとてもしっくりきた。 -
ふむ